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タイムテーブル[3/14]

開催時間 セミナー
9:20~9:30
オープニングリマークス
小菅 一弘

講師

  • 東北大学大学院
  • 工学研究科
  • ロボティクス専攻 教授
  • 小菅 一弘
9:30~10:30
K-4 基調講演 4

メガトレンド--ロボティクス応用を加速させるもの

Rodney Brooks

講師

  • MIT and Rethink Robotics
  • Computer Science and Artificial Intelligence Lab
  • Professor of Robotics (emeritus)
  • Rodney Brooks
セッション概要

世界は不可避的に4つのメガトレンドに直面している。気候変動、急速化に進む老齢化、都市化、そしてバイオテクノロジーの勃興。これらは相互に作用し、人間の社会に多くのチャレンジをもたらしている。労働力が不十分なところではロボティクスの需要を喚起し、高齢者に独立と威厳を与えている。製造分野、高齢者サービス、食料加工や生産、デリバリーサービス、自動運転のための自動車技術、これらの分野ではロボティクスに対する需要が高まっている。これらの需要こそがいまどこに研究をフォーカスすべきかを物語っている。同時にバイオテクノロジーにおける進歩が未来のロボットがどのように作られ、制御されるべきか、万能札となるかもしれない。

講師プロフィール

Rodney BrooksはMITの教授。Rethink Roboticsの創立者、CTO,かつ会長。81年スタンフォード大学でコンピュータサイエンスで博士号を得る。彼の研究の関心はコンピュータビジョン、モバイルロボット、ヒューマノイドロボ、人工知能などに。
MITでは、Aritificial Intelleligence Labのディレクター(97年~2003年)、」Computer Science and Artificial Intelligent Lab (CSAIL)の創設ディレクターを歴任。

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10:30~11:10
S7-1 協賛講演

インテリジェント・マシンのためのAIプラットフォーム

Murali Gopalakrishna

講師

  • NVIDIA CORPORATION
  • INTELLIGENT MACHINES
  • HEAD OF PRODUCT MANAGEMENT
  • Murali Gopalakrishna
セッション概要

自律型マシンは完璧な業務以上のことをなす。これらはAI(NVIDIA® Jetson™)により、外界に反応し、学習し、進化する、高性能でエネルギー効率の良いAIコンピューティングにとって世界を主導するプラットフォームといえる。ロボット、ドローン、インテリジェントカメラは今や端末のデバイスのために設計された組み込みのスパコンともいうべきJetson TX2により深層学習の威力を活用できる。端末AIにより、ネットワークの制限を気にせずに自律型マシンの速くて正確な干渉が期待できる。

講師プロフィール

urali GopalakrishnaはNVIDIAでインテリジェントシステムの製品マネジメントの指導してきた。 またロボット、ドローン、産業IoT、企業連携関連の製品にフォーカスしたビジネス開発のヘッドでもあった。それ以前は、ソニーモバイルコミュニケーションズのCTOのオフィスでプラットフォームや技術戦略をグローバルな観点から指揮し、電話、タブレット、ウェアラブルからIoTプラットフォームに至るまで、製品の戦略の責任者であった。

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11:10~11:50
S7-2

自動運転自動車の公道走行実験の概要とその課題

菅沼 直樹

講師

  • 金沢大学
  • 新学術創成研究機構 未来社会創造研究コア 自動運転ユニット
  • ニットリーダー 准教授
  • 菅沼 直樹
セッション概要

近年,自動運転自動車が世界的に大きな注目を集めている.日本においても講演者らの大学が2015年2月より国内の大学発となる公道走行実験を開始して以降,様々な機関における走行実験が行われている.本講演では,現在実施中の自動運転自動車の公道走行実験の概要と,そこから得られた課題と将来展望について述べる.

講師プロフィール

2002年金沢大学大学院博士課程修了.博士(工学).
現在,金沢大学 新学術創成研究機構 自動運転ユニット ユニットリーダー,准教授を務める.
1998年から自動運転自動車の研究を開始し,2015年からは国内の大学初の市街地公道走行実験も開始.

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11:50~13:00 展示会場をご覧ください
13:00~13:40
S8-1

ものづくり日本の持続的成長は可能か?

