11月上旬頃、 事前登録開始!
協賛申込:9月24日(金)締切
タイムテーブル[12/9]
走る曲がる止まる+ツナガルの機能進化は益々加速、CASEをキーワードに100年に一度と言われるモビリティ革命の時代を迎えている。新しいサービスや機能のベースには安全が担保されていることが大前提、セキュリティなど新しい領域を含めた機能安全の取組みが変革の下支えとなる。機能安全に関わるエンジニアの皆様にとってその課題や取り組みの最新動向に幅広く触れる機会を提供する。
※プログラムは予告なく変更となる場合がありますので、ご了承ください。

- 名古屋大学
- 未来社会創造機構/大学院情報学研究科
- 教授
- 高田 広章
セッション概要
K2 基調講演「AGLを用いたフル液晶メータの開発 ~機能安全対応PoC開発の事例~」
この講演では,AGL(Automotive Grade Linux)を用いたフル液晶メータのPoC開発事例について紹介する。自動車のメータには,警告灯(テルテール)の点灯に機能安全要求があり,その要求を満たすために,AGLの外側に監視系を設けた。この講演では,設定した機能安全要求やそれを満たすための監視系の設計について説明し,安全目標を厳密に(論理的に)記述することの重要性について述べる。
高田 広章 氏
リアルタイムOSを中心に、組込みシステム設計・開発技術についての研究開発に従事。オープンソースのリアルタイムOS等を開発するTOPPERSプロジェクトを主宰。名古屋大学発ベンチャ企業APTJ(株)を設立し、その代表取締役会長・CTOを務める。博士(理学)。

- シーメンス株式会社
- ポートフォリオ開発本部
- 部長
- 堀田 基之
セッション概要
S2 特別講演「Prescan360による自動運転システム検証 〜 未知のリスク(Unknown/Unsafe)への対応 〜」
自動運転車の開発・検証を仮想環境で実施するには、交通環境のバリエーション、多様なセンサシステムを考慮した網羅的なテストシナリオが必要です。また、事故に繋がりかねないクリティカルなケースを効率良く導き出すことが求められています。本発表では、そのためのバーチャル検証フレームワーク「Prescan360」を紹介します。また、クラウドコンピューティングを利用することで開発工数の大幅な削減が可能となります。
堀田 基之 氏
早稲田大学理工学部卒業、Bond大学にてMBA取得。30年以上に渡ってCAD/CAE業界にて営業・マーケティング活動を行ってまいりました。最近では10年以上に亘り、運転支援システム・自動運転車両開発のためのシミュレーションツールを担当し、デジタルツインによるバーチャルとリアルの融合を目指してします。
K2とS2に関するQ&Aセッション
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- 公益社団法人 自動車技術会
- 電子電装部会 機能安全分科会
- 分科会長
- 大村 一世
セッション概要
B1-1 招待講演「SOTIF(Safety of the intended functionality); ISO 21448規格開発の状況」
自動運転(AD)の高度化が進む中,従来のISO 26262(故障時安全)に加え,システム非故障時の安全性;認識性能限界や顧客のミスユースへの対応 が重要課題となっている。現在、それに対応する国際規格となる ISO 21448(SOTIF)の開発が進行中で、近くDIS(公開)を迎える。これは、ADの全レベル (l ~5 迄)のカバーを狙い、既に公開されているISO PAS 21448(AD レベル2迄の公開仕様書)に対し、Scopeの拡張、内容の充足がなされている。今回、先駆けて、その概要、日本の戦略、次への展望などについて紹介する。
大村 一世 氏
日産自動車株式会社において、電子信頼性・安全性の基盤技術開発および安全関連電子制御システム開発に長年従事。ISO26262発効を契機に、社内の機能安全活動の推進を主務に。 2013年から自動車技術会 電子電装部会・機能安全分科会長に就任、ISO 26262 第2版の開発およびISO 21448(SOTIF)の開発に参画し、今に至る。

- アンシス・ジャパン株式会社
- 技術部 システムズ&プラットフォームBU
- モデルベースシステムズ&デザインエンジニアリング
シニアアプリケーションエンジニア - 石井 通義
セッション概要
B1-2 企業講演「これからの車両開発に関わる安全関連規格と課題」
これまで自動車開発ではISO26262を中心に開発や分析活動がされてきましたが、現在世界中のOEMやTier1が競って開発を進めている自動運転車両では、新たにSOTIFなどの新規格に対応した開発や分析活動を、既存の分析活動に加えて行う必要があります。本セミナーでは、自動車業界を取り巻く各種規格と、それに対応する為のアプローチ、分析を効率化するためのソリューションについてご紹介します。
石井 通義 氏
組込み業界で20年以上コンパイラやRTOS、構成管理やプロジェクト管理、CASEツールなどの組込み開発用ツールの営業及びマーケティングに従事し、組込み開発について広範な知識と経験を持つ。現在アンシス・ジャパンのシニアエンジニアとして、各種機能安全規格に対応したMBSE/MBD製品や安全性/信頼性分析製品、AI用ストレステスト製品やシステムシミュレーション製品の提案活動を行っている。

