※プログラムは予告なく変更となる場合がありますので、ご了承ください。
OP2
オープニングリマークス
「オートモーティブ・ソフトウェア・フロンティア」プログラム委員長
名古屋大学 未来社会創造機構
教授
高田 広章
K3
基調講演
特定非営利活動法人ITS Japan
専務理事
山本 昭雄
K3 基調講演「移動の価値と協調領域におけるカーボンニュートラル」
コロナ・カーボンニュートラルの環境変化の中で、”移動”についてその目的・意味が議論されるようになってきている。”移動”における公共・個人の価値、モチベーション、移動局面(前中後)のバリューチェーンのコンセプトを紹介するとともに、カーボンニュートラルに向けたモビリティ分野の協調領域における内容について、ITS Japanの取り組みご説明する。
特定非営利活動法人ITS Japan
専務理事
・トヨタ自動車での35年の勤務を経て、2021年1月よりITS Japanへ、同年6月よりITS Japanの専務理事に就任
・トヨタ自動車では、情報システム・経営企画に従事、2014年より2020年末まで7年間、ITS/Connected事業・製品企画部長を務める。
・特に事業企画・アライアンス・データビジネスなどのプロジェクトリーダーに従事。
S2
特別講演
マイクロソフト・コーポレーション
自動車・モビリティ産業担当
ディレクター
江崎 智行
S2 特別講演「モビリティ業界の変革を加速する、「ソフトウェア・デファインド」 x 「サステナビリティ」への取り組み」
自動車業界・モビリティ業界に求められる変革スピードはCASE+CX(顧客体験の変革)に加え、2つの大きな潮流、「ソフトウェア・デファインドへのシフト」と「サステナビリティへの挑戦」によって、従来のモノづくりの最適化からさらに複雑な社会システムとしての全体最適に向けて広がり加速されている。
これによりモノ・コトづくりの開発負担は増大する一方、ポストコロナでは、リモートワーク・働き方改革へのDXが「守りと攻め」の両面で急務となり、もはや個社単独での対応から、業界業際を越えたよりオープンなデジタル・エコシステムを通じたコラボレーションが必須となり、それを支えるセキュアで透明性のあるデジタルプラットフォームの定義・構築が求められていると理解している。
本講演では、プラットフォーマーとしてのマイクロソフトから観た「ソフトウェア・デファインド」 x 「サステナビリティ」の世界観とオープン・デジタル・エコシステムへの取り組みについてご紹介する。
マイクロソフト・コーポレーション
自動車・モビリティ産業担当
ディレクター
35年間の日本IBM(株)勤務において、主に製造業・自動車業界を中心としたエンジニアリング領域のDX、さらにはモビリティ&サービス事業、スマートシティー事業におけるインダストリーソリューション開発・異業種連携のビジネス開発に従事。2020年3月よりマイクロソフト・コーポレーションに転職、自動車・モビリティ産業チームに所属し、グローバルと連携した日本の自動車業界・モビリティ業界に向けたソリューション&ビジネス開発の推進に従事し、特に最近は、ソフトウェア・デファインド化とサステナビリティのテーマについて広くお客様との会話・取り組みを通じてマイクロソフトのミッション「地球上のすべての個人とすべての組織がより多くのことを達成できるようにする」の実現に向けて活動中。
K3/S2に関するQ&Aセッション
休憩
A4-1
招待講演
サイバーセキュリティ
一般社団法人Japan Automotive ISAC
技術委員会
委員長
山﨑 雅史
A4-1 招待講演「クルマを取り巻くセキュリティとJ-Auto-ISACの活動紹介」
クルマを取り巻くセキュリティについて最新の法規・標準動向を踏まえた業界としての取組みを紹介するとともにその代表的な動きである一般社団法人J-Auto-ISACの設立背景や活動内容について紹介する。
一般社団法人Japan Automotive ISAC
技術委員会
委員長
1986年にマツダ(株)に入社、主に車両エレクトロニクス部品やシャシーやボデー系の制御システムの設計・開発を担当したのちにセキュリティ技術統括をへて現在はクルマ、IT、OTを包括するグローバルセキュリティオフィサー。J-Auto-ISACでは技術委員会の委員長を担当。JAMAでのWG設立時点よりISACの活動に携わり、JAMA/JASPAR/JSAE/ISO等の各業界団体でもサイバーセキュリティやソフトウェアアップデートに関するWGや分科会で活動中。
B4-1
招待講演
先進開発手法
国立情報学研究所
アーキテクチャ科学研究系
准教授
蓮尾 一郎
B4-1 招待講演「自動車システムの安全性保証へのソフトウェア科学的アプローチ――論理的アカウンタビリティと適用コスト軽減の両立」
日々複雑化する自動車システムの安全性保証コストを軽減し,さらに自動運転などの新展開にも対応するには,情報学におけるソフトウェア品質保証技術の活用が必須となる.本発表では,ERATO蓮尾メタ数理システムデザインプロジェクトの上記活用の取り組みを紹介する.同取り組みは,ソフトウェア科学の数学的基盤に立ち返り根本を見直す学術的研究成果に立脚しながら,同時に産業的課題のコストセンシティブな解決を行うことに特徴がある.具体的には以下を解説する:1)論理をベースとしたブラックボックス安全性解析技術,2)自動運転システムの自動テスト技術,3)論理的安全ルールによる自動運転の安全性保証・責任特定技術.
