※プログラムは予告なく変更となる場合がありますので、ご了承ください。
OP1
オープニングリマークス
「オートモーティブ・ソフトウェア・フロンティア」プログラム委員長
(名古屋大学 未来社会創造機構 教授)
高田 広章
K1
基調講演
本田技研工業株式会社
電子制御開発統括部
Executive Chief Engineer(特任)
横山 利夫
K1 基調講演「ホンダにおける自動運転実用化に向けた取り組み」
自動運転システムの実用化は、交通事故の削減、高齢者等の移動手段の確保、物流分野における生産性向上等、我が国が抱える様々な社会課題の解決に大きな役割を果たすことが期待されている。
2020年11月、Hondaは自動運転レベル3に求められる国土交通省の型式指定を取得した。
これにより高速道路渋滞時など一定の条件下で、システムがドライバーに変わって運転操作を行うことが可能となる。本講演では、ホンダにおける自動運転システムの開発経緯および今回認可を取得した自動運行装置(名称:Traffic Jam Pilot)の概要を紹介する。
本田技研工業株式会社
電子制御開発統括部
Executive Chief Engineer(特任)
1979年 本田技研工業株式会社 入社
2000年 Honda R&D Americas Vice President
2003年 Honda Research Institute USA President
2008年 株式会社本田技術研究所 未来交通システム研究室室長
2012年 株式会社本田技術研究所 4輪R&Dセンター自動運転/ITS研究開発担当
2014年 日本自動車工業会 自動運転検討会 主査
同年 SIP自動走行プロジェクト 推進委員会 委員
2020年 日本自動車工業会 自動運転部会 部会長
S1
特別講演
日本シノプシス合同会社
ソフトウェア・インテグリティ・グループ
プリンシパル・オートモーティブ・セキュリティ・ストラテジスト
岡 デニス 健五
S1 特別講演「ソフトウェア定義自動車(Software-defined car)のセキュアな開発」
本講演では、ソフトウェア定義自動車(Software-defined car)の開発に関するセキュリティトピックについて説明する。ソフトウェア定義自動車を構築するために、オートモーティブシステムがどのように変化しているのか、また、そのようなシステムを開発するために、自動車組織もどのように変化しなければならないのかについて説明する。特にソフトウェアが主となるHPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)のシステムに関するトレンド、課題とセキュアソフトウェア開発ソリューションを紹介する。
日本シノプシス合同会社
ソフトウェア・インテグリティ・グループ
プリンシパル・オートモーティブ・セキュリティ・ストラテジスト
日本シノプシス合同会社のソフトウェアインテグリティグループにてプリンシパルオートモーティブセキュリティストラテジストとし自動車セキュリティのソリューション、主にソフトウェア開発ライフサイクルとサプライチェーンに特化したソリューション業務に従事。2006年より車載セキュリティを専門とし、過去にボルボ、Boschグループの車載セキュリティ子会社(ESCRYPT)に勤務。60以上の執筆を手掛け、講演も世界中で多数行っている。
K1/S1に関するQ&Aセッション
休憩
A1-1
招待講演
サイバーセキュリティ
一般社団法人JASPAR
情報セキュリティ技術WGプロセスチーム脆弱性分析実施例ガイドサブチーム
チームリーダー
左近 透
A1-1 招待講演「車載システムのセキュリティ開発に対するJASPARの取り組み」
一般社団法人JASPARは、2010年代半ばから情報セキュリティに関連する非競争領域の技術の検討を進めている。その範囲は、認証やソフトウエア更新などの要素技術から、開発プロセスや評価要件にまで多岐にわたっている。また、2018年度から、広く利用されることを目的として、非会員に対しても開発成果の多くを規格文書として公開している。本講演では、車載サイバーセキュリティ開発の技術領域を俯瞰した上で、JASPAR活動と成果物、および今後の活動が目指す方向性についての解説を行う。
一般社団法人JASPAR
情報セキュリティ技術WGプロセスチーム脆弱性分析実施例ガイドサブチーム
チームリーダー
1988年住友電気工業入社。分散システムの研究、組込OS、ウインドウシステム、ブラウザの開発、および製品の事業展開サポートに参画。一方で、組み込みソフト開発部門を対象に、種々の制約下での多品種開発プロセスを開発。
その後、情報システム部門にてセキュリティマネジメントを担当。規定作成,教育、監査、インシデントレスポンスの実務を経験した後、現職。
