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2016年の電力小売の全面自由化に向けて、デマンドレスポンス(電力の需給制御)の実証実験が進められており、自由化が実現した際には、電力の供給側は、消費者へのリアルタイムな需給制御管理が重要となります。電力自由化が先行している米国では、この需給制御の仕組みが進んでおり、この制御を自動化してリアルタイムに電力の需給制御をする技術(OpenADR)が進んでいます。日本においても経済産業省主導のもと、2016年に向けて、早稲田大学において「OpenADR 2.0b」を使った実証実験が行われています。
本セミナーでは、国内外のデマンドレスポンスの最新動向を紹介しながら、早稲田大学の実証実験の内容と、実装に基づいた現状の評価などを解説します。また、東京電力による新たなDRサービスの内容にも触れ、デマンドレスポンスの現状を整理し、今後の課題や展望を見ていきます。
開催概要
テーマ | 動き出した電力自由化時代のデマンドレスポンスの最新動向 ― 日米における新しい展開と実証実験から見えた課題と展望 ― |
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日時 | 2014年8月28日(木)13:00~17:00(受付開始12:30) |
受講対象 |
など |
会場 | 住友市ヶ谷ビル9F インプレスグループ市ヶ谷セミナールーム 東京都新宿区市谷本村町1-1(市ケ谷駅から徒歩約3分) http://office.sumitomo-rd.co.jp/building/detail/shinjyuku/sumitomoichigaya/ |
定員 | |
主催 | 株式会社インプレス SmartGridニューズレター![]() |
受講料 | 通常受講料:25,000円(税別)
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受講特典 |
![]() ご来場のお客様へ |
スケジュールと講演内容
〔講演1〕 13:05~14:15 |
デマンドレスポンスはどこへ向かうのか? |
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講演概要 日本では、デマンドレスポンス(DR)はデマンドサイドで実施するピーク負荷削減手段と捉えられていることが多い。しかし、DR発祥の地である米国では、 最近DRの捉えられ方が変化してきている。そこで、米国でのDR発展の経緯を見ながら、技術的、定性的、定量的、政治的観点からDRがどこに向かおうとしているのか解説する。 講師 ![]() インターテックリサーチ株式会社 新谷 隆之 氏 講師プロフィール インターテックリサーチ(株)を起業し、欧米でのリアルタイム市場を含む電力取引に関する技術動向、スマートグリッド関連の技術動向・標準化動向のリサーチ、コンサルティング業務に従事。自社ブログ(http://www.itrco.jp/wordpress/)にて、スマートグリッド関連の最新動向について発信している。 質疑応答の時間は、14:05~14:15です。 |
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〔講演2〕 14:25~15:35 |
早稲田大学新宿実証への参画を通じて得たOpenADR2.0の実装目線の考察 |
講演概要 早稲田大学EMS実証センターにて行われているマルチベンダ環境下でのADRサーバ相互接続検証、インセンティブ型DR実証との連携など、複数の経済産業省ADR実証プロジェクトに、NTTコミュニケーションズもクラウド型のADRサーバを提案し参画している。その経験に基づき、システム実装の現場から見たOpenADRの現時点での評価・気づきなどを紹介する。 講師 ![]() NTTコミュニケーションズ株式会社 真田 教志 氏 講師プロフィール 1989年3月東京大学工学部卒。同年4月に日本電信電話(株)に入社。2003年よりNTTコミュニケーションズに配属され、OCNサーバシステム開発に従事。2009年より現職にて国の実証事業等を通じたエネルギー分野やサイバーセキュリティ分野の新事業領域の開拓を担当。 質疑応答の時間は、15:25~15:35です。 |
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〔講演3〕 15:45~16:55 |
東京電力のデマンドレスポンスへの取り組み/ 早稲田実証プロジェクトの最新動向と今後の展望 |
講演概要 震災後の我が国の電力エネルギーを巡る動向において、需要サイドの能動化によってフレキシビリティを高めたシステムへの移行が着目されている。その鍵を握るのがデマンドレスポンスであり、東京電力がビジネスベースでスタートし、早稲田大学が中心となって経済産業省の実証プロジェクトを推進しているとともに、電力システム改革においてもデマンドレスポンスを制度的に盛り込む検討がなされている。ここでは、デマンドレスポンスの現状をレビューし、今後の展望を述べる。 講師 ![]() 早稲田大学スマート社会技術融合研究機構 石井 英雄 氏 講師プロフィール 東京電力(株)技術統括部にてスマートグリッド戦略を統括。早稲田大学先進グリッド技術研究所招聘研究員として、同大学の実証プロジェクトや経済産業省・デマンドレスポンスタスクフォースにおいて、自動デマンドレスポンスADR技術の標準化に従事。現在、早稲田大学スマート社会技術融合研究機構事務局長兼先進グリッド技術研究所上級研究員。博士(工学)。 質疑応答の時間は、16:45~16:55です。 |