第10回 IoTセキュリティフォーラム 2025 (横浜国立大学先端科学高等研究院シンポジウム・シリーズ第67回) | リアル&オンライン講演会:2025年9月3日(水)-4日(木) オンライン展示会:2025年8月25日(月)~9月26日(金)

タイムテーブル 9月4日(木)

時間
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9:30-10:10(40分)
K2 基調講演
AIはサイバーセキュリティ研究をどう変えるのか?
吉岡 克成
  • 横浜国立大学
  • 大学院環境情報研究院および先端科学高等研究院
  • 教授
  • 吉岡 克成

セッション概要

K2 基調講演

AIはサイバーセキュリティ研究をどう変えるのか?

本講演では、横浜国立大学が構築を進めるサイバー攻撃とそのエコシステムの観測・分析・対策導出機構であるINSITE(INtegrated Security Intelligence for Tactical Execution)の最新成果と、それを支えるAIの活用について説明する。AIの導入は数年で研究方法を大きく変革し、進展を加速させている。特定のタスクにおいては人間の研究者を凌駕する性能を示す場合もあるが、安易な利用は結果の信頼性に影響し、その検証に多大なコストを要することもある。本講演では、サイバーセキュリティ研究におけるAI活用の現状と課題、人間研究者とAIの協調と役割分担を議論する。

講師

吉岡 克成
  • 吉岡 克成
  • 横浜国立大学
  • 大学院環境情報研究院および先端科学高等研究院
  • 教授

2005年よりNICTにてインシデント対策センターNICTERの研究開発に従事。2008年より横浜国立大学にてサイバーセキュリティ研究開発を開始。総務省「電波の有効利用のための IoT マルウェア無害化/無機能化技術等に関する研究開発」、NEDO「KPRO・先進的サイバー防御機能・分析能力の強化」他、国プロに多数参画。サイバー安全保障分野での対応能力の向上に向けた有識者会議 構成員、IPAセキュリティ要件適合評価及びラベリング制度(JC-STAR) 技術審議委員会委員長等。博士(工学)。

10:10-10:20(10分)
K2ブロックに関するQ&Aセッション
10:20-10:40(20分)
休憩
10:40-11:10(30分)
A5-1 招待講演
セキュアな情報インフラを目指して 量子鍵配送・量子セキュアクラウド技術のご紹介
藤原 幹生
  • 国立研究開発法人情報通信研究機構
  • 量子ICT協創センター
  • 研究センター長
  • 藤原 幹生

セッション概要

A5-1 招待講演

セキュアな情報インフラを目指して 量子鍵配送・量子セキュアクラウド技術のご紹介

量子コンピュータの実現性が日に日に増している昨今、インテリジェンスコミュニティでは量子コンピュータ実現に備えた、耐量子暗号技術の導入を強く推奨している。将来どのようなコンピュータが出現しても盗聴の脅威を排除でき、フォワードセキュリティの特性を持つ量子鍵配送とVernam's one time pad暗号を組み合わせた量子暗号の研究開発も活発化している。我が国では量子鍵配送網に分散ストレージの機能等を重畳した量子セキュアクラウドを世界に先駆け実現し、様々な社会実装のデモを実施している.本講演において社会実装の例を紹介する。

講師

藤原 幹生
  • 藤原 幹生
  • 国立研究開発法人情報通信研究機構
  • 量子ICT協創センター
  • 研究センター長

1992年 郵政省通信総合研究所(2024年 国立研究開発法人情報通信研究機構)入所
1992年~2001年 光エレクトロニクス研究室(赤外天文衛星搭載用遠赤外検出器の研究開に従事)
2001年~現在 極低温エレクトロニクス、量子情報技術に関する研究に従事
2021年~2022年 未来ICT研究所 量子ICT研究室 室長
2023年~現在 量子ICT協創センター 研究センター長
2002年 博士(理学)(名古屋大学) 取得

