産学連携フォーラム「自動車技術に関するCAEフォーラム2019 in 東京」 2019年2月14日(木)、15日(金) IoT時代のモノづくり革新を支えるCAEの可能性と展望

本イベントのお申込受付は終了いたしました。多数のお申込ありがとうございました。

テーマカテゴリー

簡易モデルを用いてのCAE/FOA/1D-CAE、BIGDATAを用いたGA等との併用によるCAE

CADデータ作成までの期間を概念設計フェーズと定義し、開発初期に実施するBIGDATAを用いたGA等による最適化検討、FOA(First Order Analysis)に代表される簡易モデルを用いた性能検討、1D-CAEによる多機能間の連携を通した提案型の検討を「概念・構想設計CAE」として取り上げました。

鋳造・鍛造・プレス成形・接合・熱処理など加工に関するCAE全般(ロボティクス は含まない)

製造品質向上、製造コスト低減および生産準備期間短縮を目的に、鋳造・鍛造・プレス成形・塗装・溶接・熱処理など、生産加工におけるCAEの利活用が進んでいる。また、生産加工CAEと設計CAEをコンカレントに行うことで、製造要件を考慮した手戻りの少ない設計も可能になってきた。本カテゴリでは、生産加工CAEに関する最先端の技術および企業での適用事例について紹介する。

機能設計や性能設計をさらに進化させるためのCAE活用

自動車に求めらる機能・要件は年々複雑さを増し、モデルベースによる開発(MBD)は必須となりつつある。
MBDではコンセプトや構想を練る段階から、図面での具体的な仕様・構造の定義、さらには検証に至るまで、目的とする機能要件の達成を見通す必要がある。
これらの技術の進化にシミュレーション技術が果たす役割は非常に大きく、具体的にはシステム同定、モデル化、最適化、HILS等多岐に渡っている。
近年の動向を見据え、話題の情報を紹介する。

2月14日(木) A会場 B会場 C会場
9:30-9:40
(10分)
op オープニングリマークス
景山 一郎 氏

日本大学

生産工学部 教授

自動車工学リサーチセンター 主席研究戦略アドバイザー

景山 一郎

サテライト会場(中継)
9:40-10:40
(60分)
K-1 基調講演

ミシュランから見るモビリティの未来のために

東中 一之 氏

日本ミシュランタイヤ株式会社

取締役副社長/研究開発本部 本部長

東中 一之

概要

人類の発展に不可欠なモビリティの未来は、CASEやVUCAなど新コンセプトをベースに目覚ましい進化を遂げつつある。ミシュランは1889年の創業以来、一貫して「モビリティへの貢献」を使命とし、数々の革新的なタイヤを世の中に送り出してきた。本講演では、ミシュランが考えるモビリティの未来と挑戦を紹介する。

プロフィール

大学院卒業後、1996年にミシュランに入社し、ラバーコンパウンド配合エンジニアとしてキャリアをスタート。2度のフランス本社駐在を経てミシュランの「ものづくり」精神を熟知し、現在はグループの三大研究開発拠点の一つである太田R&Dセンターを率いる。2016年より研究開発本部長、2018年3月より現職

サテライト会場(中継)
10:45-11:25
(40分)
S-1 特別講演

バーチャルテスト環境が可能にする自動車開発の効率化

小林 祐範 氏

IPG Automotive株式会社

代表取締役社長

小林 祐範

概要

昨今の自動車開発における大きな変化と課題に立ち向かうには、バーチャル・プロトタイプによるバーチャル・テスト・ドライビングの活用が欠かせない。
ドイツに本社を置くIPG Automotiveは35年以上の研究開発経験を持つバーチャル・テスト・ドライビングのパイオニアであり、主力製品のシミュレーション・ソフトウェア「CarMaker」は日本国内外の自動車メーカ、サプライヤ、研究機関などにおいて広く使用されている。
本講演では、主にADAS/自動運転開発向けのセンサ開発とパワートレイン開発におけるバーチャル・プロトタイプの活用方法を紹介する。

