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産学連携フォーラム「第19回 自動車技術に関するCAEフォーラム 2025」 2025年3月4日(火)、5日(水)

3月4日(火) 基調講演・特別講演
10:00-10:05
(5分)
OP1 オープニングリマークス

オープニングリマークス

須田 義大

「自動車技術に関するCAEフォーラム」プログラム委員長

東京大学モビリティ・イノベーション連携研究機構 (UTmobI) 機構長

生産技術研究所 次世代モビリティ研究センター 教授

須田 義大

プロフィール

1982年 東京大学工学部機械工学科卒業、東京大学大学院修士課程・博士課程修了(工学博士)。法政大学工学部機械工学科助教授、カナダクイーンズ大学客員助教授をへて、2000年東京大学生産技術研究所教授。2007年より同千葉実験所所長、2010年~2014年まで同次世代モビリティ研究センター長。車両制御工学、マルチボディ・ダイナミクス、ITS(高度道路交通システム)等を専門とし、自動車技術会等の理事・副会長を歴任、国際会議の議長、国土交通省の審議会委員など政府委員を務める。

10:05-10:45
(40分)
衝突安全 バーチャルテスト
K1 基調講演

衝突安全性能評価のパラダイムシフト:バーチャルテストの最新動向と日本の取り組み

朝日 龍介

マツダ株式会社

車両開発本部 衝突性能開発部

上席エンジニア

朝日 龍介

概要

自動車の衝突安全性能評価は大きな転換期を迎えようとしている。各国のNCAPは、リアルワールドにおける衝突安全のロバスト性を確保するために、従来の実車試験に加えて、CAE技術を活用したバーチャルテスティング(VT)の導入を推進している。CAEの精度は車両開発だけでなく、安全評価そのものにも大きな影響を与えるようになる。このような環境の変化に対応するために、日本としては共通認識を持ち、CAE技術の視点から協調を図る必要がある。今回は、VTの最新動向、課題、およびそれに対する日本自工会の取り組みについて紹介する。

プロフィール

2005      マツダ株式会社 入社
2005~2008  CAEと実機試験を用いた車両衝突性能開発
2008~2014  乗員保護CAE技術開発および性能開発 リーダー
2014~現在   人体モデルを用いた傷害研究(インパクトバイオメカニクス)リーダー
2023~現在   バーチャルテストに関する動向調査および基盤整備 リーダー
2024/4~現在 自工会 車両安全部会 衝撃吸収分科会 バーチャルテストWG主査

10:50-11:30
(40分)
S1 特別講演

Driving into the Future of SDV with Digital Engineering
デジタルエンジニアリングで切り拓くSDVの未来

※英語講演(逐次通訳あり)

Padmesh Mandloi

Ansys, Inc.

Regional Vice President, APAC

Padmesh Mandloi

概要

自動車開発におけるソフトウェアの役割拡大と、それに伴う設計・開発プロセスの進化を踏まえ、モデルベース開発やシミュレーション技術の活用、クラウドやHPC、AIを組み込んだエコシステムの重要性について議論する。また、国内外OEM/サプライヤーの先進的な取り組み事例を取り上げ、SDV時代に求められる自動車開発の革新の方向性を探る。

プロフィール

アジア太平洋地域エンジニアリングチームのVice Presidentとして、顧客のデジタルトランスフォーメーションを支援。さまざまな地域、産業、技術、分野にわたるエンジニアリングシミュレーションの分野で21年以上の経験を持ち、アンシス社では韓国地域およびアジア太平洋地域のテクニカルアカウントマネージャーとして最大の企業顧客を担当した。それ以前は、複数のグローバルな自動車OEMおよびサプライヤー、ならびに航空宇宙サプライヤーのテクニカルアカウントマネージャーを務めた。

11:30-12:20
(50分)
休憩(展示回覧)&会場転換
A会場 2階Hall East B会場 2階Hall West
12:20-12:45
(25分)
L1 ランチ講演

