※プログラムは予告なく変更となる場合がありますので、ご了承ください。
OP1
オープニングリマークス
「オートモーティブ・ソフトウェア・フロンティア」プログラム副委員長
日本工業大学 先進工学部 ロボティクス学科
教授
於保 茂
K1
基調講演
株式会社本田技術研究所
先進技術研究所 知能化領域
エグゼクティブチーフエンジニア
安井 裕司
K1 基調講演「HondaのLevel3自動運転技術とAIによる更なる進化」
2021年,Hondaは世界初となる高速道におけるLevel3自動運転システムを実用化した.これは,これまでの技術が前提としていたドライバーによる周囲監視なしに渋滞時の自動走行を可能とするものであり,AI(人工知能)を使ったカメラシステムを含む360deg周囲監視と冗長制御システムによって実現されているが,この実現にはリアルワールドでの実証実験とHILS/SILSを組み合わせたサイバーフィジカル検証システムの貢献も大きい.今後,Hondaは人に寄り添いリスクに近づかせない協調人工知能(CI:Cooperative Intelligence)の研究を進め,自動運転領域の更なる拡大と交通事故の低減により,より多くの人びとの安全・自由な移動の実現を目指している.本講演では,HondaのLevel3自動運転技術とその進化について紹介する.
株式会社本田技術研究所
先進技術研究所 知能化領域
エグゼクティブチーフエンジニア
1994年,本田技研工業(株)入社, (株)本田技術研究所へ配属.適応制御,ロバスト制御を用いたガソリン車用低エミッションシステムの研究を行い,1997年世界初ULEV(Ultra Low Emission Vehicle)車,1999年世界初SULEV(Super Ultra Low Emission Vehicle)車を量産.その後,適応制御,ロバスト制御,ニューラルネットワーク,機械学習を用いて,電子制御スロットル,ハイブリッドシステム,自動マニュアルトランスミッション,F1用トラクションコントロール, クリーンディーゼルエンジン等の研究開発に従事.2012年,自動車制御のための適応制御/ロバスト制御/機械学習にて博士号取得.2016年よりAIと先進制御技術を用いた自動運転・運転支援の研究開発に従事,現在,先進技術研究所 モビリティ知能化領域のエグゼクティブチーフエンジニア.
S1
特別講演
日本シノプシス合同会社
ソフトウェア・インテグリティ・グループ
シニア・マーケティング・マネージャ
松岡 正人
S1 特別講演「コネクテッド・カーからSDVへ、車両開発プロセスにおける新しい挑戦」
SDV、ソフトウェア・デファインド・ヴィークル(ソフトウェア定義型自動車)の時代が近づいている。
多くのITベンダーや半導体ベンダーがSDV向けのソリューションを語り、技術実証プロジェクトが行われ、いくつものレポートが公開され始めている。
SDVにおける課題の一つは、車両設計開発においてソフトウェアによって複雑な機能やサービスを実現することができるようにしつつ、それらが安全でセキュア、信頼できるものであるようにすることである。
それは、現在のソフトウェア開発におけるベストプラクティスを取り入れたものとなるはずだ。
本セッションでは、SDVの概観を振り返りつつ、セキュアなSDVの開発に必要な事柄について議論する。
日本シノプシス合同会社
ソフトウェア・インテグリティ・グループ
シニア・マーケティング・マネージャ
新潟県立長岡工業高校電気科卒。組込み含む元ソフトウェア開発者でサイクリスト。
日本ラショナルソフトウェア、日本マイクロソフト、カスペルスキーを経て2019/7より現職。
主に制御システムや組込みソフトウェア開発を経験したのち外資系で組込み開発やサイバーセキュリティビジネスに携わる。
K1/S1に関するQ&Aセッション
休憩
A1-1
招待講演
開発プロセス/品質保証
名古屋大学
大学院情報学研究科 准教授
株式会社ティアフォー 技術顧問
森崎 修司
A1-1 招待講演「自動運転/高度運転支援時代のソフトウェア開発と品質保証」
より高度なセキュリティの実現、自動運転や高度運転支援への対応といった車載ソフトウェアへの要求に対応するため、センサ/カメラやそれらの組合せアルゴリズム、OTA(Over The Air: 無線通信によるソフトウェアの更新、変更)、車外サービス連携、ODD(Operational Design Domain: 運行設計領域)といった要素技術や基盤の整備が進んでいる。車載ソフトウェアの開発や品質保証もそれらに合わせて変えていかなければならない部分がある。本セッションでは、そうした車載ソフトウェアをとりまく新たな環境や要素技術を整理する。その上で、これからの開発や品質保証に求められる変化をソフトウェアエンジニアリングの観点から解説する。