プロフィール

完成車メーカ(商用車、乗用車2社)にて制御系開発技術を学んだ後、ECU開発環境を提供するツールベンダにてHILビジネスの構築を担当。その後、欧州大手エンジニアリング会社でのMBD関連統括業務を経て、IPG Automotive株式会社設立に関与。欧州の技術をいかに日本流へ応用するかが任務である。

サテライト会場(中継)
11:25-12:20
(55分)
昼食休憩および機材セッティング
A会場A1 B会場B1 C会場C1
12:20-13:00
(40分)
概念・構想設計CAE
A1-1 招待講演

1D/3D-CAEを活用したブレーキ性能開発の取り組み

奈倉 健二 氏

三菱自動車工業株式会社

車両技術開発本部 機能実験部 ブレーキ技術開発

主任

奈倉 健二

概要

お客様に高品質な製品を提供するため、車両開発の初期段階におけるブレーキ性能の予測精度向上や課題検討を効率化するツールとして1D/3D-CAEを導入し、これらを活用した開発システムを構築中である。
今回は、ブレーキ効き性能を解析するための取り組みについて紹介する。

プロフィール

1992年、三菱自動車工業株式会社に入社。実用性試験部門での車両開発業務および操縦安定性試験部門での車両開発・基礎技術開発業務を経て、現在はブレーキ試験部門にて三菱フィールを具現化するための開発プロセス再構築をはじめとした基礎技術開発業務を担当。

生産加工CAE
B1-1 招待講演

塗装乾燥炉工程における、車体品質予測技術構築への取り組み

問註所 久史 氏

マツダ株式会社

ボデー開発部

アシスタントマネージャー

問註所 久史

神髙 弘樹 氏

マツダ株式会社

ボデー開発部 ボデー先行技術開発Gr

神髙 弘樹

概要

塗装乾燥炉工程は、単に塗料を硬化させるだけでなく、近年は車両性能を向上させるため、構造用ボンド、発砲泡充填材等は熱を利用して機能させている。
本講演では、実車を利用して、数点のサンプリング測定していた車体昇温履歴を、CAEで車体全面予測し、構造解析へ用いた取組みを紹介する。

プロフィール

問註所 久史

1992年マツダ株式会社入社後、ボデー図面の3D化推進業務を遂行してきた。その後、量産車の車体剛性CAE開発を経て、電着塗装CAE導入等、塗装工程のCAE適用に従事している。

神髙 弘樹

2015年マツダ株式会社入社。
入社以来、自動車車体の設計部門において、主に電着や塗装乾燥炉など塗装工程のCAE技術開発に従事している。

機能設計CAE
C1-1 招待講演

タイヤ開発を支えるブリヂストンのCAE技術の紹介

長井 俊樹 氏

株式会社ブリヂストン

シミュレーション技術研究部

長井 俊樹

概要

タイヤは複数の目標性能・背反特性を持つ製品であり、実測での評価に時間とコストがかかる。ブリヂストンでは多くのタイヤ性能評価をバーチャル化し、CAEと設計が密に連携し製品開発を行っている。本講演ではタイヤ開発の基盤である当社のシミュレーション技術・データ科学的取り組みについて紹介する。

プロフィール

2010年に慶應義塾大学大学院基礎理工学専攻(物理学)を修了し、同年ブリヂストン入社。タイヤ性能のシミュレーション技術開発や転がり抵抗低減技術開発、マテリアルズ・インフォマティクスなどに従事。2015~2018年に米国コロラド大学大学院航空宇宙工学専攻にて博士号取得。

13:05-13:45
(40分)
概念・構想設計CAE
A1-2 企業講演

開発現場で必要とされる機能満載!やさしいCAEソフトFemtet®のご紹介

辻 剛士 氏

ムラタソフトウェア株式会社

営業企画部

部長

辻 剛士

概要

設計段階から必要とされる解析機能とは?この問いとともにFemtet®は30年以上進化しつづけてきた。このセッションではFemtet®の特徴である「電気系・機械系の7つのソルバーと連成解析が同じ手順で行える簡便さ」「直感的なUI」「企業全体で導入しやすい価格・ライセンス」について事例も交えて紹介する。

