※ご協賛については運営事務局へお問い合わせください。
タイムテーブル[12/8]
※プログラムは予告なく変更となる場合がありますので、ご了承ください。

- 「第9回 自動車機能安全カンファレンス」プログラム委員長
一般財団法人日本自動車研究所 - 新モビリティ研究部
- 部長
- 谷川 浩

- 神奈川工科大学
- 工学教育研究推進機構 先進自動車研究所
- 所長・特任教授
- 井上 秀雄
セッション概要
K1 基調講演「仮想空間での自動走行評価環境整備手法の開発;DIVPプロジェクト」
昨年に続き、SIP第2期自動運転採択の、DIVP (Driving Intelligence Validation Platform)プロジェクトについて紹介する。本プロジェクトでは、センサーとその弱点となる走行環境のモデル化により、レーダー、カメラ、Lidarの課題を見極め、安全性評価に貢献するシミュレーションプラットフォームの構築を目指している。今回は、ユーザの使用例や、国際連携、お台場仮想空間モデルでの実証実験例にも触れ、安全性評価の方向性を議論する。
井上 秀雄 氏
1978年早稲田大学理工学部卒業.トヨタ自動車(株)入社.車両制御開発室長,統合システム開発部 部長,先端・先行企画室長(部長級)等を歴任.先進安全/車両統合制御システムの開発に従事.2009年米国NHTSAより「The US Government Award」を受賞. 2016年日本機械学会 業績賞.2013年~ 東京農工大学 客員教授.2016年トヨタ自動車退社.神奈川工科大学教授に就任.現在に至る.

- 日本シノプシス合同会社
- ソフトウェア・インテグリティ・グループ
- シニア・セールス・エンジニア
- 勝岡 宣彦
セッション概要
S1 特別講演「ISO/SAE 21434の自動車サイバーセキュリティ ~ソフトウェア開発者が一番多く集まる第10章"製品開発フェーズ"のセキュリティ活動について~」
自動車産業界に変革をもたらすCASEの4つの領域の進展において、サイバーセキュリティへの対応は必須であり、一部のセキュリティエンジニアだけがセキュリティ活動を行うのではなく、これまでは機能安全実装にフォーカスしていた技術者も今後はセキュリティを学び実行する必要がある。本発表ではISO/SAE 21434の自動車サイバーセキュリティにおける製品開発フェーズでのセキュリティ活動について説明する。
勝岡 宣彦 氏
半導体技術商社のソフトウェア部門にてエンジニアとして組み込みソフトウェアの開発を行い、FAEとして画像処理やソフトウェア品質に関わる製品を、家電、車載、FA、放送、ゲーム等、幅広い分野の顧客に対しプリセールスからポストセールスまでを担う。2017年に日本シノプシス社に移り現職として活動。現在は自動車業界を中心に、高品質でセキュアなソフトウェアの開発を支援するソリューションに従事。

- ナビゲーター
- 「第9回 自動車機能安全カンファレンス」プログラム委員長
- 一般財団法人日本自動車研究所 新モビリティ研究部
- 谷川 浩
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~SAKURAプロジェクトの取り組み~

- 一般財団法人 日本自動車研究所
- 自動走行研究部
- 副部長
- 内田 信行
セッション概要
A1-1 招待講演「自動運転車の実用化に関わる安全性評価基盤の構築に向けて ~SAKURAプロジェクトの取り組み~」
自動運転の実用化については、2020年6月に自動運転レベル3に関する国際基準が制定され、限定条件下とはいえシステムが運転/操縦の主体となる自動運転での公道走行が可能になった。本発表では国内での官民連携による自動運転実用化の取り組みについて紹介した上で、自動運転システムの安全性評価に関する海外動向を概観すると共に、国内で進められている安全性評価の手法構築の取組を紹介する。
内田 信行
1994年3月,広島大学大学院修士課程修了.同年4月(財)日本自動車研究所に入所.2014年3月筑波大学大学院システム情報工学研究科修了.博士(工学).2019年4月より日本自動車研究所安全研究部副部長.交通事故に関わるヒューマンエラーの研究,および自動運転安全性評価手法の研究に従事.自動車技術会,日本人間工学学会会員.