B5-1 招待講演
自動車サプライチェーンにおけるサイバーセキュリティの取組み(仮)
山﨑 雅史
  • 一般社団法人Japan Automotive ISAC/マツダ株式会社
  • CSECC(サイバーセキュリティエコシステム構築センター)/MDI&IT本部
  • センター長/主査(グローバルセキュリティ担当)
  • 山﨑 雅史

セッション概要

B5-1 招待講演

自動車サプライチェーンにおけるサイバーセキュリティの取組み(仮)

自動車サイバーセキュリティ品質を向上させる為にはサプライチェーンを構成する事業者が抜け漏れなくシームレスな対応を行うために様々な取り組みを進める必要があります。
本セッションでは、自動車業界におけるサプライチェーンでの取組みに加え、SBOMの導入に向けた課題と展望について紹介します。

講師

山﨑 雅史
  • 山﨑 雅史
  • 一般社団法人Japan Automotive ISAC/マツダ株式会社
  • CSECC(サイバーセキュリティエコシステム構築センター)/MDI&IT本部
  • センター長/主査(グローバルセキュリティ担当)

J-Auto-ISACサイバーセキュリティエコシステム構築センター長
・2015年JAMAに設置された日本版Auto-ISAC設立準備会の発足から携わり、2021年2月の一般社団法人化から現在まで幹事会社メンバーとして運営をリード。
・セキュリティと常にセットで語られるOTAやソフトウェアアップデートに関しても国内外の業界団体で委員やエキスパートを歴任。
・マツダ(株)では情報セキュリティ委員会、委員長としてクルマ、IT、OTを包括して全社のセキュリティに関するプロセス、ルール、ガバナンスの維持/強化を推進。

11:15-11:45(30分)
A5-2 特別講演
迫りくる量子コンピュータによる暗号解読脅威と耐量子計算機暗号への移行
松尾 正克
  • デロイト トーマツ サイバー合同会社
  • マネージングディレクター
  • 松尾 正克

セッション概要

A5-2 特別講演

迫りくる量子コンピュータによる暗号解読脅威と耐量子計算機暗号への移行

量子コンピュータの登場で公開鍵暗号に解読リスクが生じている。これはインターネット通信の安全性が喪失することを意味しており、現実となれば社会基盤が崩壊する。これを避けるため、2024年8月に米国立標準技術研究所(NIST)は量子コンピュータでも解読不能な新たな公開鍵暗号アルゴリズム(耐量子計算機暗号)を発表した。今、社会や取引先は、公的機関や企業に対し、この暗号移行の早急な実施を求めている。しかしこの暗号移行は技術的にも組織的にも大きな課題があって容易には進まない。そこでこの暗号移行をスムーズに進めるために、本講演では暗号移行に伴う様々な課題やその対応における注意点を解説する。

講師

松尾 正克
  • 松尾 正克
  • デロイト トーマツ サイバー合同会社
  • マネージングディレクター

モノづくりは30年、製品・工場セキュリティは20年以上関与。現在、製品・工場セキュリティ教育、製品・工場セキュリティ設計、PSIRT・FSIRT構築、知財調査・出願支援などのサービスを提供。過去、IoT機器向けの暗号モジュールやPKI証明書発行サービスを開発・販売。 これまでに決済端末、電話、PBX、インターホン、FAX、ビデオ、プリンタ、複合機、監視カメラ, 車載、建機、スマホ鍵、FA機器など、100以上の製品のセキュリティ設計を担当。他に、量子暗号通信や秘密分散で研究やコンサル経験あり。

B5-2 特別講演
世界のソフトウェア・サプライチェーン法規動向とリスク低減のためにやるべきこと
松岡 正人
  • ブラック・ダック・ソフトウェア合同会社
  • シニアテクニカルマーケティングマネージャー
  • 松岡 正人

セッション概要

B5-2 特別講演

世界のソフトウェア・サプライチェーン法規動向とリスク低減のためにやるべきこと

欧州ではEU CRAを中心に業種や製品の種別によるサイバーセキュリティ対策が求められることとなり、日本企業でも対応のための準備を進められています。また、米国では政権交代はあったもののサイバーセキュリティに関する政策面での大きな変化は起こっていません。これらの状況を踏まえ、いま考えるべきこと、実行可能な対策について、現在アクセスできる情報やガイドラインを元に優先して対処すべき事柄を整理します。

