次回開催は2023年12月前半頃を予定しています。
※ご協賛については運営事務局へお問い合わせください。
タイムテーブル[12/9]
※プログラムは予告なく変更となる場合がありますので、ご了承ください。

- 「第10回 自動車機能安全カンファレンス」プログラム委員長
一般財団法人日本自動車研究所 - 新モビリティ研究部
- 部長
- 谷川 浩

- 特定非営利活動法人リスク共生社会推進センター
- 理事長 及び
横浜国立大学
先端科学高等研究院 リスク共生社会創造センター
客員教授 - 野口 和彦
セッション概要
C1-1 基調講演「自動車機能安全に関するリスクマネジメントの要点」
自動車は、自動運転機能の組み込みやカーボンニュートラル対応等の多様なイノベーションが要求されている。また、社会や産業もDX施策等の推進等相まって大きな構造変革の中にある。自動車の機能安全に関しても、これまでとは異なる要求がなされている。この検討にリスク概念を用いた検討は、既になされているが、リスクとして特定するかによって、リスク分析の範囲・対象や適用する手法も異なってくる。本講演は、自動車に要求される機能安全に関するリスクを分析する際の要点をISO31000の考え方に基づき最新のリスクマネジメントの視点で整理する。

- 【現職】
- 横浜国立大学 IASリスク共生社会創造センター 客員教授
- 特定非営利活動法人リスク共生社会推進センター 理事長
- 日本学術会議 総合工学委員会 連携会員
- 総合工学委員会・機械工学委員会合同 工学システムに関する安全・安心・リスク検討分科会 副委員長 リスクアプローチ検討小委員会 委員長
- ISO/TC262日本代表委員 国内委員会委員長 等
- 【専門】
- リスクマネジメント(安全工学,危機管理)、科学技術政策

- トレンドマイクロ株式会社
- コネクティッドビジネス推進本部
オートモーティブセキュリティ推進部 - 部長 ディレクター
- 原 聖樹
セッション概要
C1-2 特別講演「VicOne始動!トレンドマイクロの自動車業界での新たなチャレンジ ~CASE時代で増加する脅威からどう守るのか?~」
ITとは作りも考えも異なる自動車。この業界で新たなチャンレジに挑むトレンドマイクロは、CASE実現に向け車両からサービスまで一貫したセキュリティを実現すべく、自動車サイバーセキュリティ専業子会社「VicOne」を立ち上げた。VicOneは、業界特有の商習慣、セキュリティニーズの高まり、複雑なコネクテッド環境、機能安全とセキュリティの両立など、さまざまな要件に業界特化の組織体制で臨む。そして、業界にフィットした脅威研究やソリューション開発を進め、これからの自動車セキュリティ発展への寄与をビジョンに掲げる。本講演では、VicOneの専門性とともに、包括的なエンドツーエンドのセキュリティソリューションを紹介する。
原 聖樹 氏
企業情報システム部門を経て、2001年トレンドマイクロ入社。プリセールスエンジニアとして、主に大企業や公共向け領域を担当。また、個人および法人に向けた新たなサービスを立ち上げるプロジェクトにも従事。2012年からは事業開発組織に参画し、制御システムやIoTなどの新規ビジネス開発のマネジメントとしてチームをけん引。2022年より自動車向けセキュリティビジネスの立ち上げを推進している。

- ナビゲーター
- 「第10回 自動車機能安全カンファレンス」プログラム委員長
- 一般財団法人日本自動車研究所
新モビリティ研究部 - 部長
- 谷川 浩
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- 公益社団法人 自動車技術会
- 電子電装部会 機能安全分科会
- 分科会長
- 大村 一世
セッション概要
C2-1 招待講演「ISO 21448(SOTIF)ISが正式発効、その全様」
ISO 21448(意図した機能の安全性:SOTIF)は、既に定着しているISO 26262(FuSa)とともに、自動運転を筆頭に益々高度化・複雑化が進む車載電子システムの安全性開発のための重要なガイドとして位置づけられている。今年6月末に正式発効となり、いよいよ適用は待ったなしの状況となった。そこで、本講演では、ISとして成立した最終形態の総まとめを解説をする。
大村 一世 氏
日産自動車(株)において、電子信頼性・安全性関連の技術開発、および安全関連の電子制御システム開発に長年従事。ISO26262規格発効を契機に、社内外で機能安全の普及推進活動に携わる。2013年から自動車技術会電子電装部会・機能安全分科会長に就任、ISO 26262 第2版およびISO 21448(SOTIF)等の国際規格開発活動に参画し、今に至る。