国立情報学研究所
アーキテクチャ科学研究系
准教授
国立情報学研究所 アーキテクチャ科学研究系 准教授,システム設計数理国際研究センター長.学術博士(Radboud Univ. Nijmegen, 2008).京都大学数理解析研究所助教,東京大学大学院情報理工学系研究科講師・准教授を経て現職.JST ERATO 蓮尾メタ数理システムデザインプロジェクト研究総括を兼務.専門はソフトウェア科学,特に数理的理論と物理情報システム応用に興味を持つ.国際会議 CONCUR 2014, ICECCS 2018 最優秀論文賞などを受賞.ACM,IEEE,SAE,日本数学会,日本ソフトウェア科学会,計測自動制御学会,自動車技術会 各会員.
A4-2
企業講演
サイバーセキュリティ
トレンドマイクロ株式会社
コネクティッドビジネス推進本部
オートモーティブセキュリティ推進部
部長
原 聖樹
A4-2 企業講演「自動車セキュリティに対するトレンドマイクロの取り組み」
自動車業界では、WP.29やISO/SAE21434への対応が加速している。
トレンドマイクロでは、これらセキュリティ要求への対策として、車載向けのセキュリティから自動車のセキュリティオペレーションセンター(VSOC)向けのセキュリティまで、レイヤーごとにソリューションを用意している。また、当社の脅威インテリジェンスが、これらセキュリティ対策ソリューションを支え、自動車を脅威から守っている。
これら自動車向けセキュリティソリューションと脅威インテリジェンスについて、本セッションではその紹介と活用方法を解説する。
トレンドマイクロ株式会社
コネクティッドビジネス推進本部
オートモーティブセキュリティ推進部
部長
企業情報システム部門を経て、2001年トレンドマイクロ入社。入社後は企業、公共向けに製品のプリセールスエンジニアを担当。
その後、個人向けおよび法人向けに新サービスの立ち上げを担当。2012年からは新規事業として制御システム向けセキュリティ対策に従事。
2016年から技術面を中心にIoTセキュリティの普及に取り組んでいる。
B4-2
企業講演
プロダクトライン
株式会社エクスモーション
コンサルティング本部
コンサルタント
吉元 崇
B4-2 企業講演「ソフトウェアファーストに不可欠な新たなプロダクトライン開発とは?」
ソフトウェアファーストによる開発にシフトすると、OTAでソフトウェアをアップデートして新しい機能をダウンロードすることが当たり前に行われるようになり、今までと比べてアップデートの頻度が増えることになる。
これに伴い今までと比べて開発チームが取り扱う機能数の増加と品質問題が表面化することが予測されるが、多くのソフトウェア開発チームはこの問題に対してメンバー数を増やすことなく対応を迫られることになる。
それを実現するためには、新たなプロダクトラインによる開発が不可欠である。
本講演では、ソフトウェアファーストのための新たなプロダクトラインとはどのようなものかをご紹介する。
株式会社エクスモーション
コンサルティング本部
コンサルタント
大学卒業後、中堅SIerにてオープン系開発のシステムエンジニアとして従事。
ECサイトの構築やERPシステムの開発に携わる中で共通部品の効率的な管理方法について模索。
2013年に(株)エクスモーションに入社。自動車メーカー本体だけでなく自動車部品メーカーまで含めて、様々な開発現場のSPL開発への移行を支援。
A4ブロックに関するQ&Aセッション
B4ブロックに関するQ&Aセッション
休憩
A5-1
招待講演
プロセッサー
南山大学
理工学部 機械システム工学科
教授
本田 晋也
A5-1 招待講演「車載制御システム向け仮想化技術 - ハードウェア仮想化支援機能とハイパーバイザー -」
車載制御システムに対する仮想化技術の開発が活発化している.本講演では,仮想化技術の基礎について説明し,車載制御システム向けのマイコンのハードウェア仮想化支援機能とハイパーバイザーの現状,OSSとして公開予定のRH850向けのハイパーバイザーについて紹介する.