プロフィール

10年以上Femtet®の開発に従事。開発者時代は応力解析、熱伝導解析、磁場解析、電場解析、音波解析のソルバー開発に携わる。現在はFemtet®を広く普及させるべく販売・PR活動を中心に活動している。

生産加工CAE
B1-2 企業講演

高性能なデジタルツインを目指して

立石 源治 氏

エムエスシーソフトウェア株式会社

営業統括部 ビジネスデベロップメント

シニアディレクター/テクニカルフェロー

立石 源治

概要

仮想空間で実現象を再現できるデジタルツインの構築は製造業での設計プロセス、製造プロセスの効率向上に大きく貢献する。本講演ではHEXAGONグループが所有する計測技術とMSCソフトウエアーが開発するCAE技術を融合し、CAEをコア技術とする高精度なデジタルツインの構築に関する試みついて紹介する。

プロフィール

1979年明治大学理工学部建築学科卒業、ユニバーサル設計株式会社入社。1983年日本マーク株式会社入社。8節点厚肉シェル要素、ケーブル要素、静電場・静磁場解析機能の開発に従事。2003年京都工芸繊維大学より学位受領(博士(工学))。エムエスシーソフトウエアにて機構-構造連成解析機能の開発、橋口モデルのMarcへ実装プロジェクトに参加。2017年エムエスシーソフトウエア テクニカルフェローに就任。

機能設計CAE
C1-2 企業講演

GENOAによるマルチスケール複合材最新事例の紹介

黄 緒明 氏

株式会社アドバンストテクノロジー

CAE技術部

課長

黄 緒明

概要

進展性損傷/破壊評価解析ソフトウェアGENOAを用いた自動車向け連続/不連続複合材研究の解析事例を紹介する。複合材設計で重要な欠陥影響、製造工程影響を解析評価するためGENOAが搭載するMS-PFA、非均質化法や、複合材バンパー構造の衝撃実験と解析評価、部品メーカーでの3Dプリンター研究を紹介する。

プロフィール

1979年生まれ。株式会社アドバンストテクノロジーに勤務。CAE技術部にてプロジェクトエンジニアとしてCFRPをはじめとする先進材料の物性シミュレーションに従事。現在はさまざまな業務で蓄積したノウハウから最前線で幅広い構造用先進材料の力学特性評価、信頼性など課題の解決をサポート。

13:45-14:00
(15分)
休憩および機材セッティング
A会場A2 B会場B2 C会場C2
14:00-14:40
(40分)
概念・構想設計CAE
A2-1 招待講演

2Box車に作用する空気力に対するReduced Modelの開発

田中 博 氏

トヨタ自動車株式会社

先進車両技術開発部 デジタルデータ技術室

グループ長

田中 博

概要

2Box車を対象に数値解析結果より固有直交分解に基づきReduced Modelを作成し,車体形状変更時の空気力を予測した.車両後流の流れ場によるクラス分類を行い,クラス毎にReduced Modelを作成することで予測精度を向上させた.このReduced Modelを用い,従来の重回帰分析では得られない各次数項と車体形状との関係について考察し,空気抵抗を低減した事例を紹介する

プロフィール

1987年3月 東京大学 工学部 航空学科 卒業。同年4月 トヨタ自動車入社。入社以降 一貫してCAE関係の業務に従事。車両系の強度・信頼性/NV/衝突安全/熱流体 と種々の分野のCAE業務を経験。現在は熱流体計算の解析モデルを中心にデジタルデータ流通の改善の取り組む。