講師

松岡 正人
  • 松岡 正人
  • ブラック・ダック・ソフトウェア合同会社
  • シニアテクニカルマーケティングマネージャー

新潟県立長岡工業高校電気科卒。
日本ラショナルソフトウェア、日本マイクロソフト、カスペルスキーを経て2019/7より現職。
主に制御システムや組込みソフトウェア開発を経験したのち外資系で組込み開発やサイバーセキュリティビジネスに携わる。
JNSA IoTセキュリティWGリーダー
ASTER(ソフトウェアテスト技術振興協会)理事
経済産業省 サイバー・フィジカル・セキュリティ確保に向けたソフトウェア管理手法等検討タスクフォース メンバー
セキュリティ・キャンプ全国大会講師(2019年〜)

11:45-11:55(10分)
A5ブロックに関するQ&Aセッション
B5ブロックに関するQ&Aセッション
12:15-12:45(30分)
L2 ランチ特別講演(リアル参加者限定) ※弁当を配布します。オンライン参加者は休憩
注意喚起は届いたか?セキュリティリスクのあるIoT機器の発見と所有者への働きかけ
佐々木 貴之
  • 横浜国立大学
  • 先端科学高等研究院
  • 特任准教授
  • 佐々木 貴之

セッション概要

L2 基調講演

注意喚起は届いたか?セキュリティリスクのあるIoT機器の発見と所有者への働きかけ

私たちは、セキュリティリスクのあるIoT機器を発見し、その所有者に対して注意喚起を行う活動に取り組んでいる。これまでに、重要インフラで使用される遠隔監視装置の探索と所有者への注意喚起、大学ネットワーク内に存在するIoT機器の調査と注意喚起、さらに家庭用IoT機器を対象とした診断サービスの提供とユーザへのセキュリティ対策の提示を実施してきた。本講演では、これら三つのプロジェクトを通じて得られたIoT機器のセキュリティ課題と注意喚起の効果に関する知見を紹介し、今後求められるセキュリティ対策の方向性について考察する。

講師

佐々木 貴之
  • 佐々木 貴之
  • 横浜国立大学
  • 先端科学高等研究院
  • 特任准教授

2006年から2020年までNECにて研究員として従事した後、現在は横浜国立大学の特任准教授を務める。専門はサイバー攻撃観測、IoT・重要インフラのセキュリティ。近年は、自身が運用する家庭用IoT機器のセキュリティ診断サービス「Am I Infected?」で11万件以上の診断実績を重ね、そのデータに基づき、実効的なセキュリティ対策の通知・支援手法に関する研究を推進している。

13:00-13:30(30分)
A6-1 招待講演
耐量子計算機暗号のハードウエア実装の動向
池田 誠
  • 東京大学
  • 大学院工学系研究科附属システムデザイン研究センター
  • 教授・センター長・総長特任補佐
  • 池田 誠

セッション概要

A6-1 招待講演

耐量子計算機暗号のハードウエア実装の動向

NISTが耐量子計算機暗号の議論を開始し2024年にFIPS-203, 204, 205が標準化されるに至り、その高性能・高効率・低電力といった各種応用に特化した実装が求められている。本講演では、標準化されたFIPS-203-ML-KEM, FIPS-204-ML-DSA, FIPS-205-SH-DSAのハードウエア実装例に加え、今後標準化に向けた議論が進められているいくつかのアルゴリズムに関する実装例に関しても紹介する。

講師

池田 誠
  • 池田 誠
  • 東京大学
  • 大学院工学系研究科附属システムデザイン研究センター
  • 教授・センター長・総長特任補佐

東京大学教授、1996年3月東京大学博士(工学)取得。ディジタル回路設計、非同期制御方式、時間領域回路、スマートイメージセンサに関する研究に従事。近年はハードウエアセキュリティ向けの高速高性能暗号エンジン実現に関する研究に従事。