Coming soon

概要

プロフィール

CAEの利活用環境(クラウド)
L2 ランチ講演

Rescale AI/Data/Computeで深化する自動車設計・解析シミュレーション

佐藤 仁

Rescale Japan 株式会社

テクニカル ダイレクター

佐藤 仁

概要

Rescale AI/Data/Computeのソリューションを活用したクラウドネイティブ・アプローチを提示し、自動車設計・解析を効率化する最新事例を解説する。シミュレーションの大規模化と高度化を通じ、開発期間短縮と品質向上を同時に実現する研究開発手法を探る。

プロフィール

2009年、東京工業大学情報理工学研究科数理・計算科学専攻博士課程修了。博士(理学)。東京工業大学学術国際情報センター産学官連携研究員・特任助教、産総研人工知能研究センター主任研究員を経て、2019年4月より現職。東工大TSUBAME2,3や産総研ABCIなど大規模データ処理基盤の設計・高速化研究に従事。現在は民間企業でのHPC利用促進のためのソリューション構築・普及活動に取り組む。

12:45-13:00
(15分)
休憩(展示回覧)
11:55-12:05
(10分)
A1ブロックに関するQ&Aセッション
B1ブロックに関するQ&Aセッション
A2ブロック B2ブロック
13:00-13:25
(25分)
概念・構想・機能設計CAE
A1-1 招待講演

人体有限要素モデルを用いた前面衝突における乗員体格差の影響分析

吉川 満晴

株式会社SUBARU

車両安全開発部

担当

吉川 満晴

概要

前面衝突事故において肥満乗員は非肥満乗員より致命的な傷害を負うリスクが高いことが報告されており、重要な課題となっている。今回、北米自動車事故データベース(CISS)を用い、乗員傷害に対するBMI増加の影響を調査した。さらに、バーチャル人体モデルTHUMS Obeseを用い、胸部傷害に影響を及ぼす因子の分析と傷害低減の方向性について検討を行った。

プロフィール

2003年自動車関連の設計専門会社に入社。前面衝突CAEによる性能検討業務に従事。
2008年株式会社SUBARU(当時、富士重工業)入社。
CAEによる前面衝突安全性能の検討および衝突ダミーモデルを用いた傷害評価技術の構築に従事したのち、2019年より市場事故における傷害発生状況の調査、人体CAEモデルを用いた傷害評価技術の開発に従事している。

モノづくりのための生産加工・設計CAE
B1-1 招待講演

コイル線成形CAEのサロゲートモデルを用いた高速化技術開発

中野 慎太郎

トヨタ自動車株式会社

計測・デジタル基盤改革部

主任

中野 慎太郎

概要

電動車用モータのコイル線成形時の加工による膜厚減少を予測するため、基礎実験とCAEを組み合わせて予測技術を開発。更にCAEの高速化として機械学習を用いてサロゲートモデルを構築し計算時間短縮を実現。性能CAEと同期したモータ開発による初期設計素性の向上により、開発期間短縮に貢献できる。

プロフィール

生産技術部門にてCAE解析を通じた先行生産技術開発に従事したのち、電動車用モータの生産技術を中心にCAE技術開発及び製品開発に従事。

13:30-13:55
(25分)
概念・構想・機能設計CAE
A1-2 ソリューション講演

高速3次元形状取得技術と次元圧縮技術を用いたエアバッグ展開ばらつきの可視化技術

岡村 昌浩

株式会社JSOL

エンジニアリング事業本部

認定ITプロフェッショナル

岡村 昌浩

概要

バーチャルテストが本格的に活用される2026年以降の自動車乗員安全評価では、エアバッグ展開シミュレーションが担う役割はこれまで以上に重要となる。しかし、複雑に変形しながら高速に展開する実事象とシミュレーション結果を厳密に比較することは困難であった。
本講演では、高速リアルタイム3Dキャプチャ技術(HSVC:High Speed Volumetric Capture)を活用して取得したエアバッグ展開形状とFEエアバッグ展開シミュレーションを、展開ばらつきを考慮したうえで比較する手法を紹介する。