名古屋大学
大学院情報学研究科 准教授
株式会社ティアフォー 技術顧問
2001年 奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 博士後期課程修了。通信事業者にてオンラインストレージサービスの企画・開発に従事し、2013年10月より現職。実証的ソフトウェア工学の研究に従事。独立行政法人 情報処理推進機構の「つながる世界の品質指針検討ワーキング・グループ」をはじめ3つのワーキング・グループの主査を務める。日本、ドイツの車載ソフトウェア開発に携わる社会人博士の学位取得の支援や審査に従事。株式会社ティアフォー技術顧問。
B1-1
招待講演
標準化戦略/MOT (技術経営)
株式会社デンソー
技術開発推進部 国際標準渉外室 国際標準課
担当部長・技師
後藤 正博
B1-1 招待講演「自動車Tier1サプライヤからみたEUのR&D,規制、標準化政策」
欧州では、産官学が協調しR&Dから標準化、規制まで一貫した活動を行っているように見える。今回、「データガバナンス」に関する、EU政策、R&D活動、標準化の動向をまとめたため紹介する。欧州の政策として「An Europe fit for the digital age」に基づき詳細化した活動方針がある。このコンセプトに対応した「データスペース」の実現のために”GAIA-X"プロジェクトが開始されており、様々な分野のデータに対しての取り組みが行われている。この中で「製造」に係る活動として自動車製造に関するデータガバナンスの取り組みとして”Catena-X"のプロジェクトが進められている。
株式会社デンソー
技術開発推進部 国際標準渉外室 国際標準課
担当部長・技師
(株)デンソーに入社後、分散制御システムを実現するための技術(車載ネットワーク技術、分散制御のための基本ソフトウェア)に関するR&D活動に従事してきた。2003-2008年、2016-2020年の2回ドイツに赴任し、欧州におけるR&D、標準化活動(AUTOSAR, ISO)に参画し、加えて規制も含めた動向調査を行った。2021年からISO TC22 SC32の議長に就任し、国際標準化活動を推進している
A1-2
企業講演
プロダクトライン
富士設備工業株式会社
電子機器事業部
部長
浅野 義雄
A1-2 企業講演「プロダクトライン開発/バリアント管理支援ツールから習う賢人の知恵」
派生製品開発で継続して行われる改善や工夫は、上手に情報管理して役立てたい。そうすることで、複雑さが増大する製品の開発を加速すると同時に、品質改善や、高度なトレーサビリティによる保守性向上を期待できる。そのためのプロダクトライン開発のバリアント管理支援ツールは、欧州車載機器開発の最前線で活用されるなか、顧客の知恵と工夫が機能として組み込まれている。本講演では、これら機能を紹介することを通じて、プロダクトライン開発の現実的な取り組みへの調査や、全く新たに検討する場合に、その足掛かりになる情報を提供する。
富士設備工業株式会社
電子機器事業部
部長
組込みシステム開発ツール業界に25年以上の経験。現在、富士設備工業にて、海外で先行する開発手法の国内導入支援を行っている。
B1-2
企業講演
コンテナ技術
SUSE ソフトウエア ソリューションズ ジャパン株式会社
Partner Executive
小川 直樹
株式会社スタイルズ
ソリューション第5チーム
コンテナエキスパート
矢野 哲朗
株式会社アイシン
生産革新推進部
萩尾 真二
B1-2 企業講演「「脱炭素社会に向けたコンテナ活用Edge/IoT Kubernetesプラットフォーム」 〜アイシン様ファクトリーオートメーションご採用事例〜」
ヨーロッパ諸国(EU)に続いて日本においても2020年12月に脱炭素社会を目指すとの閣議決定が行われた。Life Cycle Assessmentの要請から製造現場も大きく変わろうとしている。EUの自動車メーカー、部品メーカーは生産システムまで含めてコンテナ活用を進めこの激動期を乗り切ろうとしている。日本においても株式会社アイシン様がEdge/IoTの先進事例としてご採用された。本セッションでは製造現場の動向から今後求められる生産システムにEdge/IoTをどう活用していくかを株式会社アイシン 生産革新推進部 萩尾慎二様からのお話しも含め、株式会社スタイルズとともに解説する。