B6-1 招待講演
IoT 機器調査から見えるサイバーセキュリティの最前線
衛藤 将史
  • 国立研究開発法人情報通信研究機構
  • サイバーセキュリティ研究所ナショナルサイバーオブザベーションセンター
  • 研究センター長
  • 衛藤 将史

セッション概要

B6-1 招待講演

IoT 機器調査から見えるサイバーセキュリティの最前線

IoT セキュリティ対策プロジェクト NOTICE において実施しているファームウェア脆弱性調査、マルウェア感染端末調査等に触れつつ、それらの調査で実際に検知されたセキュリティ事例や、国内の IoT 機器の端末設備等規則への対応状況等、本調査によって明らかになった国内の IoT セキュリティの最新状況について、具体例を交えながら紹介する。

講師

衛藤 将史
  • 衛藤 将史
  • 国立研究開発法人情報通信研究機構
  • サイバーセキュリティ研究所ナショナルサイバーオブザベーションセンター
  • 研究センター長

2005年 情報通信研究機構に入所後、サイバーセキュリティ研究室 主任研究員、サイバートレーニング研究室 室長、総務省国際戦略局技術政策課 技術企画調整官等を経て、2023 年より現職。ネットワーク運用管理技術、NICTER プロジェクト、IPv6、ITS、IoT 等に関するサイバーセキュリティ技術の研究開発、国際標準化、人材育成、調査事業等の取組みに加えて、イノベーション創出政策の立案等に従事。

13:35-14:05(30分)
A6-2 特別講演
量子時代のPCセキュリティ - HPが描くハードウェア起点の防御戦略
木下 和紀 エドワルド
  • 株式会社 日本HP
  • ワークフォースソリューション事業本部
  • セキュリティエバンジェリスト
  • 木下 和紀 エドワルド

セッション概要

A6-2 特別講演

量子時代のPCセキュリティ - HPが描くハードウェア起点の防御戦略

近年、IoTデバイスの爆発的普及と共に、エンドポイントのセキュリティリスクはかつてないほど高まっています。

本セッションでは、HPが長年取り組んできたハードウェアベースのセキュリティアーキテクチャを紹介し、IoT・AI時代に求められる“プラットフォームセキュリティ”の要件を解説します。

特に注目すべきは、HP独自のBIOS自己回復や特権分離アプリといった技術群、そして将来の量子コンピュータ時代に備えたポスト量子暗号(PQC)対応への取り組みです。

これらの技術は、ゼロトラスト原則に基づきエッジのセキュリティを強化します。

講師

木下 和紀 エドワルド
  • 木下 和紀 エドワルド
  • 株式会社 日本HP
  • ワークフォースソリューション事業本部
  • セキュリティエバンジェリスト

HP分社前にはAccount Security Officerとしてセキュリティ製品の提案、導入、インシデントハンドリング、監査対応などを主に製造業のお客様を担当。
ユーザー企業に移籍後、インフラとセキュリティの整備を一から実施し、エンドポイントセキュリティ製品の選定、導入、運用及び、SIEMの導入、SOC立ち上げなどを実施。
4年前にHPへUターンし、Security 製品部でセキュリティ製品全般を担当。今年からデジタルソリューション事業部にも所属、日本HP セキュリティエバンジェリスト。

B6-2 特別講演
国産サイバーセキュリティ製品開発の最前線
岡田 晃市郎
  • 株式会社 レインフォレスト
  • IT事業部
  • 代表取締役
  • 岡田 晃市郎
  • ※本講演の提供:株式会社クルウィット

