未来の自動車開発の課題と可能性、
そしてCAEを含むデジタルエンジニアリングの最新技術・事例を展望するフォーラム
「自動車技術に関するCAEフォーラム」は2015年2月に、自動車開発にフォーカスしたCAE技術の専門フォーラムとして初めて開催しました。当時は、日本大学 生産工学部 自動車工学リサーチ・センターと民間の出版社であるインプレスとの共催でスタートし、第11回目より東京大学 モビリティ・イノベーション連携研究機構 (通称:UTmobI)が主催を引継ぎました。
毎年夏と冬の2回を開催している本フォーラムですが、今回の秋季開催では会期を2日間に分け、初日には約3年半ぶりとなるリアル会場での講演会を実施いたします。2日目のプログラムはより多くの皆様にご聴講いただけるよう、オンライン配信にてご用意をいたしました。
さて、昨今ではデジタル化やIoT、AI、5G/ローカル5G等の技術が革新的な進化を続け、進行する人口減少や高齢化といった様々な社会課題の解決に向けて、分野を横断した産官学の活動や国際連携がより一層に強調される時代となりました。
自動車業界もスマートシティやモビリティ社会の開発に関わるあらゆる業界と関係者を巻き込み、安心安全で自由な「移動」という目標が社会全体で重点を置くべき課題となっています。また「カーボンニュートラル実現」を目指す取り組みもグローバル規模に、もはや無視することができない喫緊の課題です。
社会構造が大きく変化する中で、モノづくりの設計開発・製造現場においても、期間の短縮やコスト削減、効率化等を益々求められていくことでしょう。一方では高機能化と安全性の向上の両立もこれまで以上に重要視され、エンジニアに求められる技術や知識が一足飛びに増大してまいります。そのため、CAEをはじめとする様々なデジタル技術の活用や、業界の垣根を超えたオープンイノベーションが今後の自動社開発の鍵を握ると考えられます。
本フォーラムでは、自動車業界におけるニーズや課題等の展望と、CAEを含むデジタル技術の具体的な技術動向や活用事例の両視点で、各分野のスペシャリストにご紹介いただきます。
これからの自動車開発を担うエンジニア・研究者・関連業界や関連機関の皆様にとって本フォーラムが、実りのある機会となること、また産学官連携の有効な場として提供できることを期待しています。
ご参加を心よりお待ちしております。

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「自動車技術に関するCAEフォーラム」プログラム委員長
東京大学モビリティ・イノベーション連携研究機構 (UTmobI) 機構長
生産技術研究所 次世代モビリティ研究センター
教授
須田 義大
テーマカテゴリー
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簡易モデルを使ってのCAE/FOA/1D-CAE、機械学習を用いたメカニズム解明
簡易モデル・機械学習を使った設計支援は、効率的な開発には不可欠である。そこで、1D解析により、現象の解析的推定を実施し、机上検討手法を構築した事例を紹介する。また、機械学習によるサロゲートモデル構築と、重要因子連鎖構造の可視化により、メカニズム解明と設計指針導出を支援する、データ分析プロセスを取り上げる。
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鋳造・鍛造・プレス成形・樹脂成型・接合・熱処理など加工に関するCAE全般
製造品質向上、製造コスト低減および生産準備期間短縮を目的に、各種の生産加工におけるCAEの利活用が進んでいる。また、生産加工CAEと設計CAEをコンカレントに行うことで、製造要件を考慮した手戻りの少ない設計も可能になってきた。
本カテゴリでは、生産加工CAEに関する最先端の技術および企業での適用事例について紹介する。
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機能設計や性能設計をさらに進化させるためのCAE活用
自動車開発で求めらる機能・要件は年々複雑さが増しているが、開発期間の短縮も同時に求められている。コンセプトや構想を練る段階から、図面での具体的な仕様・構造の定義、さらには検証に至るまで、目的とする機能要件の達成を短期間で見通す必要があり、モデルベースによる機能設計が必須となっている。
今年度は、操作系開発、衝突性能開発、エンジン性能開発の分野から、機能設計の最新情報を紹介する。
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“高性能・低コスト・軽量な構造”、“効率的かつ手戻りのない開発”の実現に貢献するCAE
構造・設計CAEは古くから活用されてきているが、性能・コスト・軽量化を高度に両立し効率的かつ手戻りのない開発を実現していく上で、依然として重要な領域である。また近年CAE適用範囲が拡大され評価手法についても多岐にわたってきている。
今回は、X線による衝突中の車体変形可視化への取組み事例,パターン認識と機械学習による衝突ロバスト設計の事例,トポロジー最適化による繊維強化樹脂を活用したドア開発事例などを取り上げ、年々充実していく構造・設計CAEの最先端をご紹介する。
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車両開発に活用されるCFD技術全般
電費/燃費向上を目的とした車両空力抵抗低減検討や車両搭載コンポーネントの高度化など、CFD分野においてもシミュレーションを活用した現象分析や性能向上検討の重要度が更に増している。
本カテゴリーでは、2輪車の燃費性能向上における流体シミュレーションの活用事例や、自動車の信頼性向上のための空気力分析の検討事例などの最新情報を紹介する。
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基調講演
K1
政策
自動運転
/9月28日(木)リアル会場
自動車産業のDX・GXに関する取組について
- 経済産業省
- 製造産業局自動車課 モビリティDX室
- 室長
- 伊藤 建
セッション詳細
K2
モデルベース開発(MBD)
電動・自動運転車開発
/9月28日(木)リアル会場
電動・自動運転車シミュレーション基盤構築への取り組み
- 一般財団法人日本自動車研究所
- 自動走行研究部 自動走行MBDグループ
- グループ長
- 高山 晋一
セッション詳細
K3
EV
車載充電器
モデルベース開発(MBD)
/9月29日(金)オンライン配信
車載充電器から見たEV市場動向と車載パワエレ機器開発の取組み~ カーボンニュートラル実現に向けたパナソニックの挑戦 ~
- パナソニックオートモーティブシステムズ株式会社
- 充電器ビジネスユニット
- 開発総括
- 京條 裕之
セッション詳細
P1
徹底討論:日本におけるカーボンニュートラル/サーキュラーエコノミーの実現に向けて
- 東京大学
- 環境安全研究センター
- センター長・教授
- 辻 佳子
パネリスト
- 「自動車技術に関するCAEフォーラム」
プログラム委員
- スズキ株式会社
- 環境・材料・生産技術開発部
基礎・先行技術開発課
- 専門職
- 樫山 武士
パネリスト
- 「自動車技術に関するCAEフォーラム」
プログラム委員
- トヨタ自動車株式会社
- 先進プロダクト開発部 CAE技術室
- 主幹
- 山前 康夫
パネリスト
- 「自動車技術に関するCAEフォーラム」
プログラム委員
- サイバー・フィジカル・エンジニアリング技術研究組合
- 本部
- 常務理事・CTO
- 高山 光弘
パネリスト
- 「自動車技術に関するCAEフォーラム」プログラム委員長
- 東京大学モビリティ・イノベーション連携研究機構 (UTmobI) 機構長
- 生産技術研究所 次世代モビリティ研究センター
- 教授
- 須田 義大
モデレーター
セッション詳細
次回、CAEフォーラム2024年2月開催のご協賛社様を募集しております!