SUSE ソフトウエア ソリューションズ ジャパン株式会社
Partner Executive
IT大手、そして特にオープンソースの製品ソリューションを提供する企業での幅広い経験から、現在SUSEでPartner Executiveとして従事している。
株式会社スタイルズ
ソリューション第5チーム
コンテナエキスパート
オープンソースのストレージソフトウェアNextcloudやGitLab、Rancherが得意分野。JetsonでK3sを動かして遊ぶのがマイブームである。Edge/IoTにおけるデジタルツインへの応用と現実世界とデジタル世界の橋渡しを推進したいと考えている。
株式会社アイシン
生産革新推進部
エッジ端末を利用したアプリケーション開発やアプリ管理プラットフォームとしてのkubernets / Rancher の導入の推進に従事している。
A1ブロックに関するQ&Aセッション
B1ブロックに関するQ&Aセッション
休憩
A2-1
招待講演
センシング/認識/レーダー/LiDAR
京セラ株式会社
インフラ事業部 ITSソリューション事業推進部
副責任者
加藤 正美
A2-1 招待講演「協調型ITSに関する京セラの取組み」
モビリティに関わる社会課題を解決し、すべての人がクリーンで自由・安全に移動できる持続可能な社会を実現するために、クルマとインフラが密に連携する協調型ITSに関する京セラの取組みを紹介する。
京セラ株式会社
インフラ事業部 ITSソリューション事業推進部
副責任者
1984年 三洋電機入社。ホームネットワークやQoS保証技術の研究、無線ブロードバンドシステムの開発に従事。2008年に京セラに転籍。現在、協調型ITSに関するマーケティング業務に従事。ITS Japan 協調型ITS委員会 踏切通行支援システム検討WGリーダー。工学博士。
B2-1
招待講演
標準化戦略/MOT (技術経営)
一橋大学
経営管理研究科/イノベーション研究センター
教授
江藤 学
B2-1 招待講演「イノベーションを推進する柔らかい標準化の可能性」
自動車産業では、CASEに代表される技術の変化、Maasに代表されるサービスの変化、IT産業の参入に代表されるプレーヤーの変化に晒される中で、標準化の役割も大きく変化しつつある。規制対応を経験則として拡大してきた自動車産業の標準化活動は大きく変化し、急速なモジュール化の進展とプラットフォーマーの台頭によるエコシステムの拡大の中で、標準化の本質である長期・広範囲の単純化を放棄した柔らかい標準化の重要性が高まっている。このような中で本講演では、原則的にイノベーションを阻害する効果を持つ標準化を、自動車業界におけるイノベーション促進に活用するのは、どのような標準化思想が必要となるか、そのヒントを提案してみたい。
一橋大学
経営管理研究科/イノベーション研究センター
教授
1960年生まれ。大阪大学基礎工学研究科修士課程、東北大学工学研究科博士課程修了、博士(工学)。通商産業省、科学技術庁、筑波大学、外務省、一橋大学、日本貿易振興機構等を経て2016年より現職。2004年以降、標準化の専門家として様々な活動を行い、標準化関係の著書も多い。2021年7月に標準化を活用したビジネス戦略の教科書として「標準化ビジネス戦略大全」(日本経済新聞出版)を出版した。
A2-2
企業講演
ソフトウェア検証
株式会社ユビキタスAIコーポレーション
SPQA事業部
副事業部長
植田 宏
A2-2 企業講演「最新SILSツールの技術紹介 ~「MILS」「HILS」開発に「SILS」を加えてみませんか ~」
車載ECUソフトウェア開発にはMILS(Model In the Loop Simulation)、HILS(Hardware In the Loop Simulation)の適用が一般的になってきているが、SILS(Software In the Loop Simulation)はそれらに比べて適用事例は多くない。本公演ではSILSツールの導入の課題と、それらの課題を解決すべく開発されたSILSツールの技術を紹介する。
株式会社ユビキタスAIコーポレーション
SPQA事業部
副事業部長
株式会社ユビキタスAIコーポレーション SPQA事業部 自動車制御ソフト、ゲームソフト開発などを経て、1998年より現職
B2-2
企業講演
ソフトウェア検証
シーメンスEDAジャパン株式会社
テクニカルソリューション営業部
AEマネージャー
神成 明宏
B2-2 企業講演「車載ソフトウェア検証のシフトレフト - 量産向けソフトウェアをECU完成前に検証する」
