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ソフトウェアが牽引する自動車技術の未来や課題を展望する
昨今、自動車開発においてソフトウェア・ディファインド・ビークル(SDV)の概念が注目を集めています。
ソフトウェアと通信技術の進歩により、自動車はデジタルデバイスへと変貌を遂げつつあります。自動運転や運転支援システムなど、ソフトウェアによる車両制御は着実に進化を続けています。また、エンターテイメント機能の向上、保険サービスや公共サービスとの連携、そしてソフトウェアアップデートを通じた自動車購入後の機能の更新や追加等、自動車の魅力を高める技術が多岐にわたり検討され、さらには、厳しいエミッション規制や新しい安全基準への適応においても、ソフトウェアの高度化と効率的な開発が求められます。
このように自動車の価値をソフトウェアが左右するという未来が広がっていることを背景に、「ソフトウェア・ディファインド・ビークル・サミット」では、自動車とソフトウェアの融合が進む中で直面する課題や、最新の事例と技術トレンドを共有し、次世代の自動車技術発展の方向性を探求します。
業界リーダーや専門家が一堂に会し、革新的なアイデアやソリューションを共有することで、自動車技術の未来を見据えた業界全体の発展に貢献する場をご提供します。
開催概要
イベント名
ソフトウェア・ディファインド・ビークル・サミット 2024
日時
2024年7月2日(火)
カンファレンス 9:30~18:00(受付開始:9:00)
テーブル展示 11:40~19:30(懇親会終了時まで)
懇親会(無料) 18:15~19:30
開催方式
リアル開催
- ※配信等のオンラインではご参加いただけませんのでご注意ください
会場
室町三井ホール&カンファレンス
東京都中央区日本橋室町3丁目2−1 COREDO室町テラス 3階
地下鉄銀座線/半蔵門線「三越前」駅、JR「新日本橋」駅直結
主催
共催
企画協力
参加対象
自動車メーカー、部品メーカー、半導体メーカー、電気系メーカー、OEM系ソフトウェアメーカー、半導体メーカ系ソフトウェアメーカー 等
製品企画に携わるエンジニア・マネージャー、研究・開発・設計部門、自動車関連ビジネス経営層、経営企画、新事業開発担当者、ベンチャー経営者 等
参加方法
事前登録審査制
- ※参加の可否につきましては、主催者にて厳正に審査を行い、お申込みより1週間以内に審査結果を順次メールにてご連絡いたします。
- ※参加対象以外の企業・団体の方、スポンサーの競合企業・団体に勤務されている方、住所やメールアドレスに不備がある方(gmail等のフリーアドレスの方など)の受講を、会場規模との兼ね合いでお断りさせていただく場合がございますので、予めご了承ください。
受講料
無料
お問い合わせ先
「ソフトウェア・デファインド・ビークル・サミット」運営事務局
E-mail:sdv-summit@impress.co.jp
受付時間 10:00~18:00(土・日・祝を除く)
タイムテーブル
※プログラムは予告なく変更となる場合がありますので、ご了承ください。
K1
基調講演
モビリティDX戦略について
講演概要
昨今の自動車・モビリティは、GXとDXの2軸で産業構造や競争環境の変化が進んでいる。経済産業省では、「モビリティDX検討会」を開催して官民での議論を深め、SDV、自動運転やMaaSといった新たなモビリティサービス、企業を超えたデータ利活用等、DX全体を貫く「モビリティDX戦略」の策定に取り組んでいる。本講演ではモビリティDX戦略の内容を中心に、経済産業省の取り組みを紹介する。
K2
基調講演
SDVが加速するモビリティイノベーション
講演概要
SDVは、自動車のスマホ化であると言われているが、これは、ガラケーがスマホに置き換わった時のような変革が自動車に起きつつあることを意味している。この講演では、SDVによってもたらされるイノベーションの可能性について述べる。また,そのために必須となるビークルAPIの標準化の必要性と、それに向けての名古屋大学の取り組み計画を紹介する。
S1
特別講演1
SDVをビジネスチャンスにするために-近代的開発スタイルの実現-
講演概要
開発の現場に近い領域で、開発手法、開発環境の導入支援ビジネスを展開する弊社「GAIO TECHNOLOGY」。現場に立つ弊方目線では、DX同様、コトバが先行してしまっているのでは?と思うことも少なからず。講演では、必要な技術と手法の要点をリマインドするとともに、開発現場に目を向け、SDVを実現するための組織設計、目的志向で意思決定できる技術者への裁量付与、チームビルディング、等の制度運用面にも意を配り、技術、手法、組織、人材、運用、すべてを噛み合わすことの重要性について、事例を併用し、解説する。
L1
ランチョン講演
SDVを支える開発スピードに併走するために必要なセキュリティプラットフォームとは?