機能設計CAE
B2-1 招待講演

ステアリングシミュレーターを用いた操舵フィール性能設計事例の紹介

稲葉 和彦 氏

株式会社ショーワ

開発本部/ステアリング開発統括部

上席研究員/統括部長

稲葉 和彦

概要

EPSはドライバーが常に操作し、操舵フィールの良し悪しで車の印象が大きく変わる重要デバイスである。弊社における、ステアリングシミュレーターを用いたEPSの操舵フィール性能設計の取り組み事例を紹介する。

プロフィール

1985年筑波大学卒業後、(株)本田技術研究所にてパワーステアリング開発に従事。
2012年(株)以降はショーワにてパワーステアリングの基礎研究・量産開発を行っている。

生産加工CAE
C2-1 招待講演

鋼部品の熱処理シミュレーション

~実用化の取り組み~

奈良崎 道治 氏

埼玉工業大学

先端科学研究所

客員教授

奈良崎 道治

概要

鋼部品の熱処理時に発生する変形や割れなどのトラブルは,発生原因が複雑であるため,その解決が困難な場合が多い。近年,これらの原因の解明や解決方法を探るために手段として熱処理シミュレーションを用いる方法が実用化されつつあり,その取り組みについて紹介する。

プロフィール

宇都宮大学の教員として機械工学の教育と塑性加工や熱処理の研究に従事。特に,鋼部品の焼入冷却と変形・割れの発生との関連について研究を行ってきた。定年退職後も,客員教授として教育研究活動を継続。現在は埼玉工業大学・客員教授として鋼の焼入れシミュレーションによる熱処理トラブルの原因解明と対策についての研究活動を行っている。

14:45-15:25
(40分)
概念・構想設計CAE
A2-2 企業講演

Simpackを活用したMBDにおける車両運動シミュレーション

-Vehicle Dynamics Performance-

松井 純 氏

ダッソー・システムズ株式会社

SIMULIA事業部 技術グループ1

シニア・テクニカル・スペシャリスト

松井 純

概要

Simpack車両運動シミュレーションをMBDに活用することで、構想段階での性能目途付けが可能になる。本講演では、乗り心地評価を例に「DOEによる設計探査」および「シミュレータによる主観的評価」を紹介する。

プロフィール

2001年慶應義塾大学 理工学研究科 機械工学専攻修了後、株式会社日立製作所、アルテアエンジニアリング株式会社を経て、2006年シムパックジャパン株式会社の設立に参画。会社統合にともない2016年からダッソー・システムズ株式会社勤務となり現在に至る。

機能設計CAE
B2-2 企業講演

車載用二次電池のためのCAE

大平 博道 氏

株式会社 JSOL

エンジニアリングビジネス事業部

アソシエイトマネジャー

大平 博道

概要

世界的なEV/HEVシフトの流れを受け、車載用二次電池に関するシミュレーションのニーズも拡大している。本公演では、特にLS-DYNAのマルチフィジックス解析機能を用いた衝突事故時の二次電池の安全性評価解析の例を中心に取り上げ、JSOLの提供するEV/HEVのためのCAEソリューションを紹介する。

プロフィール

2003年、東京工業大学大学院総合理工学研究科修了。同年、日本総合研究所(現JSOL)入社。LS-DYNAを用いた自動車衝突解析を中心とした技術サポート、コンサルティングに従事。近年は流体解析、電磁場解析などマルチフィジックスソルバーとしてのLS-DYNAの活用に取り組んでいる。

生産加工CAE
C2-2 企業講演

高速メッシュ生成ソフト

西浦 光一 氏

インテグラル・テクノロジー株式会社

代表取締役社長

西浦 光一

概要

シリンダーヘッドのメッシュを2〜3時間程度で行う高速メッシュ生成ソフトを開発したので報告する。本ソフトの特徴は、自動的に形状を把握し、メッシュパターンを決められること及び、メッシュエラーも自動修正することである。今後、中立面メッシュ、板金メッシュの高速化を行っていく。新開発特許とアルゴリズムも一部紹介する。

