ソリューションの体験とディスカッションを通じてMixed Realityの効果的利用を理解できる、初心者にも最適な有料講座
本講座「Mixed Reality基礎講座2018【ビジネス利用編】」は、2017年3月に実施して高評価を得た「Mixed Reality基礎講座2017」の内容を更に拡充した講座です。
前回のコンセプトは「どう使う、何に使う」では無く「ビジネスをデザインしよう!」をテーマに、既存業務の改善・効率化だけではなく、従来ビジネス手法のディスラプションや新事業領域の創生を目的としたテクノロジーの利用法を考えるというものでした。
今回は、MRの利用の浸透を背景に授業コンセプトを一新し、以下の内容を習得できるように「ビジネス」利用を主体に、「現業務へ適用した場合の業務改善の明確化」を狙いに授業の構成をいたしました。
本講座の目的
- MR/VR機器の単体の性能・機能の詳解だけではなく、MR/VRのビジネス利用のためのアイディア創成・適用分野選定・費用効果等のシナリオ作成を通じてビジネスへの応用への理解を図る
- MR機器以外にもデジタルモックアップ、モーションセンサー、ハプティクスなど多様な機器を加えたMR利用の体験による業務利用範囲拡大のヒントを獲る
- 実際のMRの導入利用シーンの詳解・解説を通じて、導入に際しての利点・留意点などを理解する
既に業務で利用している方も、基礎知識の理解を深める場として、ご利用いただいても十分活用できます。本講座を通じ「VR/AR/MR」への理解を深め、応用できる素養を身に付ける場として活用下さい。
VR/AR/MR業務・IT活用部署だけではなく、新規事業担当者等、多くの部門・多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。
※昨年及び前回実施したデータサイエンス基礎講座、ブロックチェーン基礎講座を受講された方も、新たな知識の獲得の意も含め受講をお薦めいたします。
第一線で活躍している講師陣
講師には、NECグループの社会ソリューション事業をICTで担う中核会社で、IoTサービスをベースにして、クラウド・ビックデータ・AI・セキュリティのSI/サービスと、ソフトウェア開発を軸に事業を展開している「NECソリューションイノベータ株式会社」イノベーション戦略本部マネージャー森口昌和 氏を迎えます。同社が展開する先端サービス「VR現場体感分析ソリューション」のテクノロジー・導入事例の詳解を核に、白熱の授業を実施していただきます。
特別講師
最終日(4限目)では、慶應義塾大学・理工学部・システムデザイン工学科・助教 博士(工学)であり、慶応義塾大学・先導研究センター・ハプティクス研究センターで所員を兼任する野崎貴裕(たかひろ)氏に特別講演をいただきます。
実践的なカリキュラム
- 1限目
- 講師であるNECソリューションイノベータ株式会社から、まず、「各種の具体的なMRソリューション」―安全講習/危険認知教育・デジタルモックアップ開発/ユーザーテスト/設計カスタマイズ、海外・遠隔指示―などの先進テクノロジーの体験と導入事例紹介を講義と実機デモ・カスタマイズ方法などを絡めて紹介・教導していただきます。
- 2限目
- 1限目の体験を経て、「現業務へ適用した場合の業務改善」を目的として、現業務への「導入シナリオ」作成方法を指導いたします。「現業務の変革に向けたヒント」、「適用範囲特定のための費用対効果判断」から、導入価値の診断方法を理解していただきます。
その後、現業務への導入に向けた「ユースケースに合致するVRシナリオ策定」のため、「VR体験者ペルソナの設定」、「目標の達成に向けた主要なUX要件の洗い出し」から「VR関連デバイスの特性・精度」「現行VRの実現可能性」までを指導いたします。
また、VRの現場導入に向けては、一般的なシステム導入やエンターテインメント用途とは異なる注意点があり、これまでの経験で発生した課題をベースに解説いたします。 - 3限目
- 実際の導入事例や実機体験、導入シナリオをベースにして、参加の受講生とともにその活用を考えるディスカッション・ワークショップ/アイデアソンを予定しています。