佐藤 知正

講師

  • 東京大学
  • 名誉教授
  • 佐藤 知正
セッション概要

ものづくり日本の持続的成長を可能にする”ロボットバリューチェーン輸出”を提案する。ロボットバリューチェーン輸出においては、ロボットによる生活と生産の革新価値を創り出すモノとシクミをパッケージとして輸出する。生産の革新は、完全自動生産を可能とするマルチロボット生産セルや、人手不足を解消する中小企業への協働ロボット導入により実現され、個人機械やロボット化建物や、自動運転車のような個別適合モノ作りを可能にする。これらのモノは、サービス産業のロボット化から、10年の不健康寿命を生きる時代の高齢者支援まで、個別適合価値に基づく生活の革新をもたらす。この個別適合モノつくりは、日本人が得意とするきめ細かなモノ作り能力を活かせる、社会実装学が求められる領域である。

講師プロフィール

1973年東京大学産業機械工学科卒業.1976 年同博士課程修了.電子技術総合研究所,東京大学先端科技術研究センター,東京大学大学院工学系研究科を経て,現在,同大学フューチャセンタ推進機構に所属.東京大学名誉教授.知的遠隔操縦ロボット、環境型ロボット、地域ロボットなど,知能ロボットの研究に従事.日本ロボット学会,IEEE会員.

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13:40~14:20
S8-2 協賛講演

ロボットソフトウェアの現状と今後の展望

長瀬 雅之

講師

  • 株式会社セック
  • 開発本部 研究企画室
  • 執行役員 室長
  • 長瀬 雅之
セッション概要

ソフトウェアベンダーから見たロボットの現状と今後を考察する。特に、15年間に渡る開発経験、機能安全対応ロボット用ミドルウェア(RTMSafety)、屋内自律移動ロボットソフトウェア(Rtino)などの自社製品の開発を踏まえた上で、今後、取り組むべき道筋について、展望する。

講師プロフィール

「はやぶさ」などの人工衛星搭載ソフトウェア開発に携わる。2003年頃からロボットソフトウェア開発に注力。著書に「はじめてのコンポーネント指向ロボットアプリケーション開発 RTミドルウェア超入門」(毎日コミュニケーションズ、2008年)、「RTMではじめるロボットアプリ開発」(工学社、2015年)

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14:20~15:00
C-3 カフェセッション

エプソンの目指すロボティクスイノベーションと自律型双腕ロボット ”WorkSense”

宮澤 比呂之

講師

  • セイコーエプソン株式会社
  • ロボティクスソリューションズ事業部 RS企画設計部
  • 部長
  • 宮澤 比呂之
セッション概要

エプソンが目指すロボティクスイノベーションについて紹介し、その技術の集大成である自律型双腕ロボット ”WorkSense” について説明する。”WorkSense” は双腕、腰関節に加え、目・手を標準的に装備し、キャスターで現場に持ち込んですぐにさまざまな作業ができるロボットである。

講師プロフィール

coming soon

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15:10~15:50
S9-1

深層学習による予測に基づくロボットの動作生成

尾形 哲也

講師

  • 早稲田大学
  • 理工学術院 教授
  • 産業技術総合研究所 人工知能研究センター 特任フェロー
  • 尾形 哲也
セッション概要

本講演では,ロボットへの深層学習モデルの利用に関して,感覚と運動の予測学習に基づく研究例を紹介する.具体的には,視聴覚と運動情報の予測からの動作生成や柔軟物体のハンドリング,また単語列予測からの運動変換などの研究事例の概略を示す.その後,深層学習の実世界システム応用に関する今後の展望を議論する.