協賛講演・オンライン展示をご希望・ご検討の方は事務局までお気軽にお問い合わせください。
協賛プログラムに関する詳細資料をご案内いたします。
「自動車技術に関するCAEフォーラム」運営事務局
E-mail:car-caeforum@impress.co.jp
自動車業界・エンジニア向けのイベントを多数開催!
本フォーラムを共催する株式会社インプレスでは他にも、自動車業界・エンジニア向けのイベントを運営しております。
詳細は以下サイトよりご確認いただけます。
開催概要
イベント名 |
産学連携フォーラム 「第16回 自動車技術に関するCAEフォーラム2023 秋」 ~CASE時代のクルマづくりを先導するデジタルエンジニアリング最前線~ |
日時 |
【フォーラム】 2023年9月28日(木):講演会&テーブル展示&情報交換会(リアル開催のみ) 2023年9月29日(金):講演会(オンライン配信のみ) 【オンライン展示】 2023年9月1日(金)~9月29日(金) ※9月28日については、会場の席数を申込数が上回る場合は、ご参加者を自動車メーカー、部品メーカー、研究機関などのCAEユーザーのお立場の方を優先する場合がございますので予めご了承ください。 |
9月28日(木) の会場 |
ミッドランドホール 住所:愛知県名古屋市中村区名駅四丁目7番1号 ミッドランドスクエア |
主催 |
東京大学モビリティ・イノベーション連携研究機構 (UTmobI) |
共催 |
株式会社インプレス |
企画 |
「自動車技術に関するCAEフォーラム」プログラム委員会 |
後援 |
- 愛知工研協会
- 公益社団法人自動車技術会
- 一般財団法人 日本自動車研究所
- 一般社団法人 日本機械学会
- 日本大学 生産工学部 自動車工学リサーチ・センター
- Center for Advanced Vehicular Systems (CAVS), Mississippi State University
- 名古屋大学未来社会創造機構モビリティ社会研究所
- ひろしまデジタルイノベーションセンター
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参加対象 |
自動車メーカー、二輪/トラック/バス/建機/農耕機等の製造業、部品メーカー、研究者、学生 |
参加料 |
無料(事前登録制) |
お問い合わせ先 |
「自動車技術に関するCAEフォーラム」運営事務局 E-mail:car-caeforum@impress.co.jp |
「自動車技術に関するCAEフォーラム」プログラム委員会
委員長 |
- 須田 義大
- 東京大学モビリティ・イノベーション連携研究機構 (UTmobI) 機構長
生産技術研究所 次世代モビリティ研究センター 教授
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副委員長 |
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- 樫山 武士
- スズキ株式会社 環境・材料・生産技術開発部 基礎・先行技術開発グループ 専門職
- 長澤 澄人
- 株式会社SUBARU 技術本部 車両安全開発部 衝突安全第3課 課長
- 山前 康夫
- トヨタ自動車株式会社 先進プロダクト開発部CAE技術室 主幹
- 若菜 剛介
- 日産自動車株式会社 カスタマーパフォーマンス&車両性能技術開発本部 統合CAE・PLM部
製品開発/衝突CAEグループ 主担
- 樋口 英生
- 株式会社本田技術研究所 先進技術研究所
次世代電動車研究 チーフエンジニア
- 柳瀬 純一
- 三菱自動車工業株式会社 第一車両技術開発本部 性能計画実験部 担当マネージャー
- 髙山 光弘
- サイバーフィジカルエンジニアリング技術研究組合 常務理事・CTO
- 水野 幸治
- 名古屋大学大学院工学研究科 機械システム工学専攻
/未来社会創造機構モビリティ社会研究所 教授
- 本山 惠一
- Research Professor, Center for Advanced Vehicular Systems (CAVS), Mississippi State University
日本大学 生産工学部 客員教授 自動車工学リサーチ・センター 客員研究員
- 髙橋 進
- 日本大学生産工学部 機械工学科 特任教授
自動車工学リサーチ・センター センター研究員
- 見坐地 一人
- 日本大学 生産工学部 数理情報工学科 特任教授
自動車工学リサーチ・センター センター研究院
- 谷川 潔
- 株式会社インプレス モビリティ編集統括部 統括部長
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