セッション概要

B6-2 特別講演

国産サイバーセキュリティ製品開発の最前線

本講演では、国産サイバーセキュリティ製品開発の最前線として、クルウィットとレインフォレストが連携して提供するIPレピュテーションサービス「kr:ns」および、ネットワークの可視化・リスク分析を可能とする「senda」シリーズの技術的背景と活用事例をご紹介します。高度化するサイバー脅威に対抗するための独自の脅威インテリジェンス収集・解析技術、そして能動的防御や攻撃面管理といった最新のセキュリティニーズに応える現場主導のプロダクト開発に関する取り組みを紹介します。

講師

岡田 晃市郎
  • 岡田 晃市郎
  • 株式会社 レインフォレスト
  • IT事業部
  • 代表取締役

セキュリティ企業で、マルウェア解析や観測データを活用し、不正送金対策ソリューションの開発に従事。
2018年、レインフォレストを立ち上げ、サイバーセキュリティに関連する研究開発、IPレピュテーションサービスkr:nsやCensysを利用したASMツールの開発とリリース行う。
また、横浜国立大学において、IoTマルウェアの研究に従事。

14:05-14:15(10分)
A6ブロックに関するQ&Aセッション
B6ブロックに関するQ&Aセッション
14:15-14:30(15分)
休憩
14:30-14:50(20分)
AB7 ソリューション講演
次世代IoTセキュリティ:耐量子計算機暗号の現状と動向 - 量子コンピュータの攻撃にも耐える暗号技術 -
古城 隆
  • wolfSSL Japan合同会社
  • 技術統括
  • 古城 隆

セッション概要

AB7 ソリューション講演

次世代IoTセキュリティ:耐量子計算機暗号の現状と動向 - 量子コンピュータの攻撃にも耐える暗号技術 -

最近の量子コンピュータ実現のための技術的ブレークスルーで、既存システムへの攻撃リスクがにわかに現実味を帯びてきている。一方、そうした攻撃に耐え、既存システムを守る耐量子計算機暗号(PQC)技術の開発、標準化も進められており、それらに準拠したセキュリティ製品も提供され始めている。本セッションでは、ユースケースとしてTLS、SSHなどセキュリティプロトコルや安全なブートロード、ファームウェア更新にフォーカスし、量子コンピュータ時代のセキュリティのために必要な準備について解説する。

講師

古城 隆
  • 古城 隆
  • wolfSSL Japan合同会社
  • 技術統括

最新ネットワークセキュリティについての執筆活動、講演を実施。「徹底解剖 TLS 1.3」の筆頭著者。大手電機メーカーで組み込みシステム向けITRON OSの開発、アーキテクチャデザイン、ネットワークベンチャーのCTOなどを経て、2012年より現職。

14:50-15:00(10分)
休憩
15:00-15:30(30分)
A8-1 招待講演
AIセキュリティの最前線と情報発信に関する取り組みのご紹介
披田野 清良
  • KDDI総合研究所
  • セキュリティ部門
  • エキスパート
  • 披田野 清良

セッション概要

A8-1 招待講演

AIセキュリティの最前線と情報発信に関する取り組みのご紹介

AIシステムへの攻撃やAIの悪用等による実被害が増加しており、AIを安心安全に利活用できる社会の実現には、AIのセキュリティ対策が喫緊の課題である。本発表では、AIに関する脅威や対策を、情報システムの側面だけでなく、人・社会に与える影響も考慮して体系的に整理しながら、AIのセキュリティ(AIセキュリティ)の最新動向について解説する。また、体系化された情報に基づき、LLM等も駆使しながらAIセキュリティに関する情報を収集・分析し、総合的に発信する「AIセキュリティポータル」の取り組みについても紹介する。

講師

披田野 清良
  • 披田野 清良
  • KDDI総合研究所
  • セキュリティ部門
  • エキスパート

2012年早稲田大学理工学術院博士後期課程修了後、同大助手を経て、2013年KDDI入社。以来、KDDI総合研究所にて、プライバシー保護やAIセキュリティ等の研究開発に従事。UCサンディエゴ客員研究員(2021-2022)。2020年前島密賞、2024年SCAT表彰会長賞等受賞。2024年より、JST K Program(AIセキュリティ)「安心安全なAI利活用の為の知識・技術の体系化と知識集約環境構築」の研究代表者を務める。博士(工学)。