プロフィール

2004年、同志社大学大学院機械工学科博士課程後期修了。自動車車体衝突・乗員安全・歩行者保護解析を中心にAnsys LS-DYNAを活用したコンサルティングに従事。2014年頃よりマルチマテリアルに向けた軽金属・異材結合に関する技術開発やロバスト設計に関する技術開発に従事。現在CAEを活用した事業(バーチャルテスティング・デジタル認証、データドリブン開発、技術ノウハウの伝承)開発を担当。

概念・構想・機能設計CAE 機械学習 Modelica
B1-2 ソリューション講演

機械学習を活用した電動車モデルのサロゲートモデル生成と検証時間の短縮

溝口 伸雄

ネオリウム・テクノロジー株式会社

営業部

部長

溝口 伸雄

概要

電動車両の開発において、詳細なモデル化は設計の正確性と性能予測において重要な役割を果たします。しかし、1Dモデリングツールを用いた電動車モデルはその複雑さと非線形要素のため、計算負荷が高くなることが課題である。本セッションでは、機械学習を活用したサロゲートモデルの生成による計算負荷の軽減と検証精度の向上について解説する。

プロフィール

サンデン株式会社で自動車向けオートエアコンの開発に従事する中でモデルベース開発に携わり、その後、自動車分野に関わる検証環境やモデリングツールを提供するベンダーの技術営業を経て、ネオリウム・テクノロジーでは開発支援ソフトウェア(Dymola、FTire)の営業・技術サポートを行いつつ、様々なツールとの連携を模索している。

13:50-14:00
(10分)
A2ブロックに関するQ&Aセッション
B2ブロックに関するQ&Aセッション
13:55-14:20
(25分)
休憩(展示回覧)
A3ブロック B3ブロック
14:20-14:45
(25分)
概念・構想・機能設計CAE
A2-1 招待講演

MBDによるパワーユニット開発プロセスの進化

-パワーユニット制御モデルと連成させた2モータハイブリッド車両室内音予測モデル構築-

渡辺 賢

本田技研工業株式会社

四輪事業本部 四輪開発センター パワーユニット開発統括部 パワーユニット開発一部 小型パワーユニット性能開発課

アシスタントチーフエンジニア

渡辺 賢

概要

2モータハイブリッド車の振動騒音はハード特性開発だけでなく、パワーユニット制御開発が重要である。エンジンは発電をメインとし、音振動のレベルを決める回転数やトルクは燃費最良点を基準に動作するが、爽快な走りや音を演出する時は燃費最良点を外し、人の感覚に合わせた動作になる。そして、爽快な音の演出には聴感での判断が重要である。
本講演では2モータハイブリッド初期段階での開発にNVHシミュレータを活用し、パワーユニット制御モデルを連成させ、加速時の室内音を再現、聴感による判断を可能にした事例を紹介する。

プロフィール

1993年 本田技研工業入社以来、四輪車の振動騒音開発業務に従事。
2016年までは完成車開発室課に所属し、エンジンマウントシステム、アクティブマウントなどのパワープラント懸架系をメインに、V6気筒休止エンジンなどを搭載する中大型機種を担当。
2016年途中から、パワーユニット室課に異動し、新ハイブリッドシステム開発初期の性能設計を振動騒音観点から担当し、今に至る。

概念・構想・機能設計CAE
B2-1 招待講演

粒子法を活用した車載電子部品の耐被水性能デジタル開発推進

大島 康裕

トヨタ自動車株式会社

電子性能開発部 デジタルソフト品質改革室

主任

大島 康裕

概要

本発表では、開発期間の短縮と効率化を目的に、粒子法シミュレーション技術を活用した車載電子部品の耐水性能向上の取り組みについて紹介する。これまでの取り組みを通じ、シミュレーションを用いた設計プロセスが製品の性能向上と開発効率の向上に寄与することが確認された。本講演では、これらの成果を過去3年間にわたり自動車技術会学術講演会にて論文発表した事例を中心に、具体的な事例を交えて報告するとともに、今後の活動計画についても展望を示す。