- アンシス・ジャパン株式会社
- 技術部 システムズ&プラットフォームBU
- モデルベースシステムズ&デザインエンジニアリング
シニアアプリケーションエンジニア - 石井 通義
セッション概要
C2-2 講演「プラスアルファを考えて進めるSOTIF分析」
先進運転支援システム(ADAS)の台頭によって必要性が提唱された「SOTIF=意図した機能の安全性」の分析は既に多くの企業で始められているが、実際に分析を進めていく際には、開発するシステム内で矛盾が起きないようにするための分析成果物の整合や、分析に対応する検証工数を削減するための戦略および手段の検討などの、分析をする上でプラスアルファとなる点を考えて分析フローを策定して進める必要がある。本講演では、プラスアルファとして考慮すべき点およびAnsysのソリューションでの対応について解説する。
石井 通義 氏
組込み業界で20年以上コンパイラやRTOS、構成管理やプロジェクト管理、CASEツールなどの組込み開発用ツールの営業及びマーケティングに従事し、組込み開発について広範な知識と経験を持つ。現在アンシス・ジャパンのシニアエンジニアとして、各種機能安全規格に対応したMBSE/MBD製品や安全性/信頼性分析製品、AI用ストレステスト製品やシステムシミュレーション製品の提案活動を行っている。

- DNV ビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社
- セーフティ&セキュリティ事業部 機能安全部
- プリンシパルエキスパート
- 山下 修平

- DNV ビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社
- セーフティ&セキュリティ事業部 機能安全部
- テクニカルエキスパート
- 高田 聖

- DNV ビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社
- セーフティ&セキュリティ事業部 機能安全部
- テクニカルエキスパート
- 今井 美紗子
セッション概要
C2-3 講演「三規格時代の統合マネジメント」
2018年の機能安全規格ISO 26262が改訂後、2021年にサイバーセキュリティ規格ISO/SAE 21434、2022年にSOTIF(意図機能安全)規格 ISO 21448と相次いで発行された。これらを受けて開発現場では3規格への同時対応の為の“統合プロセス”の試みが行われている。3規格はやみくもに組込むのではなく、独立して走り、要所要所で連携するという発想が重要である。三位一体マネジメントは、その要所がどこか・どんな連携か・どのようにマネジメントすると効果的・効率的か、を扱うものとして定義している。ここではその概要についてご紹介する。
山下 修平 氏
1983年自動車会社に入社、30年にわたりエンジン電子制御システム, 車両レベル電子アーキテクチャ開発などに従事。この間 2005年より自動車技術会 機能安全分科会長に就任し、ISO 26262 策定活動に参画、国内の規格審議活動を主導。
2013年より欧州系認証機関に移り、テクニカルディレクタとして国内外自動車業界における当該規格導入支援で広範囲に活動。 2014年4月より現職。SCN-SG(任意団体安全コンセプト記法研究会)チェアマン
高田 聖 氏
自動車会社にて主に走行系電子システムの信頼性評価、設計支援を経て、自動車技術会、自動車工業会におけるISO 26262の規格審議や、規格対応検討活動に参画。
2011年より欧州系認証機関にて自動車業界を中心とした幅広い業界における機能安全対応の活動支援やアセスメントの経験後、2015年1月より現職。
今井 美紗子 氏
自動車部品会社にて、センサーやシステム部品の開発およびプロジェクトマネージャーを従事。またA-SPICEプロセスと機能安全規格ISO26262を既存社内QMS(IATF16949)へ導入するプロジェクトを推進。関連してJASPAR機能安全WGに参加。
2021年2月より現職。

- ナビゲーター
- 一般財団法人 日本自動車研究所
- 新モビリティ研究部
- 客員研究員
- 宮崎 義弘
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- 名古屋大学
- 未来社会創造機構/大学院情報学研究科
- 教授
- 高田 広章
セッション概要
C3-1 招待講演「コンテナ技術によるパーティショニングは有効か?」
最近、車載組込みシステムの構築にも、コンテナ技術の適用が進められている。コンテナ技術は、OS上に複数の分離された領域を設け、その中でアプリケーションを動作させる技術である。いわゆる仮想化技術と比べてオーバヘッドが小さく、アプリケーション間の分離も実現できることから、クラウドの分野では広く活用されている。一方で,複数のコンテナで1つのOSを共用するため,アプリケーション間の分離度は低く,特にリアルタイムシステムに適用する際には,多くの穴が残っているのが現状である。この講演では,コンテナ技術によるパーティショニングの穴を中心に,最近の研究動向を紹介し,コンテナ技術の現状での適用範囲について説明する。
高田 広章 氏
リアルタイムOSを中心に、組込みシステム設計・開発技術についての研究開発に従事。オープンソースのリアルタイムOS等を開発するTOPPERSプロジェクトを主宰。博士(理学)。