講演概要
車載ソフトウェアはクラウド環境をベースに、継続的デリバリー、アジャイル開発を通じた迅速な展開が進められている。
従来はセキュリティと開発を両方迅速にすることは困難であったが、現在は脆弱性を速やかに管理、修正するための高度なソリューションが求められている。
本セッションでは、自動車イノベーションを加速するために必要なセキュリティプラットフォームとは何か?
具体的なデモを交えながらご紹介する。
A1-1
招待講演
SDV革新に向けたデンソーの取り組み
講演概要
クルマの電動化と知能化が急速に進む中、デンソーでは、SDVのコンセプトのもと、新たなビジネスモデル創出、技術革新、基盤技術開発を強力に推進しています。本講演では、これらの活動の中で私たちが注力している分野について紹介する。
A1-2
ソリューション講演1
SDVの4原則 - Four principles of SDV
講演概要
SDVはバズワード化を経て、今や車載産業において最優先事項の一つになっている。一方、SDVの定義やその技術的、ビジネス的アプローチは未だ不明瞭である。この講演ではSDVを実現するために何が必要なのかの議論を通じ、SDVの定義を確立することに挑戦する。具体的にはSDVの実現のための4つの原則、ドメインモデリング、デカップリング、オープンスタンダード、そして民主化について議論する。これにより産業としての協調領域と競争領域を見い出し、SDVの実現に寄与することを狙う。
A2-1
招待講演
SDVが提供する価値の本質と技術変革~生成AIを契機として加速するSDV化~
講演概要
自動車業界で生じている様々な変化は全てSDV化を目指す一連の流れとして捉えることができる。本講演では、これらの変化のうち、ECU統合化、および、昨今飛躍的に発展している生成AIの車載システムへの搭載を題材として、SDVが提供する価値および技術変革について説明する。
A2-2
ソリューション講演2
SDVの実現に向けたベクターのソリューションと欧米での取り組み
講演概要
昨今、SDVの実現に向け各OEMでVehicleOSの開発が活発になってきており、さまざまな課題も見えてきている。本講演では、各OEMとのSDV開発活動の経験を元に、ベクターの考えるSDV実現の為に必要となる5つのイネーブラーについてと、それらに対するベクターの取り組みを紹介する。
A3-1
招待講演
Honda の考えるSoftware Defined Vehicleと実現への課題
講演概要
昨今、自動車業界で話題となっているSoftware Defined Vehicleとはどのような車なのか、またどのような技術が必要になるのか。
車の進化とE&Eアーキテクチャ、ソフトウェア開発の過去、現在から、Software Defined Vehicleを実現するために取り組むべき課題について考察する。
A3-2
ソリューション講演3
ソフトウェア・ディファインド・ビークルのセキュアなソフトウェア開発のためのDevSecOpsへのシフト
講演概要
SDVは自動車業界に変革をもたらしつつあり、車両・車載システムの設計と開発のアプローチは急速に変化している。ソフトウェアが主な役割を果たす中、より多くの企業がDevSecOpsへとシフトしている。本講演では、開発ライフサイクルの早い段階で脆弱性を発見・修正し、コスト削減と市場投入期間の短縮につなげることに役立つ、ソフトウェア開発中に実施可能なセキュリティ・テスト自動化のためのセキュアな開発プラットフォームの構築に焦点を当て、このシフトを実現するための課題と要件について議論する。
P1
パネルディスカッション
SDV時代におけるビジネスチャンスと課題を徹底討論! ~日本企業の競争力強化を目指して~
パネリスト

株式会社デンソー
電子PFシステム開発部長
寺島 規朗

イーソル株式会社
専務取締役CTO兼ソフトウェア事業部長
権藤 正樹

パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社
R&D企画センター・技監
齊藤 雅彦

本田技研工業株式会社