南山大学
理工学部 機械システム工学科
教授
組込みシステムプラットホーム及びシステムレベル設計技術に関する研究に従事.近年は,車載システム向けの仮想化技術やパーティショニング機構についてソフトウェアとハードウェアの両面から研究を実施している.研究成果の多くは,TOPPERSプロジェクトからオープンソースとして公開している.
B5-1
招待講演
V2X
クアルコムジャパン合同会社
標準化本部長
城田 雅一
B5-1 招待講演「5GやC-V2Xを用いたコネクティッドカーに関する海外動向と車載システムの最新事例」
5GやC-V2Xを用いたコネクティッドカーに関する世界動向、およびクアルコムにおける自動車向け通信モデム、ADAS対応への取り組みの紹介を行う。(仮)
クアルコムジャパン合同会社
標準化本部長
2001年、クアルコムジャパン入社。以後、3GPP2におけるcdma2000システムのプロトコル開発、3G, 4G, 5G, 802.11系アンライセンスドシステムなどさまざまな無線システムの技術条件の策定に従事。最近では5Gを様々なユースケースに応用させるため5GAAや5G-ACIAなどの業界団体の活動にも参加。2018年1月よりクアルコムジャパンの標準化部門の責任者に就任。2020年12月より標準化本部長。
A5-2
企業講演
開発プロセス/品質保証
株式会社ニルソフトウェア
代表取締役
伊藤 昌夫
A5-2 企業講演「自律走行車と開発プロセス - AI 組込の観点から -」
安全性の観点から,自律走行車に求められる要件は多数ある.近年,多くの規格や文書が発行されている(例えば,UL 4600, BSI PAS 1883).これら文書が持つ多くの要件を満足しつつ,適切な自律走行車の開発プロセスを設計するには,幾つかの方法があり,結果として,複数の開発プロセスを想定することができる.特に,AI を含む観点から検討した結果を紹介する.
株式会社ニルソフトウェア
代表取締役
自動車会社,航空宇宙関連会社を経て,ニルソフトウェアを設立.ツール開発やシステムの開発プロセスに関するコンサルテーションを行っている.一貫して,システムの安全性に興味を持っている.
B5-2
企業講演
V2X
アルテアエンジニアリング株式会社
技術本部
テクニカルマネージャ 電磁場解析
山倉 鉄矢
B5-2 企業講演「電波環境シミュレーションを活用したコネクテッドカー開発支援」
幅広い業界で導入されてるAltairの電磁界解析ソリューションは、自動車業界においてはアンテナの開発やノイズの調査などに活用されてる。本講演では、Altair FekoおよびWinPropによる仮想走行試験をもとにした電波環境の評価手法を紹介する。
筑波大学大学院数理物質科学研究科物理学専攻博士課程修了。電波観測装置の研究・開発に携わる。その後、携帯電話基地局装置に係わる業務を経て、2011年より電磁場・流体解析業務に従事。2017年より現職。
A5ブロックに関するQ&Aセッション
B5ブロックに関するQ&Aセッション
休憩
A6-1
招待講演
OTA
株式会社 日立製作所
Software CoE クラウドビジネス推進センタ
技師
松沢 敏志
A6-1 招待講演「IT×OTでCASE時代に切り込む!クラウドを活用したOTA/VSOC事例のご紹介」
日立は社会イノベーション事業を通じて、さまざまな事業領域のお客さまとともに新たなビジネスに対応し、新しい価値を創出するデジタルイノベーションに取り組んでいる。これらの活動においてクラウドは特に重要な技術の1つであり、日立でもクラウドの先進的な技術を積極的に活用した事例が増えてきている。
今回はクラウド技術を活用した自動車業界における社会イノベーションの事例として、日立のCASEソリューションの中から「無線更新ソフトウェア配信システム(OTAセンタ)」と「車両セキュリティ監視システム(VSOCシステム)」の2つの事例を、クラウド技術の活用ノウハウを交えて紹介する。
株式会社 日立製作所
Software CoE クラウドビジネス推進センタ
技師
日立のクラウドCoEチーム所属のソリューションアーキテクト、通称CCoEの何でも屋。クラウド(AWS/Azure/Google Cloudなど)を活用したITシステムの設計支援活動を中心に、社内へのクラウド技術の普及活動、クラウド市場におけるプレゼンス向上活動などにも従事。2021 APN AWS Top Engineers & APN ALL AWS Certifications Engineers受賞。好きなものは赤いスポーツカーとロックミュージック、趣味は投資と仕事と子供と遊ぶこと。
B6-1
招待講演
自動運転の実証実験
内閣府SIP自動運転 FOTテーマリーダー
トヨタ自動車株式会社
先進技術統括部 安全技術企画G
技範
南方 真人
B6-1 招待講演「SIP自動運転における東京臨海部実証実験」
