「自動車技術に関するCAEフォーラム」プログラム委員長
東京大学モビリティ・イノベーション連携研究機構 (UTmobI) 機構長
生産技術研究所 次世代モビリティ研究センター 教授
須田 義大
1982年 東京大学工学部機械工学科卒業、東京大学大学院修士課程・博士課程修了(工学博士)。法政大学工学部機械工学科助教授、カナダクイーンズ大学客員助教授をへて、2000年東京大学生産技術研究所教授。2007年より同千葉実験所所長、2010年~2014年まで同次世代モビリティ研究センター長。車両制御工学、マルチボディ・ダイナミクス、ITS(高度道路交通システム)等を専門とし、自動車技術会等の理事・副会長を歴任、国際会議の議長、国土交通省の審議会委員など政府委員を務める。
経済産業省
製造産業局自動車課 モビリティDX室
室長
伊藤 建
自動車産業は、いわゆるCASEと言われる百年に一度の技術革新の中で、大きく産業構造の転換を求められ、「デジタル化」と「グリーン化」の2つの競争軸での競争が進む。本講演では、昨年度「自動走行ビジネス検討会」において、新たに立ち上げた「自動運転・デジタル化戦略WG」での議論や、RoAD to the L4プロジェクトといった自動運転に関する取組や、カーボンニュートラルに向けた取組などについて紹介する。
2005年経済産業省入省。これまで、質の高いインフラ輸出戦略の推進、世界貿易機関(WTO)ルール交渉、カーボンニュートラルに向けた環境エネルギー政策、医療DXの推進等を担当。2023年7月より現職。
Rescale Japan株式会社
ソリューションアーキテクト
岩瀬 滋
自動車開発/製造業の現場では、従来の流体/構造/衝突解析に加えて、モーターやバッテリーに用いる電磁界/制御解析など、幅広い解析業務と大規模で柔軟な計算リソースの利用が求められています。Rescaleは、クラウドHPCを通じてスケーラブルな計算リソース (CPU, GPU) を提供し、研究開発の迅速化、ならびに新製品の市場投入加速化を支援します。
筑波大学 数理物質科学研究科 物理学専攻 博士課程修了。博士(理学)。CAEソフトウェアベンダーでソフトウェアエンジニアとして勤務後、現職。
一般財団法人日本自動車研究所
自動走行研究部 自動走行MBDグループ
グループ長
高山 晋一
近年、自動車開発においてモデルベース開発の必要性が重要視されつつあり、JARIとしても自動車産業の協調領域として取り組むべき課題である。これまで培ったデータ計測ノウハウを生かしながら、モデルベース開発に向けた車両モデルの構築手法を確立することを目的に、自動車産業に貢献することを決めた。JARIとしての電動・自動運転車シミュレーション基盤構築への取り組みへの取り組みについて紹介する。
2005年にJARIに入所後、・衝突安全用人体FEモデル開発に関する研究・交通事故調査・分析に関する研究・事故自動通報に関する研究・自動運転評価拠点構築・モデルベース開発に関する研究現在に至る。
代表理事・研究所長
鎌田 実
1959年生。1987年 東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。1990年 東京大学工学部講師。2002年 東京大学工学系研究科教授。2009年 東京大学高齢社会総合研究機構機構長。2013年 東京大学大学院新領域創成科学研究科教授。2020年 現職。専門は車両工学,人間工学,ジェロントロジー。経産省・国交省自動走行ビジネス検討会座長。経産省スマートモビリティチャレンジ アドバイザリボードメンバ。国交省,経産省,警察庁,環境省,内閣官房などの会議体に参加。2015年 国交省交通文化賞受賞。