品質改革本部 セキュリティリスクマネジメント部 セキュリティ企画監理課
エキスパートエンジニア
橋本 寛
モデレーター

名古屋大学 教授
大学院情報学研究科 附属組込みシステム研究センター センター長
未来社会創造機構 モビリティ社会研究所 所長
高田 広章
懇親会
- ※講演者、スポンサー企業とイベント参加者の皆様と共に情報交換を行っていただく場です。
ささやかではございますが、立食形式にてお食事もご提供いたします。 - ※会場規模の都合上、本イベントの対象者を優先するため、ご参加をお断りさせていただく場合もございます。予めご了承ください。
ブース展示
イーソル株式会社
eMCOS SDKは、ミッションクリティカルな組込みシステム開発に必要なあらゆる開発ソフトウェアおよび標準製品サポートがバンドルされているソフトウェア開発キットです。
C/C++ツールスイート、スケーラブルなRTOSプラットフォームのeMCOS POSIX、ファイルシステムやネットワーク関連のミドルウェア、Armプラットフォーム対応サンプルBSP、eMCOS Hypervisor®オプションなどをバンドル。eMCOS POSIXは、標準的なPOSIXインターフェースによりAUTOSAR Adaptive PlatformなどPOSIX規格に準拠している各種ライブラリを簡単に統合可能。
- 展示品目/サービス
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- 最新の開発環境 eMCOS® SDK
- 企業サイト
- https://www.esol.co.jp/
SCSK株式会社
SCSKが提供するQINeSは、自動車メーカー・サプライヤ向けサービスとしてSDV向けのソフトウェア開発高度化に対応する製品・サービスを提供します。
- 製品・サービス
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- QINeS - ES:車両開発向け自動車エンジニアリングサービス
- QINeS - stove:ビークルOS向けソフトウェア開発支援ソリューション
- QINeS - BSW、QINeS - xNOS、QINeS - Tools:アプリケーション+AUTOSAR ソリューション
- QINeS - Lite:エッジECU向け16bitマイクロコントローラソフトウェアプラットフォーム製品
- バーチャルECU環境構築サービス:仮想ECU環境構築支援サービス
- 展示品目/サービス
-
- QINeS:SDV時代をリードする共創型サービス提供
- 企業サイト
- https://www.scsk.jp/
ガイオ・テクノロジー株式会社
AUTOSAR AP向けC++ソースのGoogleTestの資産を使って機能安全準拠のユニットテスト(UT)実施ができるLinux開発環境向けユニットテストツール:QTE(Quality Town for Embedded grade)を紹介。QTEはAUTOSAR Adaptive Platformに対応可能なユニットテストツールで、自動運転/統合ECUソフトの開発に求められるC++、Host-Linux、Target-Linux、オープンソース型ソフトウェア(OSS)環境に対応しております。GoogleTestを使ったテスト環境では準拠が難しかった機能安全規格に対応したテストを実現します。
- 展示品目/サービス
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- QTE(Linux向けUTツール)
- 企業サイト
- https://www.gaio.co.jp/
株式会社クレスコ
クレスコには、車載機器(ソフトウェア開発支援、開発技術/プロセス支援など)の抱負な開発実績があり、特に近年ではモダナイゼーションサービスに力を入れております。
ブースでは、エッジを容易にカスタマイズするノーコードツールのデモ展示や、クレスコのデジタルモダナイゼーションサービスをご紹介します。
- 品目/サービス
-
