第4回 オートモーティブ・ソフトウェア・フロンティア 2019 2019年2月12日(火)、13日(水) | インプレス

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タイムテーブル[2/12]

※プログラムは予告なく変更となる場合がありますので、ご了承ください。

9:309:40(10分)

オープニングリマークス

高田 広章

「オートモーティブ・ソフトウェア・フロンティア」プログラム委員会委員長 (名古屋大学 教授)

高田 広章

9:4010:30(50分)

K-1

基調講演

SIP自動走行システム-協調領域への取り組みと今後の課題ー

葛巻 清吾

トヨタ自動車株式会社

先進技術開発カンパニー

フェロー

葛巻 清吾

セッション詳細

セッション概要

K-1 基調講演「SIP自動走行システム-協調領域への取り組みと今後の課題ー」

SIP自動走行システムでは自動運転実用化に向け、ダイナミックマップ、HMIなど業界として協調領域の課題を中心に産官学連携、府省連携で取り組んできた。また課題解決に向けたオープンな議論の場として大規模実証実験を行った。
本報告ではこれらの成果及び第2期SIP自動運転に向けた今後の課題について説明する。

講師
葛巻 清吾
葛巻 清吾

トヨタ自動車株式会社
先進技術開発カンパニー
フェロー

1985年京都大学工学部修士課程修了、同年4月トヨタ自動車に入社。
2017年4月から常務理事に就任し、安全技術企画、法規渉外、法規認証及び知的財産部門を担当。2016年4月から内閣府の進めるSIP自動走行システムでPD(Program Director)としてプロジェクトを推進。

10:3511:20(45分)

S-1

特別講演

コネクテッドカ―のセキュア・ソフトウエア開発とサイバー・アシュアランス

Kim Chang Kyu

日本シノプシス合同会社

ソフトウェア インテグリティ グループ

極東事業開発ディレクター

Kim Chang Kyu

セッション詳細

セッション概要

S-1 特別講演「コネクテッドカ―のセキュア・ソフトウエア開発とサイバー・アシュアランス」

今日、Auto-ISAC、SAE-ISOサイバーアシュアランス・ジョイント規格等、自動車開発におけるセキュリティへの取り組みが全世界規模で始まっているが、自動運転や高度道路交通システムなどを見据えたリスク緩和に向けたこれからのソフトウェアとサイバー・アシュアランスへの提言をしたいと思う。

講師
Kim Chang Kyu
Kim Chang Kyu

日本シノプシス合同会社
ソフトウェア インテグリティ グループ
極東事業開発ディレクター

米国技術開発コンソーシアム(MCC)をはじめ、ニューラルネットワーク、サイバーセキュリティ、オーケストレーション等のスタートアップ企業のアジア要職歴任。近年は、サイバー・アシュアランスとサイバー・サプライチェーンによる産業のセキュア開発強化を推し進める。韓国国立ソウル大学を経て米国テキサス州立大学オースティン校物理学科卒。米国UCLAアンダーソン経営大学院EMBA修了。

11:2012:30(70分)

会場転換

12:3013:35(65分)

A会場 エンジニアリング

A1-1

招待講演(セキュリティ)

IoT時代のオートモーティブセキュリティの考察

中尾 康二

国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)

サイバーセキュリティ研究所

主管研究員

中尾 康二

セッション詳細

セッション概要

A1-1 招待講演(セキュリティ)「IoT時代のオートモーティブセキュリティの考察」

いろいろな機器やシステム、車などと繋がることが想定されるオートモーティブ環境において、多くのセキュリティ課題が存在する。特にIoT機器などが高度に活用されるスマートシティや5Gワイヤレス環境などの今後の多様で複雑な環境を考慮すると、現状のIoT機器のセキュリティ課題を認識し、今後の適切なセキュリティソリューションを考える必要がある。本講演では、現状のIoT環境で多く確認されているセキュリティ課題(ソフトウェア課題を含む)を概観し、今後のオートモーティブ環境にどのような影響があるか、さらに今後どのような検討が必要になるかを探る。

講師
中尾 康二
中尾 康二

国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)
サイバーセキュリティ研究所
主管研究員

1979年早稲田大学卒業後、国際電信電話(株)に入社。KDD研究所/KDDI(株)を経て、現在、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)サイバーセキュリティ研究所 主管研究員、横浜国立大学 客員教授、および内閣官房 サイバーセキュリティ補佐官を兼務。主務は情報セキュリティ技術/サイバーセキュリティ技術の研究開発に従事。電子情報通信学会フェロー、情報処理学会などの会員。