プロフィール

トヨタ自動車株式会社に入社後、10年以上にわたり実験領域に従事。新製品の試験計画、性能評価、および結果のフィードバックを担当し、開発スピードと品質向上に貢献。
2022年には品質改革室へ異動し、これまでの実験現場での豊富な知見をもとに、シミュレーション技術を活用し、品質向上の提案・実行を行っている。

14:50-15:15
(25分)
概念・構想・機能設計CAE
A2-2 ソリューション講演

非因果モデルによる製品開発に向けた1D検討プロセス

内藤 恭兵

ニュートンワークス株式会社

CAE総合開発センター

主任

内藤 恭兵

概要

持続可能な社会の実現に向け、エネルギーマネジメントは重要なテーマである。高いエネルギー目標の達成には、システム全体を俯瞰した検討とサブシステム・コンポーネントレベルでの検討の行き来を加速させるモデルの利用が理想的となる。
MBDを用いた設計は、システムにおける機能配分を明確にし、Modelicaに代表される非因果モデルを活用することで、高い可読性・拡張性により設計技術者が利用しやすいモデルの構築が実現できる。JAMBEで公開されているジェネリックモデルの置換、コンポーネントの設計検討の事例を示す。

プロフィール

2018年にニュートンワークス株式会社入社。自動車業界を中心に、熱・エネルギーマネジメント領域に対して1D CAEの活用・推進する業務に従事。

CAEの利活用環境(クラウド)
B2-2 ソリューション講演

徹底的なクラウド活用で実現するCAEによる設計検討の加速

小知和 瑞葉

株式会社構造計画研究所

SimScaleビジネスチーム

マーケティングリーダー

小知和 瑞葉

概要

設計者CAEの活用が当たり前となる中、CAE利用をより促進できるのがクラウドの活用だ。クラウド活用によって、従来のCAEで悩まされていた導入の煩雑さの解消・維持の低コスト化、チーム内でのデータ共有の迅速化など解析ワークフロー全体の高速化を実現する。
本発表では"完全クラウドCAEソリューション"であるSimScaleを例にクラウドを徹底的に活用することによって得られるメリットを解説する。
また、クラウドに蓄積される解析データとクラウドGPUを活用したCAEでのAI活用実例についても紹介する。

プロフィール

2011年に株式会社構造計画研究所に入社、熱流体解析および電磁界解析の技術担当を務める
2017年からは技術担当として顧客の設計業務の自動化に従事。
その後、経営企画室の室長を経て、2024年より現職

15:10-15:20
(10分)
A3ブロックに関するQ&Aセッション
B3ブロックに関するQ&Aセッション
15:15-15:40
(25分)
休憩(展示回覧)
15:40-16:05
(25分)
概念・構想・機能設計CAE
A3-1 招待講演

高精度クラッシュボックス性能評価サロゲートモデル構築の検討

和田 義孝

近畿大学

理工学部機械工学科

教授

和田 義孝

概要

機械学習を用いた物理サロゲートモデル構築への期待は高まっている。利用方法と構築方法への理解が実用化の鍵となっている。クラッシュボックスをイメージした矩形筒を対象とし最大反力およびエネルギ吸収を予測するサロゲートモデル構築を試みた。ニューラルネットワークおよび決定木で予測器の構築を行った。精度向上には必要であるため入力データ設計を実施した。座屈モードの違いにより精度向上が阻害されるデータの分析についても報告する。自動車技術会構造強度部門委員会においてAI-ML技術応用WG活動で得られた成果である。