講師プロフィール

早稲田大学理工学術院教授.1993年、早稲田大学理工学部卒業。日本学術振興会特別研究員、早稲田大学助手、理化学研究所脳科学総合研究センター研究員、京都大学大学院准教授を経て、2012年より現在に至る。2009年、さきがけ領域研究員。2017年、産業技術総合研究所人工知能研究センター特任フェロー。

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15:50~16:50
S9-2 座談会

マルチモーダルAIロボットの誕生と成長

尾形 哲也

講師

  • 早稲田大学理工学術院
  • 教授産業技術総合研究所 人工知能研究センター
  • 特任フェロー
  • 尾形 哲也
澤田 洋祐

講師

  • 株式会社デンソーウェーブ
  • ロボット事業部 技術企画部 製品企画室室長
  • 室長
  • 澤田 洋祐
川野 俊充

講師

  • ベッコフオートメーション株式会社
  • 代表取締役社長
  • 川野 俊充
浅谷 学嗣

講師

  • 株式会社エクサウィザーズ
  • 執行役員
  • 浅谷 学嗣
セッション概要

エクサウィザーズ,デンソーウェーブ,ベッコフオートメーションが共同で展示する「マルチモーダルAIロボット」は早稲田大学尾形哲也教授の研究成果を産業用途で実用化する試みだ.産学およびベンチャー連携で進めるこの取り組みの詳細を,趣旨や経緯,今後の展望を踏まえ,各組織からの代表四名が座談会形式で紹介する.

講師プロフィール
早稲田大学理工学術院
尾形 哲也

coming soon

株式会社デンソーウェーブ
澤田 洋祐

1985年に日本電装株式会社(現:株式会社デンソー)に入社。
1992年に産業用ロボットの事業化に加わり、ロボット開発、国内営業、カスタマーサポートを経て、2004年よりDENSO EUROPE B.V.に赴任し、デンソーロボットの欧州拡販体制を構築。
2011年より株式会社デンソーウェーブ 製品企画室にて新製品企画とカスタマーサポートを担当しています。
2012年にORiN協議会広報委員長に就任し、ORiNの普及活動にも貢献しています。

ベッコフオートメーション株式会社
川野 俊充

1998年 東京大学理学部 物理学科 卒業
1998年 日本ヒューレット・パッカード株式会社入社(半導体計測機開発エンジニア)
2003年 カリフォルニア大学バークレー校 ハース経営大学院経営学修士
2004年 日本ナショナルインスツルメンツ株式会社入社(プロダクト事業部事業部長)
2007年より慶應義塾大学SFC研究所 上席所員
2011年よりベッコフオートメーション株式会社 代表取締役社長
現在「EtherCAT」開発元のベッコフオートメーションにて、
ソフトウェアPLC/NC/RCのTwinCATによるPC制御ソリューションの普及に努めています

株式会社エクサウィザーズ
浅谷 学嗣

大阪大学大学院修士課程修了。人工知能を独学で習得し、Deep Learningを用いた筋骨格モデリング・DNA解析・動画像解析・ロボット制御など様々な研究を行う。 2015年12月には人工知能研究会(現AIR)の立ち上げを行い、現在も幹事として活動。 大阪大学大学院在学中に2016年6月株式会社エクサインテリジェンスに参画し、後にCTO就任。 2017年10月より現職。

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17:00~18:00
K-5 基調講演 5

デジタルトランスフォーメーションの構築に向けて
---ロボティクスがもたらす機会とは?

Wenisch Helmut

講師

  • Siemens K.K.
  • Digital Factory / Process Industries and Drives Division
  • Senior Strategy Program Lead
  • Helmut Wenisch
セッション概要

向こう5年から10年に向けて、リアルとバーチャルの世界は融合していくであろう。全体的な価値、すなわち付加されたチェインは、製品の設計から現場の顧客サービスに至るまで、場所、企業、国境や時空を超えて、デジタル化、統合化、コネクト化がいっそう進むであろう。コネクティビティ、データ解析、シミュレーションのような他のテクノロジーの重要性に加えて、自律システムはこれらのチャレンジをなす上で重要な拍車となろう。これらは、テクノロジー、アプリケーション、ロボティクスの無事ネスモデルにまでインパクトを与えよう。

講師プロフィール

シーメンスジャパンのデジタルファクトリー&プロセスインダストリー・ドライブディビジョンでシニアストラテジープログラムを統括。
CRM戦略、デジタルエンタプライズ、自動化に関する教育などのプロモーションに携わる。またソニーに10年以上奉職、 R&Dや技術戦略などを担当する。
ドイツと米国で修士を取得、ドイツのブレメン大学で博士号(物理)を取得、またテンプル大学(日本)でMBAを取得。

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