A1-2

企業講演(モデルベース開発)

MBDへの要求仕様ベースの網羅的検証手法の応用

植田 宏

株式会社ユビキタスAIコーポレーション

SPQA事業部

副事業部長

植田 宏

セッション詳細

セッション概要

A1-2 企業講演(モデルベース開発)「MBDへの要求仕様ベースの網羅的検証手法の応用」

一般的に要求仕様の不具合の修正は大きな手戻りが発生する。またモデルが要求仕様を満たしているか、網羅的な検証は容易ではない。本セッションでは開発早期にモデルが無い段階での要求仕様検証と、モデル作成後の網羅的な検証を実現する手法を紹介する。

講師
植田 宏
植田 宏

株式会社ユビキタスAIコーポレーション
SPQA事業部
副事業部長

株式会社ユビキタスAIコーポレーション SPQA事業部 自動車制御ソフト、ゲームソフト開発などを経て、1998年より現職。

B会場 フロンティア

B1-1

招待講演(標準化)

テクノロジー大変革期の企業戦略へのヒント

二又 俊文

東京大学

政策ビジョン研究センター

客員研究員(シニアリサーチャー)

二又 俊文

セッション詳細

セッション概要

B1-1 招待講演(標準化)「テクノロジー大変革期の企業戦略へのヒント」

100年に一度といえる産業構造の大変革のなか、世界のさまざまな企業はどのように進もうとしているのか。コネックテットインダストリー、スマートテック、ビックデーター、AI・ディープラーニングなどのテクノロジーの奔流のなか自社戦略をどう構築すべきなのか。本年1月に開催された巨大テクノロジーショーCESコンスマーエレクトロニクスショー(米国ラスベガス)や企業調査から最新のテクノロジートレンドを読み解きながら今後の戦略を考える。また背後にある知財戦略の重要性にも触れる。

講師
二又 俊文
二又 俊文

東京大学
政策ビジョン研究センター
客員研究員(シニアリサーチャー)

パナソニックで海外駐在後、パナソニックモバイル知財交渉責任者(CLS)、イタリア知財管理会社日本法人社長を経て、2013年より現職。特許庁グローバル人材育成プログラム講師。東大戦略タスクフォースリーダー育成コース講師。SEP研究会座長、シンガポールi2P Ventures相談役。三菱総研客員研究員。

休憩および機材セッティング
(展示会場をご覧ください。)
セッション概要

B1-2 「調整中」

講師
調整中
調整中

13:3513:50(15分)

休憩および機材セッティング

13:5014:55(65分)

A会場 エンジニアリング

A2-1

招待講演(システムズエンジニアリング)

自動運転システムへのモデルベースシステムズエンジニアリング(MBSE)の適用

西村 秀和

慶應義塾大学大学院

システムデザイン・マネジメント研究科

教授 工学博士

西村 秀和

セッション詳細

セッション概要

A2-1 招待講演(システムズエンジニアリング)「自動運転システムへのモデルベースシステムズエンジニアリング(MBSE)の適用」

モデルベースシステムズエンジニアリング(MBSE)のアプローチにより、自動運転システムのアーキテクチャを定義し、その過程で導き詳細化した要求をもとに、実施してきたHMI(Human Machine Interface)の設計と知覚システムに関するシミュレーションを事例として紹介する。

講師
西村 秀和
西村 秀和

慶應義塾大学大学院
システムデザイン・マネジメント研究科
教授 工学博士

1990年4月より千葉大学助手、1995年より同助教授。2007年2月~3月バージニア大学訪問准教授。2007年4月より慶應義塾大学教授。著書に『MATLABによる制御理論の基礎』(共著)の他、翻訳書『システムズモデリング言語 SysML』、『デザイン・ストラクチャー・マトリクス DSM』がある。日本機械学会フェロー。

A2-2

企業講演(開発プロセス/PLM・ALM/A-SPICE)

ソフトウェア開発におけるトレーサビリティの課題と最新ツール活用事例

調整中

株式会社DTSインサイト

組込みプロダクト部

課長

松田 尚樹

セッション詳細

セッション概要

A2-2 企業講演(開発プロセス/PLM・ALM/A-SPICE)「ソフトウェア開発におけるトレーサビリティの課題と最新ツール活用事例」

機能安全対応やAutomotive SPICEでは開発成果物のトレーサビリティ管理が要求される。
ツール開発や提案の経験を元にしたトレーサビリティの課題を解決のためのアプローチの紹介に加え、車載ソフトウェア開発プロセスで主流となるモデル開発や変更管理におけるトレーサビリティの事例を紹介する。