国際的に自動運転の早期社会実装への期待は大きく、関連する産業・市場の拡大も見込まれています。戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)では、自動運転の実用化や標準化に向け、協調的に研究開発すべき様々な課題に産学官連携して取り組み、その成果を実交通環境で実証すべく国内外広く参加者を募り東京臨海部での実証実験を継続的に実施している。その取り組み内容、進捗状況、成果についてご報告する。
内閣府SIP自動運転 FOTテーマリーダー
トヨタ自動車株式会社
先進技術統括部 安全技術企画G
技範
1986年トヨタ自動車(株)電子技術部に入社
以来、車載電子部品等を通じて量産乗用車の開発に従事。
2006年より米国事業体にて北米専用車両の開発に従事。
2009年トヨタ自動車に帰任後、LAN通信、セキュリティ技術、国際標準化渉外等の担当を経て、2016年より内閣府SIP自動運転プログラムにおいて実証実験に関する企画推進リーダーを担当。
A6-2
企業講演
サイバーセキュリティ
エフセキュア株式会社
法人営業本部
シニアセールスマネージャー
河野 真一郎
A6-2 企業講演「エフセキュアによる車載機器、自動車全体セキュリティテストの実績と事例」
エフセキュアは10年以上にわたり、自動車メーカー、車載機器メーカーを対象としたセキュリティテストを提供し、OS, Application, ファームウェアから搭載 System on Chip, 半導体デバイスレベルの総合診断を提供している。
本講演では、車載機器、自動車全体のペネトレーションテスト実績、お客様要望例と脆弱性発見事例、また車載機器セキュリティ診断事例について説明する。
エフセキュア株式会社
法人営業本部
シニアセールスマネージャー
2017年 エフセキュア株式会社入社
サイバーセキュリティコンサルティングサービスおよびクラウドセキュリティを担当。
国内車載機器メーカー様、IoTメーカー様向けセキュリティテスト案件の提供実績多数。
B6-2
企業講演
自動運転の安全性
株式会社UL Japan
ニューモビリティー
ビジネスディベロップメントダイレクター
藤間 真樹
B6-2 企業講演「自動運転安全規格のフレームワーク: ISO 26262、ISO 21448、UL 4600が協働し構築する自動運転の安全論証」
現在の自動運転の安全性を保証するアプローチとしては、開発と検証のプロセスを標準化し、危険なシナリオに対する残留リスクを許容できるレベルにまで低減するというものである。ODD(運行設計領域)の定義を含め、性能と機能の向上を図ることで安全マージンは高まるが、自動運転の安全に信頼を得るには、「なぜ安全であるか」を論証する、より堅牢な枠組みが必要である。
本セッションでは、既存規格のISO 26262、ISO 21448、UL 4600が協働し、自動運転の安全を論証するフレームワークを解説する。
株式会社UL Japan
ニューモビリティー
ビジネスディベロップメントダイレクター
自動車業界で30年の経験を持ち、ADASや自動運転ではより高い安全性と信頼性が要求される製品群(センシング、ECU、ブレーキやステアリングなどのアクチュエーションシステム)の事業開発に従事。
2019年8月(株)UL Japan入社。ニューモビリティ―部門の事業開発責任者として、日本のお客様へ自動運転の安全規格適合を支援する包括的な提案を行っている。
A6ブロックに関するQ&Aセッション
B6ブロックに関するQ&Aセッション
休憩
K4
基調講演
国土交通省
道路交通管理課高度道路交通システム(ITS)推進室
室長
坂井 康一
K4 基調講演「自動運転に関する国土交通省道路局の取り組みについて」
内閣府SIP事業と連携し、「中山間地域における道の駅等を拠点とした自動運転サービス」の実証実験を行っており、令和2年度に自動運転車の運行を補助する施設(磁気マーカ等)を道路附属物に「自動運行補助施設」として位置づけた。また、近年、先進安全技術の普及が進んでおり、交通事故や渋滞の削減など、道路利用者の安全・安心が確保されることが期待されるため、自動運転の普及拡大に向け、令和3年度から道路との連携に関する官民共同研究を実施している。本講演では道の駅等を拠点とした自動運転サービスや高速道路等における取り組みについて紹介する。
国土交通省
路交通管理課高度道路交通システム(ITS)推進室
室長
1998年建設省(現国土交通省)入省。国土交通省国土技術政策総合研究所高度道路交通システム推進室主任研究官、人事院派遣行政官短期在外研究員(欧州委員会(ベルギー))、国土交通省東北地方整備局磐城国道事務所長、東京大学生産技術研究所次世代モビリティ研究センター准教授、国土交通省関東地方整備局千葉国道事務所長を経て、2021年4月より現職。
K4に関するQ&Aセッション
CL1
クロージングリマークス
「オートモーティブ・ソフトウェア・フロンティア」プログラム委員長
名古屋大学 未来社会創造機構
教授
高田 広章