※プログラムは予告なく変更となる場合がありますので、ご了承ください。
OP2
オープニングリマークス
「オートモーティブ・ソフトウェア・フロンティア」プログラム委員長
名古屋大学大学院
情報学研究科 未来社会創造機構 モビリティ社会研究所 所長
教授
高田 広章
K2
基調講演
パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社
代表取締役/副社長執行役員/CTO/BTCイノベーション担当/サイバーセキュリティ担当/知的財産担当
水山 正重
K2 基調講演「「ソフトウェアディファインド」の本質とキーテクノロジー」
SDVは自動車の価値や競争のありかたに大きな変化をもたらす「ゲームチェンジャー」である。その本質的な変化とはどういうものか?
どのように引き起こされるのか?ソフトウェアディファインド化によって自動車の開発に起こる根本的な変化である「ソフトウェアファースト」とはどういうものか?
どのような技術が必要になるのか?さらに、技術のみならずエコシステムがどのように重要になるか?といったことについてパナソニック オートモーティブの取り組みとともに紹介する。(仮)
パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社
代表取締役/副社長執行役員/CTO/BTCイノベーション担当/サイバーセキュリティ担当/知的財産担当
パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社の代表取締役副社長執行役員CTOとして、BTCイノベーション、サイバーセキュリティ、知的財産の各分野に従事。
1988年に松下電器産業株式会社に入社し、OS技術開発や携帯電話・スマートフォンの商品・要素技術開発などを幅広く経験。その後、オートモーティブ事業部門でのインフォテインメント事業技術責任者や先行技術開発責任者を経て、現在の役職に至る。卓越した技術力とリーダーシップが業界内外で高い評価を受けており、常に新たなイノベーションを追求している。
S2
特別講演
MBD(モデルベース開発)
株式会社IDAJ
MBDプロセス・ソリューション本部
副本部長
玉手 弘一郎
S2 特別講演「SDV時代におけるモデルベースアプローチとデータマネジメントの在り方」
自動運転やSDVに代表される自動車産業の技術革新は機能の複雑化をもたらし、開発プロセス、さらにはプロダクトライフサイクルそのものが大きく変化することが予想される。このような状況の下、ISO26262などの規格に準拠して設計開発を進めるためには、デジタルエンジニアリングを活用したプロセスへの移行と、そこで得られた成果物を利活用可能な状態で管理するための枠組みが求められる。本講演では、機能安全認証に対応したプロセスにおけるモデル活用の姿と実現手段についてご紹介する。
株式会社IDAJ
MBDプロセス・ソリューション本部
副本部長
2004年株式会社シーディー・アダプコ・ジャパン(現IDAJ)入社。 3次元熱流体解析、および多目的ロバスト設計最適化支援ツール「modeFRONTIER」を用いた設計最適化のコンサルティング業務に従事。 現在は各解析技術を統合するMBDソリューションの技術責任者。
K2ブロックに関するQ&Aセッション
休憩
B1-1
招待講演
APIの標準化
一般社団法人JASPAR
本田技研工業株式会社
API技術ワーキング 主査
坪内 一雄
B1-1 招待講演「SDVのAPI標準化に関するJASPARの取り組み」
本講演では、近年急速に注目度が上がっているソフトウェア デファインド ビークル (SDV)に対するJASPARの取り組みについて紹介する。
SDV化により、これまでにない新しい価値提供が期待されている。一方で、ソフトウェアの開発ボリュームは増加の一途をたどり、もはやOEMが1社で開発できる限界を超えようとしている。
JASPARではSDVのキーテクノロジであるAPI(Aplication Programming Interface)に着目し、OSS(Open Source Software)を前提としたSDVのエコシステム構築を目指した活動に着手した。その活動内容や計画について紹介する。
一般社団法人JASPAR
本田技研工業株式会社
API技術ワーキング 主査
本田技研工業(株)において、SDVに向けた次世代E/Eアーキ、ソフトウェアPFの開発を担当。
1991年にFA製品に関わる組み込みソフト開発に従事した後、2001年に国内Tier1へ異動。カーナビゲーションのソフトウェアPFの開発を担当し、マルチコア、Linuxを使ったカーナビゲーションシステムの製品化、その後、統合システムのソフトウェアアーキテクチャ、及びソフトウェアPFの開発をリードしてきた。