講師
松田 尚樹
松田 尚樹

株式会社DTSインサイト
組込みプロダクト部
課長

1999年に株式会社DTSインサイト(旧横河ディジタルコンピュータ株式会社)に入社し、インサーキットエミュレータ advice等の開発ツールの提案、販売に従事。
2014年以降は成果物のトレーサビリティ管理を中心に自動車OEM様、サプライヤ企業様へソフトウェア開発支援のためのツール提案を行っている。

B会場 フロンティア

B2-1

招待講演(AI/機械学習/ディープラーニング)

機械学習ソフトウェアの品質

中島 震

情報・システム研究機構 国立情報学研究所

情報社会相関研究系

教授

中島 震

セッション詳細

セッション概要

B2-1 招待講演(AI/機械学習/ディープラーニング)「機械学習ソフトウェアの品質」

機械学習は気の利いたソフトウェアを実現する方法である.訓練データセットの違いが学習結果に影響し、推論時の機能振舞いが変わる。利用者向けカスタマイズやオープンさに対応できる一方、使用条件を明示することが難しく,品質の考え方が従来のソフトウェアと異なる。本講演は,最近の研究成果を紹介し、課題を整理する。

講師
中島 震
中島 震

情報・システム研究機構 国立情報学研究所
情報社会相関研究系
教授

1979年東京大学理学部物理学科卒業、1981年同大学院理学系研究科物理学専攻修士課程修了。博士(学術)。2004年より国立情報学研究所教授。総合研究大学院大学教授(併任)。この間JSTさきがけおよびSORST研究員を兼務。ソフトウェア工学、形式手法、モデル検査、CPSとイノベーションの研究に従事。

B2-2

企業講演(AI/機械学習/ディープラーニング)

感情認識AI「Affectiva」が実現する新しい乗車体験

Fam Joyce

株式会社シーエーシー

デジタルソリューションビジネスユニット R&Dセンター

サービスプロデューサー

Fam Joyce

セッション詳細

セッション概要

B2-2 企業講演(AI/機械学習/ディープラーニング)「感情認識AI「Affectiva」が実現する新しい乗車体験 」

Affectivaが開発した感情認識AIは、世界最大級の感情データベースを保有し、FACSという表情理論に基づいて分析している点で、精度の高い感情認識を可能にしている。CACは日本の正規代理店として、今回、車載に特化したサービス「Automotive AI」及びその応用例について紹介する。

講師
Fam Joyce
Fam Joyce

株式会社シーエーシー
デジタルソリューションビジネスユニット R&Dセンター
サービスプロデューサー

2014年に株式会社シーエーシーに入社。2016年より、デジタルソリューションビジネスユニットのサービスプロデューサーとして、Affectivaの製品販売及びソリューション企画を行っている。現在は感情認識AIに限らず、その他CAC取扱いの新規技術の製品・サービス企画にも携わっている。

14:5515:10(15分)

休憩および機材セッティング

15:1016:15(65分)

A会場 エンジニアリング

A3-1

招待講演(高信頼設計)

自動運転の実現に向けた
高信頼システムアーキテクチャ設計手法

大塚 敏史

株式会社日立製作所

研究開発グループ 制御イノベーションセンタ 制御プラットフォーム研究部

主任研究員

大塚 敏史

セッション詳細

セッション概要

A3-1 招待講演(高信頼設計)「自動運転の実現に向けた高信頼システムアーキテクチャ設計手法」

自動運転には高い信頼性が求められており、システムに異常が発生した場合でも車両を安全な状態で維持する必要がある。本発表では、異常発生時でも制御を安全に継続するFail-operaitonalアーキテクチャのコンセプトと、安全な設計を実現するシステム設計手法について紹介する。

講師
大塚 敏史
大塚 敏史

株式会社日立製作所
研究開発グループ 制御イノベーションセンタ 制御プラットフォーム研究部
主任研究員

2002年株式会社日立製作所入社。組み込みシステムのアーキテクチャ設計、ソフトウェア開発プロセス全般の研究開発に携わる。
2012年より、機能安全・セキュリティを含む自動運転システム設計技術に関する研究開発に従事。

A3-2

企業講演(アジャイル)