B8-1 招待講演
Coming soon…
道方 孝志
  • 総務省
  • サイバーセキュリティ統括官室
  • 企画官
  • 道方 孝志

セッション概要

B8-1 招待講演

Coming soon…

講師

道方 孝志
  • 道方 孝志
  • 総務省
  • サイバーセキュリティ統括官室
  • 企画官

15:30-15:35(5分)
A8-1ブロックに関するQ&Aセッション
B8-1ブロックに関するQ&Aセッション
15:40-16:10(30分)
A8-2 招待講演
宇宙用部品に求められる信頼性・抗たん性と宇宙用MPUの開発
土屋 佑太
  • 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
  • 研究開発部門
  • 主任研究開発員
  • 土屋 佑太
草野 将樹
  • 三菱重工業株式会社
  • 防衛・宇宙セグメント 航空機・飛昇体事業部 電子システム技術部 電子機器設計課
  • 主席技師
  • 草野 将樹

セッション概要

A8-2 招待講演

宇宙用部品に求められる信頼性・抗たん性と宇宙用MPUの開発

2020年代に入り、地球周回衛星を利用した高速通信網や合成開口レーダ衛星に代表されるような高精度地球観測の需要が高まるに従い、宇宙機に搭載される電子部品に対しては更なる高性能・高機能化が求められている。一方,厳しい宇宙環境でも“壊れない”信頼性の確保は欠かせない状況が続いている。さらに、外部からの脅威に対し、可能な限り継続的かつ安定的に利用できる能力が求められる。本稿では、中核となるデジタル計算機部品の宇宙環境下で求められる信頼性について述べるとともに、我々が開発した「高性能・高機能」と「高信頼性」を両立し、SCUによる抗たん性の機能を付加した宇宙用MPU:SOISOC4について紹介する。

講師

土屋 佑太
  • 土屋 佑太
  • 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
  • 研究開発部門
  • 主任研究開発員

2011年宇宙航空研究開発機構入社。アウトガス(QCM)センサの研究・開発、宇宙用FPGAの軌道上動作実証、宇宙用MPUの開発等に従事.現在,同機構研究開発部門第一研究ユニット主任研究開発員。博士(工学)。

草野 将樹
  • 草野 将樹
  • 三菱重工業株式会社
  • 防衛・宇宙セグメント 航空機・飛昇体事業部 電子システム技術部 電子機器設計課
  • 主席技師

2011年宇宙航空研究開発機構入社。アウトガス(QCM)センサの研究・開発、宇宙用FPGAの軌道上動作実証、宇宙用MPUの開発等に従事.現在,同機構研究開発部門第一研究ユニット主任研究開発員。博士(工学)。

B8-2 招待講演
Coming soon…
  • 内閣官房 国家サイバー統括室(NCO)(調整中)

セッション概要

B8-2 招待講演

Coming soon…

講師

  • 内閣官房 国家サイバー統括室(NCO)(調整中)

16:10-16:15(5分)
A8-2ブロックに関するQ&Aセッション
B8-2ブロックに関するQ&Aセッション
16:15-16:30(15分)
休憩
16:30-17:30(60分)
P2 パネルディスカッション
「製造業の未来に必要なTrustとTrustworthinessとは?― データが繋ぐサプライチェーンの価値創出」
益 啓純
  • パネリスト
  • 株式会社アルゴグラフィックス
  • ALMビジネス推進統括部
  • チーフ・テクニカル・アーキテクト
  • 益 啓純
馬原 久美子
  • パネリスト
  • ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社
  • イメージングシステム事業部
  • シニアエンジニア
  • 馬原 久美子
川端 健
  • パネリスト
  • 株式会社東芝
  • 総合研究所 AIデジタルR&Dセンター セキュリティ基盤研究部
  • シニアマネージャー
  • 川端 健
甲斐 賢
  • パネリスト
  • 株式会社日立製作所
  • 研究開発グループ
  • 主任研究員
  • 甲斐 賢
安西 史圭
  • パネリスト
  • 三菱重工業株式会社
  • 安西 史圭
古川 文路
  • モデレーター
  • ロボット革命・産業IoTイニシアティブ協議会
  • 産業セキュリティアクショングループ
  • 委員
  • 古川 文路