- 株式会社OTSL
- プロセス事業部
- 猪飼 朋広
セッション概要
B1-3 企業講演「自動運転に向けた車載サイバーセキュリティ支援サービスの紹介」
自動運転車を用いたサービスレベルの安全・安心・信頼性の確保が必要である。特に、車載サイバーセキュリティは、セキュリティプロセスに応じた開発や型式認証など開発現場において対応しなければならないことが多く存在する。OTSLが開発現場支援サービスとして実施するコンテンツを紹介する。
猪飼 朋広 氏
機能安全・セキュリティを含む開発プロセスに関する支援業務に従事(機能安全・セキュリティの講習・教育のコンテンツ作成、開発現場のプロセス改善/成果物作成支援など)
B1に関するQ&Aセッション
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- 日産自動車株式会社
- パワートレイン・EV開発本部
- エキスパートリーダ
- 中村 工

- 三菱電機株式会社
- 姫路製作所 制御機器第一製造部 制御技術設計第6グループ
- 専任
- 椿地 正
セッション概要
B2-1 招待講演「複数システム連携開発におけるアイテム定義と境界設計 〜JARI ISO 26262 共同研究エンジン WG 成果発表〜」
従来は、エンジンシステム、トランスミッションシステムなど、主にアクチュエータに着目したシステム単位でアイテム定義する場合が多かった。
近年の自動車E/E開発では、ADやHEVと言った様にシステム連携による開発が増えている。
今回、典型的なHEVシステムを事例として、複数システム連携開発における規格解釈と設計注意点に関する事例を紹介する。
中村 工 氏
1991年、日産自動車株式会社に入社。エンジン/パワートレイン制御システムの開発に従事。ISO26262の発行に伴い、パワートレイン制御システムを中心に設計部門における機能安全開発の推進活動に従事。
ISO 26262共同研究エンジンWGにおいてはTSRタスクフォースにて活動中。
椿地 正 氏
1991年、三菱電機株式会社に入社。エンジン/パワートレイン制御システムの開発に従事。ISO26262の発行に伴い、パワートレイン制御システムを中心に設計部門における機能安全開発の推進活動に従事。
ISO 26262共同研究エンジンWGにおいてはマイコンタスクフォースにて活動中。

- 株式会社オートアセスサポート
- 代表取締役
SGSジャパン株式会社 顧問 - 森 広樹

- SGSジャパン株式会社
- E&E 機能安全
- プロジェクトエンジニア
- 松尾 健彦
セッション概要
B2-2 企業講演「SEooCの採用したくなる事例とNG事例」
SEooC(Safety Element out of Context)は、自由に前提(AoU, Assumption of Use)を想定して、
テーラリングして開発をすすめることができます。
規格上の自由度が高いため、様々な前提のSEooC製品が各国に存在しています。
きちんと対応したものから、「ん?」というAoUのものまで、玉石混交となっています。
本講演では、
株式会社オートアセスサポート 代表取締役
SGSジャパン株式会社 顧問
森 広樹様
を迎えて、前職(株式会社デンソー)でのご経験から、採用したくなるSEooCの良い事例と購入側が苦労するSEooCのNGな事例をQ&A形式で紹介いたします。
森 広樹 氏
Tier1サプライヤでパワトレ系、ステアリング系などのECU開発、機能安全基盤整備、 機能安全アセスメントなどに従事し2020年9月退職。 車載電子機器の安全性向上を目的とした株式会社オートアセスサポートを 2020年10月に立ち上げ機能安全支援活動を開始。
松尾 健彦 氏
2008年電機メーカに入社し、車載用半導体の製品開発に従事。 Safety managerとして電動パワーステアリング、ブレーキシステムなど、 機能安全が要求されるアプリケーションの製品開発を担当。 2017年SGSジャパン株式会社入社。 開発経験を活かし、現在は車載サプライヤを中心に、 機能安全規格対応のための技術サポートを行っている。
B2に関するQ&Aセッション