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タイムテーブル[3/12]

開催時間 セミナー
9:00~9:10
オープニングリマークス
小菅 一弘

講師

  • 東北大学大学院
  • 工学研究科
  • ロボティクス専攻 教授
  • 小菅 一弘
9:10~9:50
OP-1 開幕記念講演

ロボティクスにとっての科学と科学にとってのロボティクス

Guang-Zhong Yang

講師

  • Imperial College London
  • Founding Editor, Science Robotics
  • The Hamlyn Centre Prof.
  • Guang-Zhong Yang
セッション概要

微小マシンから大規模マシン、遥か宇宙から深海の探査に至るまで、ロボットは今やユビキタスの存在になりつつあり、しかもわれわれの社会や生活にとってその影響は未曾有のペースで進んでいる。ジャーナルであるScience Roboticsは、ロボットとその応用におけるもっとも重要な進歩を把捉するために創刊された。この講演では、Science Roboticsのビジョンを明らかにし、近年提起されたキーとなる進展、さらには今後10年における主なチャレンジについて触れられるであろう。また私自身の研究、すなわち医療ロボティクスにも言及、エンジニアリング、そしてそれに付随する業績、そしてこれが将来の医療や精密手術にどのような変化をもたらすのか、例証を試みる。

講師プロフィール

Imperial College LondonのHamlyn Centerの共同創設者でディレクター。専門は医療画像、センシングならびにロボティクス。Royal Academy of Engineering、IEEE、IET、AIMBE、IAMBE、MICCAI、CGIのフェロー。またRoyal Society Research Merit Awardの受賞者で、Science Roboticsの創設者でもある。

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9:50~10:50
K-1 基調講演1

サイバスロン
--ロボティクスの最先端技術を活用した障害者競技

Robert Riener

講師

  • Sensory-Motor Systems Lab / ETH Zurich
  • HEST (Department of Health Sciences and Technology)
  • Prof. Dr-Ing.
  • Robert Riener
セッション概要

同講演では、サイバスロンの歴史と今後の展望を概説する。サイバスロンとは新種の選手権ともいうべきもので、肉体的な障害を有する人が最先端のロボティクスの技術の助けを借りて日常の生活でどのように業務をこなすかを競争するものである。サイバスロンは、有用で補助的な装置の開発の促進を目的としている。最初の選手権は2016年10月チューリッヒで行われた。現在では、世界各国でイベントや展示会が行われており、次のメインイベントは2020年5月チューリッヒで開催されることになっている。

講師プロフィール

Robert Rienerはチューリッヒ工科大学Health Sciences and Technology学部のSensory-Motor Systems専攻の教授。チューリッヒ大学医学部教授も兼ねており、同医学部のSpinal Cord Injury Centerに奉職している。現在関心を寄せる研究対象は人間行為の合成、バイオメカニクス、VR、人間と機械の相互作用、リハビリのためのロボットなど。400に及ぶ論文や共著があり20のパテントを有している。

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11:00~11:40
S1-1 協賛講演

色信号制御アルゴリズムによる視覚再生への取り組み

坂本 勝也

講師

  • JIG-SAW株式会社
  • 事業戦略室
  • 室長
  • 坂本 勝也
セッション概要

遺伝子治療とあわせ、本プロジェクトが開発するグラス(色信号制御アルゴリズムによるダイレクトな視細胞制御する特殊機能をもつグラス)を装着することにより、失明した方が、目の前の光景やヒトの表情や文字の読み書きが確実にできることを具体的に目指すプロジェクトに取り組んでおり、その取り組みについて紹介予定。

講師プロフィール

2012年、JIG-SAW株式会社入社。マーケティング/セールス部門マネージャ、ネクストプラットフォーム推進室長を歴任。現在は、事業戦略室長としてIoTなどの各種先端プロジェクトや実証実験に携わる。

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11:40~12:20
S1-2

革新的サイバニックシステムによる社会変革への挑戦
~サイボーグ型ロボットHAL 最前線~

山海 嘉之

講師

  • 筑波大学大学院 システム情報工学研究科 教授
  • CYBERDYNE株式会社  代表取締役社長/CEO
  • 国立研究開発法人 科学技術振興機構  内閣府ImPACT革新的研究開発推進プログラム プログラムマネージャー
  • 山海 嘉之
セッション概要

Coming Soon

講師プロフィール

現在、筑波大学教授、CYBERDYNE(株)社長/CEO、内閣府ImPACT PM。日本ロボット学会理事、評議員、欧文誌Advanced Robotics理事、委員長等を歴任。日本ロボット学会フェロー、計測自動制御学会フェロー、世界経済フォーラムGlobal Future Councilメンバー。

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12:20~13:30 展示会場をご覧ください
13:30~14:10
S2-1