- 4限目
- 特別講師の野崎氏に特別講演をいただきます。
人間の手の触覚を伝送/再現、拡張/縮小、保存する技術「リアルハプティクス」の技術的機能・特徴や現在の先端利用動向などについて解説をしていただきます。また、同テクノロジーが齎すであろう未来社会・社会システムについての新たな姿についても言及をいただきます。
今回授業に厚みを加えるとともに、同テクノロジーとMR利用の相乗・連携による未来像についても、講師・受講者も加えて議論したいと考えています。
- 授業の特徴
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- 単なるMR機器の性能・特徴を理解するだけではなく、導入のための「シナリオ」を実際に作成し、計画的な利用に資する知見を獲る
- 多様な先端MRを体験する事で、利用の基礎知識と応用への知見を獲る
(MR + デジタルモックアップ、モーションセンサー、ハプティクス) - 「導入シナリオ」を元に、ワークショップ形式で、相互に意見交換をできるような環境を準備。
テクノロジー知識の習得だけでは無く、MRでビジネスを改善するためのブレーンストーミングの機会も予定 - 「リアルハプティクス」の研究で最先端を走る慶應義塾大学/同学・ハプティクス研究センターからの特別講演を予定。同テクノロジーとMRの連動による新たな利用可能性の理解
- 従来、授業タイプセミナーよりも安価な授業料設定
- 全4回。すべて就業後に参加し易い午後7時から授業を開始(1回:120分)
用語解説
- デジタル・モックアップ
- 3D-CADによる設計をVR化し、VR空間内で検証を実施します。完成品が無くてもまるでそこに完成品があるかのように検証できるため、検証の効率化や手戻り削減などを図ることができます。
- モーションセンサー
- ヒトからモノまで、その動きをVR空間に反映させるため、動的なデータを取得するために必要なセンサーです。例えば、VR空間内で現場作業を実現するためには、手や道具の動的なデータを取得する必要があります。
- ハプティクス
- 力覚・触覚フィードバックのことを示します。VR空間内でモノを触ったときに反発を与える用途で利用することがあります。
※技術の変化の激しい中、「用語」の定義をするの難しい部分もあります。今回の講座の中で、受講者に一定の意味の通じる語彙として定義です。(協力:NECソリューションイノベータ)
※「今回は、全体的なMR・AR・VRについて定義ですが、NECソリューションイノベータはMRもVRに含めて発言することが多いです。ARから派生したMRは含めませんが、VRから派生したMRは本ソリューションにも含めています。例えば、弊社は手をモーションキャプチャーし、VR内にリアルタイム表示&マッピングして手のMRを実現していますが、それもVRの定義に含めています。」(メイン講師から)
受講料や日程等詳しくは開催概要をご覧ください
インプレス・セミナーについて
インプレスでは、「データサイエンス・機械学習」の、その有用性にいち早く着目。
2013年秋からビッグデータ、AI研究の先端研究が進む東京工業大学大学院イノベーションマネジメント研究科/東京大学政策ビジョン研究センターに協力を仰ぎ、授業タイプのセミナーとして改めて企画し、<2014年4月から「データサイエンス講座」>として実施してまいりました。
延べ800名に及ぶ方々に受講していただいており、高い評価を受けている「データサイエンス基礎講座シリーズ」(<数学知識ゼロ、プログラミング経験ナシ、から始める機械学習>、<Python演習編>、<IoT/ビジネスアナリティクス編>、<IBM Watson‐アプリケーション編>、<ディープラーニングの理論と実践編>等々)を始め、「ブロックチェーン基礎講座シリーズ」(<機能・特徴編>、<Hyperledger Fabric編>)、「マイクロサービスアーキテクチャ基礎講座シリーズ」(Scrum基礎講座 等)など、最先端のテクノロジーにフォーカスした授業セミナーを連続して実施してきています。