- SGSジャパン株式会社
- C&P Connectivity Functional Safety
- 古田 健裕
セッション概要
C3-2 講演「AIによるプロセス規定書評価システムAissessor 時短でプロセスの統合」
機能安全、サイバーセキュリティ、Automotive SPICEにSOTIFと、自動車システムの開発にあたって対応しなければいけない規格・標準は年々増えています。これらの規格・標準を受動的に個別対応するのではなく、能動的かつ効率的にそれぞれのプロセスを統合していくことが重要です。しかし、専門的な知識を有する人材が少ない、プロセス全体を俯瞰し統合することが難しい、統合をする時間がとれない、などの課題に直面していないでしょうか。
SGSから業界初ローンチしたAissessorではAIがプロセス規定書の評価を実施し、社内規定の改善点を瞬時に洗い出します。本セッションではプロセス統合の重要性を説明しつつ、Aissessor導入のメリットをご紹介します。

<略歴>
電機メーカ(オートモーティブ部門)出身
ソフトウェアプロセス改善、機能安全、サイバーセキュリティなどの推進業務に従事
- 自動車技術会 機能安全分科会 小委員会委員, 情報セキュリティ分科会 SafetySecurity小委員会委員
- 日本SPICEネットワーク 運営委員
2021年より、SGSジャパンにてAutomotive SPICE、機能安全、サイバーセキュリティなどの業務に従事
- SGS-TÜV認定 Automotive Functional Safety Expert
- SGS-TÜV認定 Automotive Cyber Security Expert
- intacs認定 Principal Assessor (Automotive SPICE)
- PMI認定 PMP

- ナビゲーター
- 「第10回 自動車機能安全カンファレンス」プログラム委員
- 独立行政法人情報処理推進機構
社会基盤センター - 専門委員
- 田丸 喜一郎
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~機能安全エキスパートが歴史を踏まえて将来を展望~

- パネリスト
- 特定非営利活動法人リスク共生社会推進センター
- 理事長 及び
横浜国立大学
先端科学高等研究院 リスク共生社会創造センター
客員教授 - 野口 和彦

- パネリスト
- トヨタ自動車株式会社
- 自動運転・先進安全開発部 第1開発室 第2G
- 佐藤 秀亮

- パネリスト
- 日産自動車株式会社
- 電子アーキテクチャ開発部 電子アーキテクチャ開発グループ
- シニアエンジニア
- 大村 一世

- パネリスト
- マツダ株式会社
- 統合制御システム開発本部
- 上席研究員
- 久保 敬也

- パネリスト
- 本田技研工業株式会社
- 四輪事業本部 ものづくりセンター
品質部 品質二課 - チーフエンジニア
- 落合 志信

- パネリスト
- スズキ株式会社
- 四輪電気・電子技術本部 制御品質プロセス開発部
- 部長
- 河野 文昭

- パネリスト
- 株式会社 日立製作所/日立Astemo株式会社
- 研究開発グループ 制御・ロボティクスイノベーションセンタ 自動運転研究部 /技術開発統括本部 システムアーキテクチャ開発部
- 主管研究員/ダイレクター
- 金川 信康

- パネリスト
- オートリブ株式会社
- 品質本部
- テクニカルアドバイザー
- 益 啓純

- パネリスト
- 一般財団法人日本自動車研究所
- 新モビリティ研究部
- 客員研究員
- 宮崎 義弘

- モデレータ
- 「第10回 自動車機能安全カンファレンス」プログラム委員長
- 一般財団法人日本自動車研究所
新モビリティ研究部 - 部長
- 谷川 浩

- モデレータ
- 「第10回 自動車機能安全カンファレンス」プログラム委員
- 独立行政法人情報処理推進機構
社会基盤センター - 専門委員
- 田丸 喜一郎
セッション概要
P3 パネルディスカッション「クルマ社会・技術進化に伴うリスクに立ち向かう! ~機能安全エキスパートが歴史を踏まえて将来を展望~」

野口和彦 氏
- 【現職】
- 横浜国立大学 IASリスク共生社会創造センター 客員教授
- 特定非営利活動法人リスク共生社会推進センター 理事長
- 日本学術会議 総合工学委員会 連携会員
- 総合工学委員会・機械工学委員会合同 工学システムに関する安全・安心・リスク検討分科会 副委員長 リスクアプローチ検討小委員会 委員長
- ISO/TC262日本代表委員 国内委員会委員長 等
- 【専門】
- リスクマネジメント(安全工学,危機管理)、科学技術政策
パネリスト
佐藤 秀亮
パネリスト
大村 一世
パネリスト
久保 敬也
パネリスト
落合 志信
パネリスト
河野 文昭
パネリスト
金川 信康
パネリスト
益 啓純
パネリスト
宮崎 義弘
モデレータ
谷川 浩
「第10回 自動車機能安全カンファレンス」プログラム委員長
モデレータ
田丸 喜一郎
「第10回 自動車機能安全カンファレンス」プログラム委員