機械学習の交通管制への応用や、社内のセキュリティ設計評価を行う一方、国内の標準化団体でセキュリティ標準化活動を担当している。
A1-2
企業講演
ハートランド・データ株式会社
エンジニアリング本部 第2エンジニアリング部 テストソリューション課
課長
小泉 友昂
A1-2 企業講演「機能安全規格対応における2つのテーマ。「プロセス管理」と「カバレッジ計測」導入手順の解説」
機能安全で求められるプロセス管理とカバレッジ計測について解説。
プロセス管理については、プロセス管理の基本的な考え方や、プロセス管理を行うにあたりよくある課題を解説し、プロセス管理の課題に対してプロセス管理システム「Stages」を使った、スマートなプロセス管理手法を提案する。
カバレッジ計測については、カバレッジが必要とされる本質や、いかに効率的に取得していくかを、新しくなった動的テストツール「DT+FS」と共に解説する。
ハートランド・データ株式会社
エンジニアリング本部 第2エンジニアリング部 テストソリューション課
課長
ハートランド・データに入社後、組込みソフトウェアの開発業務に従事。
多くの開発案件で、プロジェクトマネージャーとしてチームを牽引。
現在は、機能安全グループのテクニカルエバンジェリストとして、プロジェクト適用サービスDiETやプロセス管理ツールStagesの推進を行いながら、開発現場目線での認証取得とテスト効率化の伝道に努めている。
A1ブロックに関するQ&Aセッション
休憩
A2-1
招待講演
MOT(技術経営)/社会システムデザイン
学校法人慶應義塾大学
大学院 システムデザイン・マネジメント研究科
特任助教
広瀬 毅
A2-1 招待講演「MaaSのアーキテクチャ設計とデザイン思考」
MaaSのアーキテクチャを、システムズエンジニアリングの手法を使って構築することは有効な手段ではあるが、それだけでは難しい部分がある。それは、MaaS自体がまだ完全な形を世の中に示していないからであり、これから形作られていくものであるからである。よって、アーキテクチャを設計していく際には、デザイン思考的な発想も必要になってくる。本セッションでは、NEDOやIPAでのMaaS関係の動向を紹介しながら、MaaSのアーキテクチャ設計におけるデザイン思考の役割とその必要性について紹介をする。
学校法人慶應義塾大学
大学院 システムデザイン・マネジメント研究科
特任助教
ITメーカにてプログラマーとしてキャリアをスタートし、広告代理店にてアカウントプランニング部部長兼ストラテジックプランナーを務め、慶應義塾大学大学院SDM研究科を修了後に、特任助教に就任すると共に合同会社JudgePlusを設立。慶應SDMでは、システム思考・デザイン思考関係の授業などを担当すると共に、企業との共同研究にも従事。ミラノサローネプロジェクトのリーダーなども務める。会社では、企業の新規事業創出やマーケティング活動のサポートなどや、複数の高校にてアイデア創出の授業を行っている。
A2-2
企業講演
Real-Time Innovations
Market Development Director, Automotive
Director
Pedro Lopez Estepa
株式会社日新システムズ
システム・ソリューション事業部
グループ長
和泉 吉浩
A2-2 企業講演
「How The Future of Electric And Autonomous Vehicles Will Rely On Data Centricity(データセントリック時代における自動運転車の未来)」
自動車業界は前例のない革命を遂げており、CASEやMaaSに基づくモビリティソリューションの変革が加速している。
コネクテッドカーや自動運転車の高性能アプリケーションのデータ通信を担うミドルウェア RTI Connext Driveを提供しているRTI社が、現在進められている開発手法の変革や、新しいビジネスモデルでの課題を解決するためのソリューションを紹介する。
Real-Time Innovations
Market Development Director, Automotive
Director
ペドロ氏は、Real-Time Innovations(RTI)の自動車部門のシニアマーケット開発マネージャーである。 この役職では、RTIのグローバル自動車ビジネスを管理し、RTIのConnext DDSソフトウェアを使用して、Open Management Group(OMG)データ配信サービス(DDS)業界標準を自動車市場に推進するのを支援している。
ペドロ氏は、10年以上の製品戦略とエンジニアリングの経験があり、世界の自動車および自動化業界で幅広く働いている。
株式会社日新システムズ
システム・ソリューション事業部
グループ長