本セッションでは、車載用量産ソフトウェア検証を「シフトレフト」するためのコア技術を紹介する。
車載制御ロジックなどを早期検証する手段は多数提案されてきているが、量産ソフトウェアを最終的に検証するには、ECUの完成を待ちHILSまたは実車テストに頼るのが現状である。一方で、今後さらに高度化されるADASや自動運転制御を完成するには、これまでにない複雑なSoCを開発する必要があると言われている。当然、その上に量産用ソフトウェアをロードしたテストをしないと、その性能・消費電力・量産ソフトウェアのサイズ・発生熱量などを検証できない。このようなチャレンジを解決するためのコア技術について解説していく。
シーメンスEDAジャパン株式会社
テクニカルソリューション営業部
AEマネージャー
1985年にインテルにて車載にも応用されたMCU設計チームに参加してからこれまでに車載用デバイス設計・販売や組み込みSW開発とその検証環境サポートなどに関わってきた。現在は、シーメンスEDAジャパンにて自動運転検証環境の拡販も担当しており、自動車業界のOEM/T1様向けの提案を行っている。半導体としてはCPU系のみならずFPGAやフルカスタムASICも経験。SW開発検証としては、組み込み系から数百万人のサブスクライバーを持つキャリアの顧客管理・課金システムのプロジェクトマネージメントまでを経験。
A2ブロックに関するQ&Aセッション
B2ブロックに関するQ&Aセッション
休憩
A3-1
招待講演
MBD (モデルベース開発)
MBD推進センター(JAMBE)
企画統括委員会 委員長
マツダ株式会社 統合制御システム開発本部 首席研究員
足立 智彦
A3-1 招待講演「MBD推進センター(JAMBE)設立 -SURIAWASE2.0実現を推進し、モビリティ社会の最先端開発コミュニティ実現を目指して-」
2015年度より経済産業省主導で「自動車産業におけるモデル利用のあり方に関する研究会」として活動した成果「SURIAWASE2.0の深化」の方針を受け、全体最適で高度なモノづくりを高効率で行える、最先端開発コミュニティ実現を目的として運営会員企業10社を中心にJAMBEを設立。MBD普及に係る各機関の横串機能と情報の一括発信、モデル流通の為のガイドラインの構築と国内諸活動のワンボイス化、新たな共通課題設定による各社困りごとの解決を主要な機能としている。そのようなJAMBEの理念から事業内容に関する概要を紹介する。
MBD推進センター(JAMBE)
企画統括委員会 委員長
マツダ株式会社 統合制御システム開発本部 首席研究員
神戸大学でシステム工学の修士号を取得し1990年にマツダに入社。技術研究所にて 先進安全車両研究に従事後、2004年からシャーシダイナミクス開発部門においてシャーシ制御およびブレーキシステム技術の量産及び技術開発をリード。2015年から、統合制御システム開発部門の首席研究員として、全社モデルベース開発戦略の立案と推進を担当。
その傍ら、2018年から2020年まで国内自動車OEM中心に設立されたEV基盤技術開発会社である、EV C.A.Spirit社のMBDアドバイザーを兼務。また2018年から2021年まで経済産業省主催のモデル活用に関する研究会へ参画。2019年4月からは広島大学客員教授を兼務し次世代MBD研究に従事。さらに2022年1月からJAMBEの企画統括委員会 委員長に就任。
B3-1
招待講演
MaaS (実装)
WILLER株式会社
代表取締役
村瀨 茂高
B3-1 招待講演「人とひと、人とまちをつなぐCommunity Mobility」
私たちは、「すべての人が自由に移動できる」ことを実現するため、それぞれの地域が抱える社会課題を、AIや自動運転などのテクノロジーを活用した移動サービスをベースに、地域のデータを掛け合わせて解決することを目指しています。
昨年よりサービス開始しました半径約2kmのエリア内を自由に回遊できるAIオンデマンド交通サービス『mobi』は、コンセプトが「Community Mobility」で、単なる移動ツールでなく、自治体および地域の商業施設や交通事業者やコミュニティなどと連携し、地域の経済活性化を目指しています。
新しい価値観やライフスタイルを創り持続可能な社会を目指すために、今後どういったサービスが必要なのかをお話します。
WILLER株式会社
代表取締役
社会貢献度の高い移動ソリューションの開発を目指し、1994年に創業。
新たな価値を創造する独自のITマーケティングシステムにより、2006年高速バスWILLER EXPRESS、2015年京都丹後鉄道を運行開始。