- テクマトリックス株式会社
- ソフトウェアエンジニアリング事業部 ソフトウェアエンジニアリング技術部 ソフトウェアエンジニアリング技術1課
- 坂田 香織
セッション概要
A1-2 講演「車載ソフトウェア開発における「セキュアコーディング」対応 ~MISRA、CERTコンプライアンス運用の秘訣~」
高度化が進む車載ソフトウェアにおいて、安全性とセキュリティを担保した車載ソフトウェア開発を行うためには、MISRA、CERT、AUTOSARに関連したコーディングガイドラインの遵守が必須になりつつある。そこで、本発表では、自動車向け国際規格(ISO 26262、ISO/SAE 21434など)への対応動向と、効率的にセキュアコーティングを実現している企業様の事例を踏まえて、ツールを活用したコーディングガイドラインへの準拠チェックおよび、レポート生成などをご紹介する。
坂田 香織 氏
メーカーにて組込みソフトウェア開発に従事した後、テクマトリックスに入社、ソフトウェア開発支援ツールのプリセールスとサポートに携わっている。

- 一般財団法人日本自動車研究所 新モビリティ研究部 部長
- 谷川 浩
セッション概要
A1-3 講演「自動運転移動サービスの安全性評価に関する考察」
高齢化や過疎化等によって高齢者の移動手段確保や公共交通を担うドライバ不足等が重要な社会問題となっており、国土交通省と経済産業省は2025年度までに全国で40ヵ所以上の地域で自動運転レベル4での自動運転移動サービス実用化を目指すプロジェクトをスタートした。目標達成に向けては事業性と安全性の両立が重要課題であり、自動運転移動サービスにおいて確実かつ効率的に安全性を確保するための考え方や課題についてJARIの視点から考察する。
谷川 浩

- ナビゲーター
- 「第9回 自動車機能安全カンファレンス」プログラム委員
マツダ株式会社 - 統合制御システム開発本部
- 上席研究員
- 久保 敬也
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- 一般社団法人 日本自動車工業会
- エレクトロニクス部会電子プラットフォーム分科会
- 分科会長
- 川名 茂之
セッション概要
A2-1 招待講演「自動車サイバーセキュリティの各国当局の最新動向」
国連WP29のサイバーセキュリティの法規や解釈集が登録された。いよいよ欧州、日本、中国、韓国、アメリカなど一斉に規制に取り掛かり始める。OEMがどの様に各国対応し、各社が何をすべきか?のきっかけとなる最新の国際動向を紹介する。
川名 茂之 氏
自工会電子プラットフォーム分科会長として、車載電気電子システムの安全設計基盤技術の業界活動に従事。同時にJASICの国連CS&OTA対応WG主査、自技会情報セキュリティ分科会幹事、ISO/TC22/SC32/WG11の国際標準のエキスパート、名古屋大学非常勤講師。トヨタ自動車(株)勤務。

- 株式会社 日立産業制御ソリューションズ
- ソフトウエア・デファインド・ソリューション本部 第四設計部
- 主任技師
- 森松 秀雄
セッション概要
A2-2 講演「ソフトウェア・ファースト時代のSafety & Securityを支える、CI/CDソリューション」
WP29で自動車のサイバーセキュリティとソフトウェアアップデートに関する国際基準が成立した。これを多機能、複雑化する車載システムに適用し、さらには機能安全(Safety)と両立し開発していくには、それぞれのリスクの特定・分析・評価(検証)に至るプロセスの確立と発見時の素早い対応が重要である。ここでは、Safety & Securityの両立を意識し、あらかじめアップデートされることを想定したソフトウェアのCI/CD(*)ソリューションへの当社取り組みを車載ソフトウエア開発に適用した事例とともに紹介する。(*=Continuous Integration/Continuous Delivery)
森松 秀雄 氏
2005年からAutomotive SPICEなど車載組込み開発プロセス構築などを多数経験。
2015年より車載組込み開発プロセス改善(自動化/品質の見える化)に対して、CI/CD を活用した開発プロセス構築に取り組んでいる。2020年 WP.29,ISO/SAE21434など車載組込み開発プロセスにセキュリティ要件が必要となってきており、CI/CDを活用したSafety/Securityを両立した開発プロセス構築に取り組んでいる。