プロフィール

1979 年大阪府立大学大学院工学研究科機械工学専攻卒業。
メーカーを経て2007年に顧客(製品開発者)ニーズのCAE用ソフトウエアを開発し販売するインテグラル・テクノロジー株式会社を設立し、現在に至る。

15:25-15:40
(15分)
休憩および機材セッティング
A会場A3 B会場B3 C会場C3
15:40-16:20
(40分)
生産加工CAE
A3-1 招待講演

CAE活用によるアーク溶接の予測技術に関する取り組み

杉本 吉規 氏

スズキ株式会社

第四生産技術部

杉本 吉規

概要

アーク溶接は他の接合方法に比べて高い強度を誇る一方、品質を満足するために実物でトライ&エラーを繰り返し、多くの時間と手間を必要としていた。
スズキでは図面段階でアーク溶接の品質を確保するための予測手法の開発に取組んでいる。本公演では、アーク溶接時の変形及び溶込み形状の予測について現状と課題を報告する。

プロフィール

2009年3月
神戸大学海事科学部マリンエンジニアリング課程卒業
2011年3月
神戸大学大学院海事科学研究科マリンエンジニアリング学科終了
2011年4月
スズキ株式会社入社
2012年より
CAEを用いた四輪車の衝突安全性能開発に従事
2016年より
生産技術の予測技術開発に従事。現在に至る。
機能設計CAE
B3-1 招待講演

車両運動シミュレーションと実車搭載型ベンチを活用したe-BOXERの開発

海口 大輔 氏

株式会社SUBARU

電動ユニット研究実験部

主任

海口 大輔

概要

電動車は、ガソリン車以上に多数のECUが複雑な協調制御を行っている。車両試験では様々な条件を精度よく繰り返し行う事が必要であるが、実環境では周辺環境の変化により同一条件での試験が難しい。本公演ではテストコース等を台上に再現し試験を効率的に実施したSUBARU e-BOXERの開発事例を発表する。

プロフィール

2014年株式会社SUBARU入社。ハイブリッドシステムの信頼性・フェイルセーフ評価に従事。実車評価を正確・安全で効率的に行う為、CAE技術等を活用した試験の台上置換に取り組んでいる。

概念・構想設計CAE
C3-1 招待講演

タイヤ3次元弾性リングモデルを用いた振動解析

松原 真己 氏

豊橋技術科学大学

機械工学系

助教

松原 真己

概要

車体の基本設計・機能設計を行うため、計算コストが小さく、力学特性を良く表現できる個々の部品に特化した力学モデルの開発は重要な場合がある。本公演ではタイヤ3次元弾性リングを利用した振動解析事例を紹介し、タイヤの構造パラメータと振動特性の関係について概説する。

プロフィール

2010年に大学院修士課程修了後,東洋ゴム工業株式会社に入社。エンジニアリングセンターに所属しておりました。2013年まで所属し、2014年4月より豊橋技術科学大学に着任してます。専門は振動工学で、学部生のときからタイヤの振動特性に関する研究に取り組んでいます。

16:25-17:05
(40分)

休憩および機材セッティング
(展示会場をご覧ください。)

機能設計CAE
B3-2 企業講演

自動車開発における1Dモデリング技術の応用

~モデルベース開発からデジタルツインへ~

横山 裕宜 氏

アンシス・ジャパン株式会社

技術部

横山 裕宜

概要

近年、自動車開発を含め、ものづくりの効率化や価値向上を図るための開発プロセスのデジタル化が高速に進展しています。本講演では、デジタルツインというシミュレーションのあり方とモデルベース開発との関連について、施策例を交えてご紹介します。

プロフィール

2004年 九州工業大学を卒業後、TDK株式会社を経て、2013年 アンシス・ジャパンに入社。
以降、1D シミュレータ製品 Twin Builder(旧 Simplorer)の解析業務に従事。