プロフィール

1997年年東京大学大学院工学系研究科寄附講座助手。1998年にFEM計算のための6面体自動要素分割手法に関する研究で博士(工学)を取得。2012年4月より近畿大学准教授、2017年4月より近畿大学教授。2016年より深層学習でき裂進展は予測できるか、学習の高速化に関する研究を実施。専門は、破壊力学、深層学習の工学応用、計算力学。特にCAEサロゲートモデルの構築に関する研究をテーマとしている。

モノづくりのための生産加工・設計CAE
B3-1 招待講演

量子アニーリングを活用した順序制約を含む大規模な自動車組立作業割り当て最適化手法の開発

守屋 岳志

日産自動車株式会社

生産技術研究開発センター

エキスパートリーダー

守屋 岳志

概要

自動車組立ラインの作業設計は、様々な制約を満たしつつ多くの作業を多くの作業者に割当てられる大規模かつ複雑な組合せ最適化問題である。そのため、従来の最適化手法では膨大な時間がかかっていた。そこで、量子アニーリングの適用を検討したが、量子アニーリングでは、部品の組立順序に関する制約を定式化できない課題がある。そこで量子アニーリングと組立順序調整アルゴリズムを組み合わせる新しい手法を開発し、実際の作業割当てでその有効性を実証した。このアプローチは多くの組み合わせ最適化問題に有効であると考える。

プロフィール

1994年日産自動車入社。これまで生産部門において、プレス成形など自動車製造に関係するFEMシミュレーション技術や最適化技術の開発に従事。また、設計部門における自動車性能に関するCAE技術開発および新車開発にも従事。現在、生産部門のIoT、AIなど含むデジタル技術開発を担当。エキスパートリーダー/博士(工学)

16:10-16:35
(25分)
構造・設計CAE
A3-2 招待講演

機械学習を利用したFDS(Flow Drilling Screw)接合破断挙動の予測手法の開発

中條 昂司郎

日産自動車株式会社

カスタマーパフォーマンス&車両性能技術開発本部
衝突・耐久CAE技術開発グループ

チームリーダー

中條 昂司郎

概要

FDS接合は、アルミ材同士の接合やアルミ―鉄鋼材などの異材接合も可能なため採用例が増している。そのため、本接合部の破壊を再現することは衝突CAEにおいて重要性が増してきている。本報では、試験片結果(引張せん断試験および十字引張試験)に基づいて、引張・せん断による破壊荷重とその破壊モードをランダムフォレストを用いて予測する機械学習モデルを使用して開発した。結果、本モデルは、破壊荷重と破壊モードの両方を予測するのに有用であった。

プロフィール

2013年 日産自動車株式会社入社。
入社以来、車体メタルの強度耐久の評価に従事。
2023年から現所属にて接合強度・疲労の技術開発を担当。

モノづくりのための生産加工・設計CAE
B3-2 招待講演

流動解析と熱構造解析の連成による内装樹脂部品外観不良発生メカニズム解明

仲田 光秀

河西工業株式会社

試作実験部

担当

仲田 光秀

概要

自動車内装の射出成形部品に発生する外観不良は、質感や安らぎ等の感性価値を損ねる原因である。その1つである部品表面に発生するモヤ状模様は、脱型カジリや添加剤のブリードなど一部は原因が解明されているが、その原因に基づく対策では改善効果が見られない白モヤ現象が存在する。その白モヤに対して発生状況を深掘りすることにより、従来と異なる新たな特徴を突き止め、それを基に成形時の型内固化挙動が関係する仮説を立てた。本仮説を、流動解析と熱構造解析の連成手法により検証し、メカニズムを解明することで対策につなげた。

プロフィール

2016年に河西工業株式会社に入社。製品開発~量産および市場で抱える課題解決のため、CAE技術・材料技術・生産技術を総合的につなぎ合わせ、開発業務に取り組んでいる。