アジャイルからリーンへ、 ソフトウェア開発における長期的視点の使い道

依田 智夫

株式会社 シナジー研究所

代表取締役社長

依田 智夫

セッション詳細

セッション概要

A3-2 企業講演(アジャイル)「アジャイルからリーンへ、 ソフトウェア開発における長期的視点の使い道」

アジャイル開発が顧客価値を俊敏に実現するソフトウェア開発スタイルとして注目されています。一方で、日本の自動車生産方式をモデルとしたリーン開発も話題になることがあります。この講演では、アジャイル開発のある種の矛盾について触れ、リーンが長期的視点によって、この問題点を補うものであることを説明します。

さらに、リーンの源流としてのトヨタ生産方式と、その核心を支えた大野耐一の著書や発言に、ソフトウェア生産革新の糸口を見出し、自動車生産と同様の高い経済的効果が期待される「自動車のようにつくるソフトウェア」を提唱します。

モデル駆動開発をはじめとするソフトウェア開発技術のこれまでの取り組み経験も踏まえ、最後に、「自動車のようにつくるソフトウェア」を実現するキーポイントとして講演者が考える、ユーザーに寄り添う新しいモデリングの方向性と、ユーザー知識を武器とする新しいIT企業の姿を考えます。

講師
依田 智夫
依田 智夫

株式会社 シナジー研究所
代表取締役社長

1997年 株式会社シナジー研究所設立、代表取締役。以来、流通、製造、金融、サービス業向けのオブジェクト指向教育、オブジェクト指向分析設計指導、プロジェクトマネジメント支援等に従事。2006年4月~2009年3月 総務省技術顧問

B会場 フロンティア

B3-1

招待講演(プロセッサー)

自動運転時代に求められるエッジコンピューティングとその特性・開発要件

杉本 英樹

NSITEXE, Inc.

CTO 取締役

杉本 英樹

セッション詳細

セッション概要

B3-1 招待講演(プロセッサー)「自動運転時代に求められるエッジコンピューティングとその特性・開発要件」

自動運転をはじめとする、組込みシステムの高度化・知能化により、LSIを中心とするコンピューティング環境に対する機能・性能の要求は大きく変化することが見えて来ている。
ここでは、自動運転を例に、変化に追従するために必要なエッジコンピューティングの特性および開発要件について述べる。

講師
杉本 英樹
杉本 英樹

NSITEXE, Inc.
CTO 取締役

半導体業界にて20年以上プロセッサ・アーキテクトとして従事。組込みシステム向けプロセッサを中心に、シーズ寄りの立場から、本質的性能向上のために種々の新技術に取り組んだ経験を持つ。その後、利用者視点での技術開発の重要性を感じ、現在はNSITEXEにてその技術開発を実践中。

休憩および機材セッティング
(展示会場をご覧ください。)
セッション概要

B3-2 「調整中」

講師
依田 智夫
依田 智夫

16:1517:00(45分)

会場転換、休憩および機材セッティング

17:0017:50(50分)

K-2

基調講演

モビリティ進化に対応するコンピュータ関連技術とマネージメントビークルコンピュータからオートモティブクラウドへ

濱畑 敏宏

ボッシュ株式会社

カーマルチメディア事業部

事業部長 執行役員

濱畑 敏宏

セッション詳細

セッション概要

K-2 基調講演「モビリティ進化に対応するコンピュータ関連技術とマネージメント ビークルコンピュータからオートモティブクラウドへ」

モビリティを進化させる要素技術として”電動化”、自動化”、“コネクテッド”があげられている。これらの変化の波をとらえてエンドユーザーにメリットを提供することを可能にするには車載コンピュータ技術の革新、そしてクラウド側との連携などをトータルコーディネーションすることが成功の鍵となる。
本講演では今後のビークルコンピュータ及びクラウドと連携させる技術を紹介、それらを商品化していく上で必要となる戦略的技術マネージメントを論じる。

講師
濱畑 敏宏
濱畑 敏宏

ボッシュ株式会社
カーマルチメディア事業部
事業部長 執行役員

ボッシュ日本法人にて、ディーゼル事業部、パワートレーンECU開発室長を経たのち、2019年1月よりカーマルティメディア事業部 事業部長に就任。
各国のエンジニアの力を最大限結集して日本の顧客のためダイバシティチームを強化してきた。カーマルティメディア事業領域ではドライバーとのインターフェースが大きく変化していく可能性を感じており、業界の発展に貢献していければ幸いである。