和泉氏は商品開発部、企画、マーケティング部門などを歴任。 海外HW/SW製品の日本国内におけるプロモーション、導入支援を担当し、2015年以降はRTI社の製品(Connext DDS, Connext Drive, etc)についての営業、マーケティング、FAE 活動に従事。
A2ブロックに関するQ&Aセッション
休憩
A3-1
招待講演
コンテナ技術
※講演言語:英語
Denso Corporation
Digital innovation
Software engineer
AMAN GUPTA
Denso Corporation
Digital innovation
Software Engineer
Yong Jun Kai
A3-1 招待講演「Misaki: Connected vehicle platform leveraging Kubernetes and Envoy Proxy.」
Denso Started developing in house solution for connected vehicle environment right at the heart of Tokyo, Akihabara. We have tried to use Open source existing solutions for web inside vehicle edge devices. Primarily we are developing for Linux based devices like Rasperry Pi or Nvidia Jetson series. So far we have made several POCs proving our hypothesis right. Misaki is one of them, It is a Kubernetes based platform which provides two functionalities. Orchestration of Applications to the edge and Resolving the network disconnection concerns from the edge device.
Denso Corporation
Digital innovation
Software engineer
I am a software engineer at Denso. I am from India and came to Japan 3 years ago to do my Masters from Keio university and later joined Denso. My work involves full stack development for Web/Cloud solutions. I have experience working with Kubernetes, Docker and AWS. For programming I am flexible for the language but Golang is my favorite. I like traveling to beautiful places across Japan and I also enjoy Skiing.
Denso Corporation
Digital innovation
Software Engineer
A3-2
企業講演
アンシス・ジャパン株式会社
技術部 システムズ&プラットフォームBU
モデルベースシステムズ&デザインエンジニアリング シニアアプリケーションエンジニア
石井 通義
A3-2 企業講演「安全性・信頼性分析が主導権を握る自動車の開発」
安全性・信頼性分析の比重は、開発規模及び複雑性の増加、SOTIFやサイバーセキュリティ規格への対応等により急激に増加しています。その結果、ハードウェアやソフトウェア開発は大きな影響を受け、事業の継続性にも大きな影響を及ぼします。近年役割が増す安全性・信頼性分析の影響と、経営層や開発責任者が必要とする、セーフティケースやセーフティプランを含む分析情報管理のあり方について解説します。
アンシス・ジャパン株式会社
技術部 システムズ&プラットフォームBU
モデルベースシステムズ&デザインエンジニアリング シニアアプリケーションエンジニア
組込み業界で20年以上コンパイラやRTOS、構成管理やプロジェクト管理、CASEツールなどの組込み開発用ツールの営業及びマーケティングに従事し、組込み開発について広範な知識と経験を持つ。現在アンシス・ジャパンのシニアエンジニアとして、各種機能安全規格に対応したMBSE/MBD製品や安全性/信頼性分析製品、AI用ストレステスト製品やシステムシミュレーション製品の提案活動を行っている。
A3ブロックに関するQ&Aセッション