近年は、日本・ASEANにて、テクノロジーを活用した便利で環境に優しい新たな移動サービスを開発しており、AIオンデマンドサービス「mobi」を日本・シンガポール・ベトナムで開始、自動運転をシンガポールで毎日2路線運行し、日本では実証実験を重ね、25年に無人自動運転サービス実現を目指す。
A3-2
企業講演
MDD (モデル駆動型開発)
アンシス・ジャパン株式会社
技術部 システムズ&プラットフォームBU
モデルベースシステムズ&デザインエンジニアリング
シニアアプリケーションエンジニア
石井 通義
A3-2 企業講演「手作業を減らすためのモデル駆動型開発とは?」
「モデル駆動型」の手法は、現在多くの企業で取り入れられている。しかし会社によって適用範囲はまちまちで、「要件の整理」や「システムの早期検証」などの個別のニーズに基づく導入が多く、工程や工程間では依然として手作業の比率が高いケースが見られる。モデルをコアに開発や検証を行う場合、モデルの活用をどのように考えるべきか、モデルを用いた開発では、手作業をどこまで減らすことができるのかについて解説する。
アンシス・ジャパン株式会社
技術部 システムズ&プラットフォームBU
モデルベースシステムズ&デザインエンジニアリング
シニアアプリケーションエンジニア
組込み業界で20年以上コンパイラやRTOS、構成管理やプロジェクト管理、CASEツールなどの組込み開発用ツールの営業及びマーケティングに従事し、組込み開発について広範な知識と経験を持つ。現在アンシス・ジャパンのシニアエンジニアとして、各種機能安全規格に対応したMBSE/MBD製品や安全性/信頼性分析製品、AI用ストレステスト製品やシステムシミュレーション製品の提案活動を行っている。
B3-2
企業講演
MaaS (開発)
株式会社PTVグループジャパン
オートモーティブソリューション部
セールスエンジニア
三浦 基嗣
B3-2 企業講演「交通シミュレーターを活用したMaaSの運用シナリオ評価と仮想走行環境での検証」
社会的課題の解決や物流や移動に係る新たなモビリティサービスやビジネスの創出などを目的に、自動運転技術を用いた実証実験が各地で実施されている。一方既存の交通インフラと新たなサービスを融合させた最適な交通計画・街づくりを実現するためには、仮想環境を用いて様々な運用シナリオを事前に検証することが肝要である。
本セッションでは、ライドシェアやオンデマンドタクシーなど新たなサービスの運用シナリオの評価、仮想走行環境上でのモビリティ制御・運行管理システムの開発等、交通シミュレーターを活用した検証手法や事例について紹介する。
株式会社PTVグループジャパン
オートモーティブソリューション部
セールスエンジニア
慶應義塾大学電子工学科を卒業後、完成車メーカーにてAWD制御技術の研究開発に従事。
2018年に現職の株式会社PTVグループジャパンに入社し、国内自動車業界への交通シミュレーションの販売から製品サポート、プロジェクト推進を一貫して担当。
A3ブロックに関するQ&Aセッション
B3ブロックに関するQ&Aセッション
休憩
K2
基調講演
東京大学 大学院情報理工学系研究科
コンピュータ科学専攻 准教授
株式会社ティアフォー 最高技術責任者(CTO)
加藤 真平
K2 基調講演「自動運転の民主化」
世界初のオープンソース自動運転OS「Autoware」 は、誕生から6年。国内外のさまざまな自動運転プロジェクトで採用され、これまでに導入した企業は200社を超える。
日本の小さなスタートアップ企業であるティアフォーが自動運転業界のLinuxを目指して始めた挑戦は、今や世界中の企業を巻き込み、一つの大きな輪になろうとしている。
様々な組織・個人がその発展に貢献でき、世界中の人々がその恩恵を享受できる、Autowareを中心としたエコシステムによって実現される「自動運転の民主化」について紹介する。
東京大学 大学院情報理工学系研究科
コンピュータ科学専攻 准教授
株式会社ティアフォー 最高技術責任者(CTO)
1982年神奈川県藤沢市生まれ。東京大学大学院情報理工学系研究科 准教授、名古屋大学未来社会創造機構 客員准教授、株式会社ティアフォー 創業者兼最高技術責任者(CTO)、The Autoware Foundation代表理事。
2008年に慶応義塾大学大学院 理工学研究科後期博士課程を修了。カーネギーメロン大学、カリフォルニア大学の研究員、名古屋大学大学院 情報科学研究科 准教授を経て、2016年4月から現職。2015年に自動運転OS「Autoware」を全世界に向けオープンソース公開している。
K2に関するQ&Aセッション