16:35-17:00
(25分)
休憩(展示回覧)
17:00-17:40
(40分)
O1 主催特別講演

主催特別講演

須田 義大

「自動車技術に関するCAEフォーラム」プログラム委員長

東京大学モビリティ・イノベーション連携研究機構 (UTmobI) 機構長

生産技術研究所 次世代モビリティ研究センター 教授

須田 義大

プロフィール

1982年 東京大学工学部機械工学科卒業、東京大学大学院修士課程・博士課程修了(工学博士)。法政大学工学部機械工学科助教授、カナダクイーンズ大学客員助教授をへて、2000年東京大学生産技術研究所教授。2007年より同千葉実験所所長、2010年~2014年まで同次世代モビリティ研究センター長。車両制御工学、マルチボディ・ダイナミクス、ITS(高度道路交通システム)等を専門とし、自動車技術会等の理事・副会長を歴任、国際会議の議長、国土交通省の審議会委員など政府委員を務める。

サテライト
17:00-18:00
(60分)
P1 パネルディスカッション

自動車設計・製造プロセスにおけるデジタルエンジニアリングのこれから

~CAE利活用や開発環境の課題と展望を議論~

モデレーター

加藤 千幸

東京大学

生産技術研究所
革新的シミュレーション研究センター

教授

加藤 千幸

プロフィール

専門は流体騒音の予測と低減。20年間以上にわたって、先端的シミュレーションソフトウェアの研究開発とその普及を目的とした、文部科学省のプロジェクトの代表者を務め、ものづくり分野における、先端的かつ実用的シミュレーションソフトウェアの研究開発とその社会実装をけん引。一般社団法人日本機械学会会長、一般社団法人ターボ機械協会会長、一般社団法人HPCIコンソーシアム理事長などを歴任。

パネリスト

中島 卓司 氏

広島大学

先進理工系科学研究科

准教授

中島 卓司

プロフィール

2006年5月、東京大学大学院工学系研究科にて博士(工学)の学位を取得。同年10月、広島大学大学院工学研究科・助手に着任し、その後一貫して、自動車や船舶等の輸送機器に関わる流体工学の研究・教育に従事。2021年10月より同大学 大学院先進理工系科学研究科・准教授。同研究科 次世代自動車技術共同研究講座 空気力学研究室・准教授を兼任。自動車技術会CFD技術部門委員会委員。

小林 広和 氏

株式会社本田技術研究所

先進技術研究所 ダイナミクス領域・チーフエンジニア

小林 広和

プロフィール

2007年本田技術研究所に入社。
入社以来、車体構造の研究部門にて衝突、剛性、NV解析等を担当し、現在はフルビークルCAEの解析技術開発を推進している。主に先行開発、将来技術開発を中心に取り組んでいる。

柳瀬 純一 氏

三菱自動車工業株式会社

性能計画実験部

担当マネージャー

柳瀬 純一

プロフィール

CAEフォーラム2024 プログラム委員。  三菱自動車工業に入社後、車体構造の剛性、NV解析のCAE技術構築と開発適用に従事。現在は、モデルベース開発(MBD)にも携わり、MBD/CAEの技術開発と適用拡大を推進。

長坂 圭 氏

スズキ株式会社

四輪構造系CAE/MBD統括部 衝突グループ

長坂 圭

プロフィール

2003年スズキ株式会社入社。以来、一貫してCAEを用いた四輪車の衝突安全性能開発、および衝突CAEの技術開発に従事。2018年学位取得。博士(工学)。

and more..

概要

17:55-19:30
(95分)

情報交換会
※講演者、プログラム委員会、スポンサー企業、参加者と共に、自動車技術やCAEに関する情報交換を行っていただく場です。
ささやかではございますが、立食形式にてお食事もご提供いたします。
※会場規模の関係上、自動車メーカー、部品メーカーなど、本イベントの対象者を優先するため、お断りさせていただく場合もございますので、予めご了承ください。

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