ロボット時代の創造

高橋 智隆

講師

  • 株式会社ロボ・ガレージ 代表取締役
  • 東京大学 先端科学技術研究センター
  • 特任准教授
  • 高橋 智隆
セッション概要

多様なロボットが発売され、海外からスマートスピーカーが上陸し、いよいよロボットと暮らす時代が到来しようとしています。ハードとソフトが融合し、新しいサービスが生まれ、我々の暮らしが変わり始めます。そんなロボット時代の創造性について、ロボットのデモを交えながらお話ししたいと思います。

講師プロフィール

1975年京都市生まれ。2003年京都大学工学部卒業と同時に「ロボ・ガレージ」を創業し京都大学内入居ベンチャー第一号となる。代表作にロボット電話「ロボホン」、ロボット宇宙飛行士「キロボ」、デアゴスティーニ「週刊ロビ」、グランドキャニオン登頂「エボルタ」など。ロボカップ世界大会5年連続優勝。米TIME誌「2004年の発明」、ポピュラーサイエンス誌「未来を変える33人」に選定。開発したロボットによる3つのギネス世界記録を保持。(株)ロボ・ガレージ代表取締役、東京大学先端科学技術研究センター特任准教授、大阪電気通信大学客員教授、グローブライド(株)社外取締役、ヒューマンアカデミーロボット教室顧問。

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14:10~14:50
S2-2 協賛講演

健康度・疾患リスクの予測推定とAIによるビッグデータ解析

佐藤 友美

講師

  • アクシオンリサーチ株式会社
  • 代表取締役社長 CEO
  • 佐藤 友美
セッション概要

深層学習/AIは、多様なアプリケーション分野への応用が開始されて大きな成果を上げ始めているが、ここでは、健康度・疾患リスクの予測推定とビッグデータ解析へのAI応用についての取組みを紹介する。特に、知識ベースの統計処理モデルや相関推定モデルとAIの協調がその予測精度を向上させる仕組みを解説する。

講師プロフィール

VLSIによるCPU/DSPアーキテクチャを過去専攻した。特に、プログラムカウンター/命令セットによる並列度限界に対抗する形で、動的再構成技術による事業化を進める。その後、ウェアラブルデバイス技術をヘルスケア分野へ応用可能なビッグデータ解析技術、特に、ハイブリッド型のAI技術の開発と事業化を推進している。

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14:50~15:50 展示会場をご覧ください
15:50~16:30
S3-1

非薬物療法のための神経学的セラピー用医療福祉ロボット・パロとその臨床エビデンス

柴田 崇徳

講師

  • 産業技術総合研究所
  • 人間情報研究部門
  • 上級主任研究員
  • 柴田 崇徳
セッション概要

アザラシ型ロボット・パロは、米国では神経学的セラピー用医療機器である。ふれあいにより、うつ、不安、痛み、孤独感を改善し、ストレスを低減する。認知症、PTSD、ガン、発達障害等に適用されている。パロは副作用の問題が無い、非薬物療法として、世界に利用が広がっている。臨床エビデンスと共に社会制度への組込みについて紹介する。

講師プロフィール

1967年富山県生、92年名大院修了、博士(工学)、93年通産省工技院機技研、95-98年MIT AI Lab研究員兼任、96年チューリッヒ大学AI Lab客員研究員、2001年~産総研、09-10年内閣府政策統括官付参事官(情報通信担当)付及び社会還元加速プロジェクト(在宅医療・介護担当)兼任、13年~現職、東工大特定教授、MIT AgeLab客員フェロー

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16:30~16:50 展示会場をご覧ください
16:50~17:50
K-2 基調講演2

マイクロナノロボティクスが拓く新概念の医療社会

生田 幸士

講師

  • 東京大学
  • 情報理工学系研究科 システム情報学専攻 生体医用マイクロシステム講座
  • 教授
  • 生田 幸士
セッション概要

独自開発の3Dマイクロ加工を駆使した細胞サイズの遠隔ナノロボットや、再生医療用の自動培養実験デバイス、指先サイズの超早期癌発見デバイスなど、「眼からウロコ工学」と呼ぶ新原理と新概念を基盤とした未踏ロボティクスの世界を構築中。独創的な人材育成のための「たまご落とし」、「馬鹿ゼミ」、「技術者倫理シナリオ」などユニークな創造性教育も紹介する。

講師プロフィール

大阪大学で金属材料工学と生物工学を修め、東京工業大学で世界初の医療ロボットの先駆的研究で工学博士取得後、米国カリフォルニア大学、東京大学、九州工業大学、名古屋大学教授を経て2010年から東京大学現職。医用ロボット、3次元のマイクロマシンなど、常にブームになる10年以上前に開発成功。日本に生体工学科が不備であることを危惧。
2010年紫綬褒章

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18:00~19:30
SN

情報交換会 Science Night

参加費:5,000円 ※当日会場でお預かりします。
講演者とともに有意義な交流を行えます。どうぞご参加下さい。
定員制により締切る場合がございます。