概念・構想設計CAE
C3-2 企業講演

車両性能開発におけるシミュレータ活用の最前線

吉井 亨 氏

株式会社日本ヴイアイグレイド

代表取締役社長

吉井 亨

概要

車両性能開発における大小様々なシミュレータの活用は、ヨーロッパを中心に事前予測ツールの一つとして定着しつつあり、国内でも確実にその傾向にある。本講演では、ユーザー事例を中心に、シミュレータの活用方法を紹介するとともに、日本流車両開発に適合するために必要な技術を提案する。

プロフィール

2000年 CAEベンダーに入社後、機構解析ソフトウェアAdamsを活用した車両運動解析のコンサルティング業務に従事。2005年 VI-grade GmbH(ドイツ)が設立された後、日本支社の設立に参画、同社の製品を活用したシステムレベルシミュレーション、HILS、各種シミュレータ等のソリューション提案に従事。

17:05-17:20
(15分)
休憩および機材セッティング
17:20-18:50
(90分)
P-1 パネルディスカッション

日本の企業文化と国際競争力について

概要

これまで、パネルディスカッションでは、日本を強くするための産学連携に焦点をあて、現状把握、海外での事例と日本が学ぶべき事、産学連携のあり方、大学における技術者教育のあり方等々について議論してきました。
近年、国際化が一段と進み、多くの海外の研究者・技術者が国内の企業で活躍され、また国内の研究者・技術者が海外で活躍するボーダレスの時代となってきました。しかし、国内の技術者にとって当たり前のことが、海外から見たら障壁となること、またその逆も考えられます。このような時代背景を受け、日本をより一層強くするために国内外の技術者から見た日本の企業文化等について国内外の方々にご意見を頂きながら、技術者の視点で考えてみたいと思います。

パネリスト
曺 喜永 氏

Semisysco.Co.,Ltd

電気車事業部

常務

曺 喜永

プロフィール

1997:
日本大学博士課程卒業
2000:
三星綜合技術院
2002:
トヨタ自動車東富士研究所
2016:
現代自動車研究所
2017:
韓国産業技術評価管理院自動車PD
現在:
Semisysco.Co.,Ltd

主に自動車の運動と制御の分野で働きました。

Pencreach Yoann(ペンクレアシュ ヨアン) 氏

株式会社 フォーラムエイト

VR開発

開発シニアマネージャ

Pencreach Yoann
(ペンクレアシュ ヨアン)

プロフィール

2003年にフランスSupelec卒業後株式会社フォーラムエイト入社
バーチャルリアリティソフトウエアアプリケーション開発を中心に、自動車を含む他分野シミュレーションプロジェクトに携わって来ました。
現在、開発マネージャを努め、クラウド、センシング、AI、組込技術とVRの技術統合を目標にしています。

福本 徹 氏

株式会社アイディーネット/国立大学法人 名古屋大学 未来社会創造機構

代表取締役/社会イノベーションデザイン学 客員准教授

福本 徹

プロフィール

2019年で26期目を迎える株式会社アイディーネットで、クライアントの商品企画をマーケティングとデザインの両面からサポートするビジネスに従事しており、その業種は、自動車、住宅、家電、ICT、工作機械、化粧品、食品など多岐にわたります。デザインプロセスにおける3D_CAD活用実績は20年あまり。

モデレーター
景山 一郎 氏

日本大学

生産工学部 教授

自動車工学リサーチセンター

主席研究戦略アドバイザー

景山 一郎

プロフィール

1977年
日本大学 大学院 理工学研究科 機械工学専攻 博士課程修了(工学博士)
1994年
同教授
1989年
オランダデルフト工科大学客員研究員
2004年
スウェーデン国立道路研究所客員研究員
2010年
日本大学自動車工学リサーチセンター立ち上げおよび初代センター長
2014年
国立大学法人 名古屋大学 客員教授
サテライト会場(中継)
19:10-20:30
(80分)
R-1

情報交換会

参加費:4,000円(税込)
会場:C会場

※講演者やプログラム委員、出展社とともに有意義な交流を行えます。どうぞご参加下さい。
※お支払いは会場前受付にてお願いいたします。