セッション概要

P2 パネルディスカッション

「製造業の未来に必要なTrustとTrustworthinessとは?― データが繋ぐサプライチェーンの価値創出」

欧州デジタルプロダクトパスポート(DPP)の導入に見られるように、製品の持続可能性や循環性を促進するために、製造企業は業界、国境を越えて今後ますます、製品に関わるデータ連携が求められます。サプライチェーンを超えたデータ連携は新しい価値を創出しますが、流通するデータの信頼性をどう確保するかが課題です。本セッションでは、RRIとドイツの製造業が議論するサプライチェーンデータ連携に必要なTrustとTrustworthinessについて紹介します。

講師

益 啓純
  • 益 啓純
  • 株式会社アルゴグラフィックス
  • ALMビジネス推進統括部
  • チーフ・テクニカル・アーキテクト

1986年~2024年 自動車メーカ 自動車部品メーカ
ブレーキ系、ステアリング制御システム開発を担当
機能安全(ISO26262)、セキュリティ(ISO/SAE21434)、A-SPICE(Level3取得)
工場DX、IoT、工場セキュリティ

2025年現職 アルゴグラフィックス ALM担当

RRI 2018年から活動に参画 2020年から産業セキュリティAGに参画

馬原 久美子
  • 馬原 久美子
  • ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社
  • イメージングシステム事業部
  • シニアエンジニア

社内での役割
CISのロジック、システム仕様開発エンジニア
事業部における製品のセキュリティ対応の窓口

社外活動
RRI WG1 セキュリティAG 専門家委員
ISO TC292/SG3 国内委員 他に従事

川端 健
  • 川端 健
  • 株式会社東芝
  • 総合研究所 AIデジタルR&Dセンター セキュリティ基盤研究部
  • シニアマネージャー

入社以来、暗号ハードウェアセキュリティからシステムセキュリティとセキュリティ技術領域を主たる活動にしながら、セキュリティだけにとどまらないトラストという領域に足を踏み入れ3年。セキュリティおよびトラスト技術に関する、技術革新と社会実装の橋渡しを目指している。

甲斐 賢
  • 甲斐 賢
  • 株式会社日立製作所
  • 研究開発グループ
  • 主任研究員

1998年に株式会社日立製作所へ入社し、研究開発グループに所属してセキュリティおよびトラスト分野の研究を実施。主な研究領域はシステムセキュリティ、サイバーセキュリティ、デジタルフォレンジック、サプライチェーンセキュリティ。最近はロボット革命イニシアティブの産業セキュリティAGで活動、ハノーバーメッセでのトラストワージネスのホワイトペーパ作成に貢献。博士(情報学)、慶應義塾大学KGRI特任准教授、CISSP。

安西 史圭
  • 安西 史圭
  • 三菱重工業株式会社
古川 文路
  • 古川 文路
  • ロボット革命・産業IoTイニシアティブ協議会
  • 産業セキュリティアクショングループ
  • 委員

RRI産業セキュリティAGに委員。日本(RRI)とドイツ(プラットフォームインダストリー4.0)の連携で、サプライチェーン・バリューチェーンを通じて製造業がデータ連携するために必要な信頼構築の在り方についてホワイトペーパー執筆に関わる。4月のハノーバーメッセで Ensuring Trustworthiness of Product Related Data in a Value Chainを発表。

オンライン展示をご希望の方

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ご希望・ご検討の方は下記の事務局までお問い合わせください。
協賛プログラムに関する詳細資料やお申込書等をご案内いたします。

「IoTセキュリティフォーラム」事務局
E-mail:iotsecurity-forum@impress.co.jp
受付時間 10:00〜18:00(土・日・祝を除く)