2024年に本田技研工業(株)へ異動し、2025年1月よりAPI技術WGの主査を担当となった。
B1-2
ソリューション講演
ソフトウェアプラットフォーム
先進開発手法
SGSジャパン株式会社
Connectivity Functional Safety
Manager
青木 友保
B1-2 ソリューション講演「SDV/Platform化に対応したCS・FS・SOTIF活動について」
SDV/プラットホーム化により、システムアーキテクチャが大きく変わることが予想される。車両機能を「個々のECUで実現する構成」から「統合ECUのアプリケーションソフトウェアで実現する構成」へ変化していく。その際、自社で完結していた機能安全、サイバーセキュリティ、SOTIFの活動も他社とのやり取りを含んだ活動となる可能性がある。
自社HW/SWへ他社SWを実装するための制約/前提条件の提供と規格成果物の取りまとめなど、プロジェクトの時間軸、複数の規格適合、会社間の役割分担を検討して推進していく必要がありますが、検討すべき項目が多すぎるため実施困難な活動となる。
本講演では、プロジェクトの早い段階で決められる/決まりやすい事例をそれぞれの規格ごとに紹介する。
SGSジャパン株式会社
Connectivity Functional Safety
Manager
Tier 1にて長年EPSの開発に従事。同じTier 1内にて機能安全エンジニアを数年経験後、SGSに入社。2012年よりSGSジャパンとして機能安全チームの立ち上げを対応し、国内外のOEMおよびECUベンダー、半導体メーカーを数多く支援。支援内容はISO 26262に限らず、Automotive SPICE、サイバーセキュリティ、SOTIF、AIや機械安全など幅広く実施。
機能安全チームのマネージャーとしてアジア地域や欧州地域とのコミュニケーションを通して、各国の規格対応状況などにも精通。
B1ブロックに関するQ&Aセッション
休憩
L2
ソリューション講演
株式会社DTSインサイト
事業本部 プロダクト事業部 開発部 開発一課
課長
木村 健太郎
L2 ソリューション講演「複雑化する自動車ソフトウェアの性能検証と課題解決の手法とは」
SDV時代の自動車開発は、高度な自動運転制御やバッテリー制御、ECU間通信やサーバーとの通信など、ソフトウェアでの機能実現の重要性が益々高まってきております。
これらを支える電子システムも、個別のECUの高度化だけではなく、複数のECUを統合し機能を集約した大規模なSoCへ採用するアーキテクチャへと変革しています。
このような高度化・大規模するSoCを用いた開発において、システム全体の挙動の把握が困難であったり性能が出ないといった課題や経験をお持ちではないでしょうか?
本講演ではこれらの課題を弊社独自の動的解析手法を使い、仮想化基板やECU/実機上で動作するソフトウェアの性能計測や分析手法を紹介いたします。
株式会社DTSインサイト
事業本部 プロダクト事業部 開発部 開発一課
課長
1999年に入社以来、adviceシリーズICEのデバッガ開発に従事。組込みOS、マルチコア、SMP-OS、組込みシステムの進化に応じた設計を担当。
2009年頃から動的解析ツールTRQerにてマルチコアの可視化、性能計測の開発に従事。
その後、2019年よりHypervisorのデバッグ、各種Hyprevisorの可視化・解析に関する研究開発・受託開発・製品開発を推進中
休憩
B2-1
招待講演
通信技術
6G
株式会社NTTドコモ
R&D戦略部
Chief Standardization Officer
中村 武宏
B2-1 招待講演「5G evolution and 6G
5Gのさらなる高度化と6Gを目指した研究開発および国際標準化が進められている。5Gの導入時より、自動車業界含む他業界とICT業界との連携による業務効率化、社会課題解決や新たなユースケースとビジネス開拓が進められており、6Gに向けてさらなる発展が期待されている。本講演ではNTTドコモの5Gの高度化と6Gに関するコンセプトや最新の取り組みとともに、それらのクルマ業界への貢献とセルラーV2Xに関する動向や取り組みについて説明する。
株式会社NTTドコモ
R&D戦略部
Chief Standardization Officer
1990年 横浜国立大学 修士卒。1990年 NTT入社。1992年より、NTT DOCOMOにてW-CDMA, HSPA, LTE/LTE-Advanced, 5G, 5G evolution & 6Gの研究開発および標準化に従事。㈱NTTドコモ執行役員を経て現在、㈱NTTドコモ チーフ スタンダーダイゼーション オフィサー。