- アンリツ株式会社
- 通信計測カンパニー IoTテストソリューション事業部 第1ソリューションマーケティング部
- 課長
- 池田 満昭
セッション概要
A2-3 講演「自動車のコネクテッド化に伴うSoftware OTAの普及と今後の課題」
急速な自動車のコネクテッド化により、無線通信を経由してデータを送受信するSoftware OTAの技術が自動車にも普及しつつある。これに伴い今後サイバーセキュリティの脅威も拡大していくと想定される。こうした動きを受け、UNECEの作業部会WP29がサイバーセキュリティ(UN-R155)及びソフトウェアアップデート(UN-R156)の規則を採択した。これら自動車のコネクテッド化に伴う市場・規格動向と自動車業界を取り巻く課題に対し、通信技術分野でグローバルキープレーヤーに長年貢献した当社知見による取り組みと試験ソリューションについて紹介する。
池田 満昭 氏
1998年、アンリツ株式会社に入社。主に3G/4G携帯電話端末・チップセット開発向けシグナリングテスタの製品マーケティングとして商品企画や新規市場開拓に長年従事。2013年よりグローバルビジネスデベロップメント部にて海外携帯電話市場開拓と合わせて自動車テレマティクス向けソリューション提案活動に従事。2019年にドイツ・ミュンヘンに駐在、欧州OEM/Tier1を中心とした5G自動車ビジネス開拓を行った。これらの経験を経て、現在自動車市場向け試験ソリューションマーケティングとして商品企画に取り組む。

- ナビゲーター
- 「第9回 自動車機能安全カンファレンス」プログラム委員
株式会社アドヴィックス - 技術統括部
- 主査
- 河野 文昭
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- 研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
- 研究開発部門 第三研究ユニット
- 主幹研究開発員
- 石濱 直樹
セッション概要
A3-1 招待講演「宇宙機・自動車等のクリティカルシステムでAIを納得して使えるためのポイント」
従来システムは、人間が、実現したいことの特徴をルール化するため、システムは予測可能な動作を行う。一方で、データから特徴・ルールを抽出するAIは、動作を予測することが難しい。そのため、AIの動作が人間の期待値に合致しているかどうか原理的に判断できず、AIの品質を明確に示すことを困難にしている。本発表では、その課題と対策について、自動車の自動運転シナリオで示しながら説明する。
石濱 直樹 氏
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の前身である宇宙開発事業団(NASDA)に入社。入社以来、宇宙におけるソフトウェアシステムの信頼性向上・安全性実現に向けた研究・プロジェクト支援に従事。近年は、それらで得た技術を活かし、人工知能システムの信頼性・安全性実現にむけた研究に従事。

- ナビゲーター
- 「第9回 自動車機能安全カンファレンス」プログラム委員
株式会社ジェイテクト - 研究開発本部
- 主査
- 益 啓純
12月8日の各講演ブロックでMCを担当した「自動車機能安全カンファレンス」プログラム委員が1日のポイントを整理するWrap Upセッションです。
- ナビゲーター
- 一般財団法人日本自動車研究所 新モビリティ研究部
- 部長
- 谷川 浩
- ナビゲーター
- マツダ株式会社
- 統合制御システム開発本部
- 上席研究員
- 久保 敬也
- ナビゲーター
- 株式会社アドヴィックス
- 技術統括部
- 主査
- 河野 文昭
- ナビゲーター
- 株式会社ジェイテクト
- 研究開発本部
- 主査
- 益 啓純