- 自動車業界向けシステムインテグレーションサービス
- ソフトウェア開発支援、開発技術/プロセス支援
- モダナイゼーションサービス
- アプリケーションモダナイゼーションサービス
- DevOps導入支援サービス
- Creage Account+ ControlTowerオプション
- 自動車業界向けシステムインテグレーションサービス
- 展示品目/サービス
-
- エッジをカスタマイズするノーコードツール
- OSSを利用した車載向けOTAシステム例
- 自動車業界向けSIサービス
日本シノプシス合同会社
車載ソフトウェアのセキュリティへのシノプシスのアプローチは、テクノロジ・リスク管理の基本を土台とし、重要なアクティビティを通じて自動車業界特有のニーズを支援します。
- CAN Bus (Controller Area Network) 解析、ファジング、キャプチャ、リバース・エンジニアリング
- AUTOSAR(Automotive Open System Architecture)
- 自動車業界のエコシステムにおける脅威モデリングとアーキテクチャ・リスク解析
- 組み込みコード・レビュー、ペネトレーション・テスト、リバース・エンジニアリング
- 通信インターフェイス・テスト(オンボード、ワイヤレス、ディーラー、製造)
など
- 展示品目/サービス
-
- ソフトウェア・サプライチェーン・リスク/OSS管理
- Defensics ファジング・テスト・ツール
- マネージド・セキュリティ・テスト・サービス
パロアルトネットワークス株式会社
Prisma Cloudは、パロアルトネットワークスが提供する、CNAPP(クラウドネイティブアプリケーション保護プラットフォーム)製品です。ソフトウェア、アプリケーション開発のライフサイクル全体を通して、広範囲なセキュリティとコンプライアンスを提供します。本展示会場内のブースでは、実際にPrisma Cloudの実環境をご覧いただき、マルチクラウド環境での不正アクセス、情報漏洩、コンプライアンス違反の防止についてご説明いたします。パブリッククラウド上のセキュリティ設定の監査・レポーティングや、パブリッククラウドの安全な運用の支援ツールをお探しの方におすすめです。
- 展示品目/サービス
-
- Prisma Cloud
ベクター・ジャパン株式会社
SW FACTORY demo: SDV開発では、開発者が迅速なソフトウェアリリースサイクルで効率的に作業できるツールとワークフローが必要となってきます。ベクターは Vehicle OS の一部としてソフトウェアファクトリーを提供しており、その一部をデモ展示しております。
SOVD demo: AUTOSAR Adaptive, HPCといった車載側の進化に併せて、診断通信もService Orientedの方向で仕様が検討されています。従来のUDSとは異なるSOVDによるDiag通信を、テスター側となるSOVD Consoleと車両側となるdemo ECUを使ってご紹介します。
- 展示品目/サービス
-
- SW FACTORY demo
- 次世代Diag通信 SOVD demo
- 企業サイト
- www.vector.com/jp/ja/
株式会社ミックウェア
弊社は、車載関連ソフトウェアを開発しています。
- ①ブラウザナビゲーション:道路案内や地図表示、交通情報をブラウザ上にて利用できるサービスです。PC、タブレット、スマホ等、ブラウザさえあれば環境問わず利用可能です。
- ②車載専用開発環境構築&PMOサービス(CARE-SUITE):開発環境整備、インフラ運営体制整備、PMO運営体制整備といったプロジェクトリーダのお悩み解決をサポートします。
- ③HWレス開発環境&GUI自動テスト(CARE-RISU):開発ソフトや周辺機器のエミュレーション、GUIテストケース作成と自動実行が可能です。開発に必要となるHW不足の解決とSW品質向上をサポートします。
- 展示品目/サービス
-
- ブラウザソリューション
- 車載専用開発環境構築&PMOサービス
- HWレス開発環境&GUI自動テスト