1997年より国内外での移動通信システム標準化活動に参加。1999年より、3GPPでの標準化に参加し、2005-2013年 3GPP TSG-RAN副議長および議長、2014-2024年 5Gモバイル推進フォーラム企画委員会委員長代理およびミリ波普及推進アドホック主査、2019-2024年 Beyond 5G推進コンソーシアム 白書分科会主査を歴任。現在、ITS情報通信システム推進会議 セルラーシステムTG主査、XGモバイル推進フォーラムの5Gおよび6G関連プロジェクトリーダー、5G-ACIA Board memberとして、標準化活動および業界間連携強化に従事。
B2-2
ソリューション講演
トレノケート株式会社
営業本部 人材育成ソリューション部
部長
三浦 美緒
B2-2 ソリューション講演「モビリティDX戦略の実現に向けたソフトウェア人材の育成(仮)」
「クルマのソフトウェア化」の促進、他業界におけるDXとの連動を受け、自動車業界においてもソフトウェア人材育成が課題とされています。
IT人材不足が顕著となっている昨今、自動車業界に関わらずいずれの業界でも外部からの採用だけでは必要な人材を確保するのが困難な状況です。
ドメイン知識を有する自社のビジネスリーダーこそ、データ基盤構築や生成AI、クラウドの利活用促進など、IT/ソフトウェア技術の知識が必要な時代を迎えています。IT企業へ開発を委託するにも、ベンダーコントロールのためにIT・デジタルの知識やスキルが役立ちます。
創業より30年、IT・デジタル人材育成専業で取り組み続けるトレノケートが、人材育成の事例をもとに各種のスキル標準を紐解きながら、IT・デジタル人材育成のトレンドをご紹介します。
トレノケート株式会社
営業本部 人材育成ソリューション部
部長
前職では外資系UNIXベンダー企業にて、UNIXを中心としたオープン環境における運用管理システムの提案・設計・構築などに従事。「研修受講/自主学習」と「現場経験」の学習サイクルを継続・研鑽することがITエンジニアの成長と価値向上につながると実感し、多くの人の知識修得とスキルアップを支援したいとの考えから現職に至る。
以降、2002年からLinuxほかOSS関連コースを担当し、2018年からは Amazon Web Services の認定講師を務める。テクニカルトレーニング講師歴は20年以上。現在は、人材教育コンサルタントとして、お客様のDX人材育成やクラウド人材における課題解決の支援に従事する。
AWS Authorized Instructor Award 2021 Best Instructor CSAT 部門2位
2023 Japan AWS All Certifications Engineer
【資格】
AWS認定インストラクター(AAI)
2023 Japan AWS All Certifications Engineer(AWS認定12冠)
情報処理安全確保支援士(登録番号 第027541号)
ITIL® v4 Foundation
JDLA Deep Learning for GENERAL 2021 #3
Certificate of Cloud Security Knowledge(CCSK)
B2ブロックに関するQ&Aセッション
休憩
B3-1
招待講演
車載用SoC
自動車用先端SoC技術研究組合
専務理事
川原 伸章
B3-1 招待講演「自動車用高性能コンピュータ向け最先端SoC技術開発」
CASEの進展により、クルマの知能化・情報化・電動化が大きく進み、搭載されるソフトウエア、電子システムが大規模化、それらを統合的に制御する高性能なデジタル半導体、SoCが重要である。日本のクルマにはバリエーションがあり、回路規模が異なるため、現状は、異なるベンダーのSoCを使い、同じソフトが使えず、ソフト変更の開発費が膨大という課題があった。ASRAでは、これをチップレットの技術を用いて、コンパクトカーから高級車まで同じソフトウエア環境を提供、SDVを実現するSoCハードウエアプラットフォームの実現を目指している。
自動車用先端SoC技術研究組合
専務理事
1983年日本電装(株)(現デンソー)入社、研究開発部にて半導体センサ、電子システムの研究開発に従事、2009年情報安全事業部、エアコンECU、HMI、カメラ製品設計、製品担当部長、2015年デンソー基礎研究所所長、2020年MIRISE Technologies(車載半導体先行開発会社)取締役、2023年 自動車用先端SoC技術研究組合専務理事(兼務)
