11月上旬頃、 事前登録開始!
協賛申込:9月24日(金)締切
タイムテーブル[12/10]
自動運転の実用化に向けて、その安全性評価方法が重要な技術課題となっている。自動運転には「合理的に予見可能で回避可能な事故を起こさない」ことが要求されており、無数に想定されるシーンの安全性評価において重要となる仮想環境の構築や評価方法など、セーフティとセキュリティの観点も含め、関連技術の最新動向について紹介する。
※プログラムは予告なく変更となる場合がありますので、ご了承ください。

- 学校法人幾徳学園 神奈川工科大学
- 創造工学部 自動車システム開発工学科
先進自動車研究所 所長, 自動車工学センター長 - 教授
- 井上 秀雄
セッション概要
K3 基調講演「SIP第2期自動運転 仮想空間における安全性評価環境の構築(DIVP proj.)について」
自動運転の安全性評価は、"How safe is safe enough?" に代表される様に、どこまでやれば安全と言えるかが課題である。Pegasus Projectが提唱したシナリオベースアプローチも重要だが、本プロジェクトでは、センサーとその弱点となる走行環境のモデル化により、レーダー、カメラ、Lidarの課題を見極め、安全性評価に貢献するシミュレーションプラットフォームの構築を目指している。本講演でその概要を紹介する。
井上 秀雄 氏
1978年早稲田大学理工学部卒業。トヨタ自動車(株)入社。車両制御開発室長、統合システム開発部 部長、先端・先行企画室長(部長級)等を歴任。先進安全/車両統合制御システムの開発に従事。2009年米国NHTSAより「The US Government Award」を受賞。 2016年日本機械学会 業績賞。2013年~東京農工大学 客員教授。2016年トヨタ自動車退社。神奈川工科大学教授に就任。現在に至る。
および知識駆動アプローチによるシナリオベース開発

- 株式会社NTTデータ オートモビリジェンス研究所
(旧:キャッツ株式会社) - 取締役副社長
最高技術責任者
博士(工学) - 渡辺 政彦
セッション概要
S3 特別講演「自動運転検証におけるデータ駆動アプローチ および知識駆動アプローチによるシナリオベース開発」
SOTIFでは、自動運転車の開発終了のためのゴールを開発当初のUnknown / Unsafe を削減することとしている。自動運転検証のゴールを達成するために、SAKURA32/WP.29をリファレンスとして、知識駆動アプローチとデータ駆動アプローチを用いたシナリオベース開発について解説する。
渡辺 政彦 氏
K3とS3に関するQ&Aセッション
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- 筑波大学
- システム情報系
- 教授
- 伊藤 誠
セッション概要
C1-1 招待講演「自動運転における人間の役割再考」
人間という不確定な要素に頼っては安全の確保はおぼつかない。他方、歴史的には、人間の関与を必要としない自動化システムは存在しない。これらは一見すると相矛盾するかのようである。本講演では、自動運転の実用化が始まる今日において、人間の存在意義(果たすべき役割)について再考し、基準化・標準化の動向を踏まえて研究開発現場の技術者が検討すべき課題を示したい。
伊藤 誠 氏
1996年筑波大学工学研究科退学。筑波大助手、電気通信大助手、筑波大講師、准教授を経て2013年12月より現職。日本品質管理学会理事、自動車技術会ヒューマンファクター部門委員会元委員長。2017年A. P. Sage Best Transaction Paper Award等受賞。第6期先進安全自動車 (ASV) 推進計画通信利用技術分科会などの委員。主な著書に、「安全・品質問題と信頼」,日科技連出版,2016.

- 株式会社OTSL
- 経営戦略部
- 鳥越 俊明
セッション概要
C1-2 企業講演「自動運転社会におけるシミュレータの重要性」
自律運転のアルゴリズム開発を最適化し加速するにあたりバーチャル空間で検証することが重要となっている、またに市場における自動運転車両の誤作動による事故などのシステム不具合を短時間で再現・分析した上でシステムを改善する事が必須となる。
そこで自動運転の要となる各種センサーシミュレータの重要性を解説する。
鳥越 俊明 氏
日本TIでMCUのマーケティング担当し市場分析から拡販までを行う。日本ARMにおいてBDを担当し各種コントローラ、車載にプロセッサIPの普及活動を行う。 その後FuSaのIPプロバイダであったYOGITECH株式会社の代表取締役を勤め、現在OTSLにおいてセンサーシミュレータの拡販に従事する。

- ナビゲーター
- マツダ株式会社
- 統合制御システム開発本部 上席研究員
- 久保 敬也
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- 研究開発法人 宇宙航空研究開発機構
- 研究開発部門 第三研究ユニット
- 主幹研究開発員
- 石濱 直樹
セッション概要
C2-1 招待講演「宇宙機・自動車等のクリティカルシステムに搭載されるAIの品質確保に向けたアプローチ 〜納得してAIを使えるために〜」
従来システムは、人間が、実現したいことの特徴をルール化するため、システムは予測可能な動作を行う。一方で、人工知能は、データから特徴・ルールを抽出するため、動作を予測することは難しい。そのためAIの品質を明確に示すことは難しい。本発表では、これらの問題点を、具体例を示しながら説明し、その対策と課題について説明する。
石濱 直樹 氏
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の前身である宇宙開発事業団(NASDA)に入社。入社以来、宇宙におけるソフトウェアシステムの信頼性向上・安全性実現に向けた研究・プロジェクト支援に従事。近年は、それらで得た技術を活かし、人工知能システムの信頼性・安全性実現にむけた研究に従事。

- HORIBA MIRA Ltd.
- Horizon Scanning
- Cyber security Innovation Lead
- Madeline Cheah(マデリン チー)
セッション概要
C2-2 企業講演「Introduction of approach for CS automated evaluation platform ASSeT: Automated and Systematic Security Testing (Tentative)」
Security testing is labour intensive, so we need automation. We introduce an approach using penetration testing and formal methods for this problem.
※講演言語:英語
Madeline Cheah(マデリン チー) 氏
Dr Madeline Cheah is Cyber Security Innovation Lead at HORIBA MIRA, responsible for automotive, CAV and IoT cyber security research at the company.

- ナビゲーター
- 一般財団法人日本自動車研究所
- 野村 徹也