B3-2
ソリューション講演
品質/アシュアランスケース
ガイオ・テクノロジー株式会社
ソリューション事業本部 技術1部
部長
伊澤 和幸
B3-2 ソリューション講演「モダン開発における、品質確保に向けたガイオの取り組み」
当社は、組込ソフトウェアの品質・確保の諸作業の自動省力化を追求したツールを展開、昨今は、ソフトウェアが果たす役割が増加し、年々大規模化・複雑化が加速していると同時に短期開発が求められる中、品質確保の課題と自動省力化を進める当社の取り組みを紹介する。
ガイオ・テクノロジー株式会社
ソリューション事業本部 技術1部
部長
前職では、大手自動車系サプライヤにて制御・ソフト開発の業務に従事した後、2024年8月ガイオ・テクノロジーに入社、ソフトウェア開発支援ツールのプリセールスとエンジニアリングサポートに携わっている。
B3ブロックに関するQ&Aセッション
休憩
B4-1
招待講演
SDV開発
APIの標準化
Open SDV Initiative
名古屋大学 未来社会創造機構 モビリティ社会研究所
特任教授
二宮 芳樹
B4-1 招待講演「Open SDV Initiative の目指すもの」
自動車の新たな潮流であるSDV (Software Defined Vehicle)は,車のスマホ化と例えられる「販売後の自動車の性能や機能が向上する」枠組みであり,米中では既にSDV車両が市場に登場している。日本でも経産省が2030年に日本勢がSDV車の世界シェアの3割とする目標が掲げられている。Open SDV Initiative (OSDVI)はそんな中で立ち上がった,名古屋大学中心の技術開発コンソーシアムであり,SDV化の中で重要となるビークルOSやAPIの標準仕様策定を目的としている。SDV車の標準仕様の策定は,欧州COVESAや中国のCAAMなどの活動があるが,OSDVIは車のIVIやAD/ADASのアプリ開発に3rd Partyが参入できるAPIの標準仕様を目標に2024年10月に発足し,2025年3月末までに一次案の策定を狙っている。
Open SDV Initiative
名古屋大学 未来社会創造機構 モビリティ社会研究所
特任教授
1983年(株)豊田中央研究所入社。車の知能化,自動運転の研究に従事。トヨタのADAS,自動運転開発にも関与。2014年現職の名古屋大学特任教授に就任。COIプロジェクトの領域リーダとして名古屋大の自動運転研究を牽引。2015年設立メンバーの一人として(株)TIERIVを大学発ベンチャーとして立ち上げ,フェローとして従事。2024年名古屋大学のOpen SDV Initiativeにメンバー参加し,AD/ADAS WGリーダ。40年以上の自動運転研究歴があり,講演や論文など多数。「モビリティイノベーションシリーズ 自動運転」(コロナ社)など著作。
B4-2
ソリューション講演
ソフトウェアプラットフォーム、IVI
株式会社CRI・ミドルウェア
モビリティ事業部
副部長
近藤 文仁
B4-2 ソリューション講演「ゲームの理論でSDVを紐解いたら、世界はもっとシンプルだった件」
ゲームクリエーターは、日々感性の赴くままに仕事をしながら、ソフトウェアで生み出す面白さを価値(SoftwareDefinedValue)に変えて、世界中の人々を熱狂させている。今やゲームの価値の大半は、その発売後に生み出されるコンテンツによって成立しており、投資に対して数千倍にも及ぶインパクトを市場に与えて続けるのだ。そこにはゲーム業界のノウハウが凝縮された、ソフトウェアの制作を徹底的にシンプルにしながらも、感動体験という価値を生み出すための方法論と技術が存在する。ハードウェアで差がつかない、ソフトパワーだけで勝ち残っていく世界で得た答えと、モビリティでの活用方法を共有する。
株式会社CRI・ミドルウェア
モビリティ事業部
副部長
1997年にセガ入社。ディレクションもできるメインプログラマーとして、業務用・家庭用双方のゲーム制作に携わる。
自らゲーム開発を行う傍ら、業界のノウハウと映像技術を集約した統合環境「アクロアーツ」を整備、モビリティでのSDV/OTAに相当する、「コンテンツダウンロードモデル」にもフル対応し、数多くのタイトルを支えた。
2018年にCRI・ミドルウェアに入社後は、組込み業界向けの開発を経て、2022年より現職へ。ゲームの技術をモビリティ業界でも活かしながら、CRIWARE for Mobilityの発展に尽力する。
まとまった休みが取れるとキャンピングカーを繰り出し、日本各地の秘湯を巡っている。
B4ブロックに関するQ&Aセッション