本コンファレンスは盛況のうちに開催終了しました。
プロセスマイニング活用の深化
─プロセスの可視化・分析から
「その先のアクション=DigitalOps」へ!
─その本質と価値を知り、
導入活用に動くための
専門コンファレンス
デジタルトランスフォーメーション(DX)はIT活用の今風な言い換えでも、AIなど先進技術の導入でもありません。「DXとは、業務、組織文化、働き方、顧客・取引先との関係など、企業経営を形成するさまざまな要素をデジタルの時代に適用させる形で形質転換を図ること」──あらゆる企業がDXを本来の意味で捉える必要があるでしょう。その取り組みはDXジャーニーと呼ぶ長期/継続的な活動となります。
DXジャーニーの緒で、まずなすべきことは何でしょうか? DXの本質が浸透している欧米大手企業の共通見解は「ビジネスプロセスの見直しと進化」です。拡張と経年で肥大化・複雑化が進んだビジネスプロセスは、ビジネスの実態把握を困難にし、サプライチェーンの停滞や不正処理リスクの増大を生みます。そんな状態のままでDX推進はままなりません。そこで欧米をはじめとする先進ユーザーが注目し、着手したのが、ビジネスプロセスをマイニング技術で精査して、その実態を浮き彫りにするアプローチ「プロセスマイニング」です。
4回目を数える今回のプロセスマイニング コンファレンスでは、基本となる「プロセスの可視化・分析」に加えて、その先のアクション──「DigitalOps=プロセスの実行・自動化」にフォーカスします。当然ながら、可視化しただけでは成果は掴めません。得たい成果を明確化し、アクションを決めてこそプロセスマイニングの活用は実を結ぶものだからです。
プロセスマイニングの導入から、その先のアクションまで。 DXジャーニーの初手、プロセスマイニングをエキスパートや先行ユーザーの解説を通じて詳らかにする本コンファレンスに、是非ともご参加ください。
株式会社インプレス IT Leaders 編集部/編集長
河原 潤
開催概要
イベント名
プロセスマイニング コンファレンス 2022 LIVE
プロセスの可視化から自動化へ─[DigitalOps]を確立する
日時
2022年6月14日(火) 11:00~17:00
開催形式
ライブ配信ウェビナー
※Zoomウェビナーによる配信を行います。
主催
後援
参加対象
- ユーザー企業:経営層・IT部門(開発&運用)・事業部門、中堅~大企業向け
- SIer、コンサルティングファーム、監査法人
※応募多数で定員を超える場合、抽選によるご案内となります。
誠に勝手ながら、上記参加対象以外のお客様、当社およびスポンサー各社との競合関係にあるお客様、会社名のない個人でお申し込みのお客様におかれては、業種・職種などを含めた当社の判断により、参加ご希望に沿えない場合がございます。あらかじめご了承ください。
定員
300名
受講料
無料(事前登録制)
お問い合わせ先
プロセスマイニング コンファレンス 運営事務局
E-mail:pmc-itl@event-entry.net
受付時間:10:00~18:00(土・日・祝日を除く)
タイムテーブル
※プログラムは予告なく変更となる場合がありますので、ご了承ください。
K-1
基調講演
プロセス変革がもたらす様々な価値─すべての組織がプロセスマイニングに取り組む理由
一般社団法人プロセスマイニング協会 代表理事
上智大学 特任教授
百瀬 公朗
[Special Guest]
独アーヘン工科大学 教授
ウィル・ファン・デル・アールスト(Wil van der Aalst)
講演概要
あらゆるイベントデータにマイニングを行うことで、仮説でなく、事実に基づいてビジネスプロセスの問題を把握・診断して改善につなげる──「プロセスマイニング」を手にしたプロセス変革のアクションが急速に広がっています。
プロセスの発見から、適合性/逸脱の検出、遅延の予測、意思決定の支援、プロセス再構築の推奨まで、プロセスマイニングの能力は広範に及びますが、その活用の実際はまだ十分に周知されているとは言い難いのが現状です。
そこで、基調講演では、一般社団法人プロセスマイニング協会(APMJ)を通じて、国内企業への啓蒙・教育。導入支援にあたる、同協会代表理事の百瀬公朗氏が登壇。ビジネスプロセスの始まりから終わりまで、エンドツーエンドのプロセスを企業が掌握した先に得られるさまざまな価値について、国内外の事例を通じて解説・紹介します。
スペシャルゲストとして、“プロセスマイニングの生みの親”で、同技術の最前線に携わる独アーヘン工科大学のウィル・ファン・デル・アールスト博士が登場し、プロセスマイニングの最新ビジョンを語ります。
S-1
セッション1
業務プロセス改革でDXを推進!
プロセス・マイニングを活用した成功アプローチ
日本アイ・ビー・エム株式会社
IBMコンサルティング事業本部
オートメーション マネージング・コンサルタント
鈴木 篤
日本アイ・ビー・エム株式会社
テクノロジー事業本部 データ・AI・オートメーション事業部
オートメーション・テクニカル・セールス
齋藤 英夫
講演概要
DXに不可欠である抜本的な業務プロセス改革をスタートするためにはプロセス・マイニングの活用が効果的です。当セッションでは豊富なプロジェクト実績から見えてきたプロセス・マイニングの典型的なユースケースや成功するアプローチ、具体的なソリューションと活用事例をご紹介します。さらに、プロセス可視化の先にある業務改善の実践が重要であるため、「自律的な業務改革」を実現する自動化プラットフォームをご紹介します。
S-2
セッション2
ここまで進んだ!
国内プロセスマイニング活用事例のご紹介─
ハートコア株式会社
DX本部
コンサルタント
三宅 立悟
講演概要
日本のプロセスマイニングのリーディングカンパニーとして導入を進めてきたハートコアが、実際のお客様であった問題点、解決した内容、利用方法、組織におけるプロセスマイングの有効性を、実際の顧客事例に基づいてお話をします。また、スピーカーの三宅はBPR、BPO、コールセンター運用など事業変革の経験を活かし、プロセスマイニング・タスクマイニング分析を活用したデジタル経営の推進に貢献しているため、導入時の問題点をいかに解決したかという観点も含めてお話しいたします。
これから導入を進めたい方、導入を行っているが問題点がある方など、必見の内容です。
S-3
セッション3
デジタル時代のプロセス衛生を担保するプロセスマイニング
プロティビティ LLC
Digital BPI
マネージングディレクタ
佐渡友 裕之
講演概要
不確実な時代にも企業が安定的な成長を遂げるために必要なデジタルによる変革。その究極のゴールの1つは、プロセス改善のための各種施策を自動的に行う仕掛けを日常業務に埋め込み、持続的にトップラインの伸長やボトルネックの削減を図ることでです。そしてそれは企業としてのコンプライアンスを尊守し、「プロセス衛生」を担保した上で行わなければなりません。そのためには「プロセスマイニング」が有効です。本セッションではそれらについて、事例を交えながら解説します。
S-4
セッション4
RPAとプロセスマイニングによるラストワンマイルの自動化の実現
UiPath株式会社
代表取締役 CEO
長谷川 康一
UiPath株式会社
ソリューション本部 エバンジェリスト
夏目 健
講演概要
業務の改善を推進していくために、ヒアリングやワークショップなどにより業務を理解するアプローチが取られていますが、時間がかかる、プロセス全体が網羅されないといったことによる影響が生じることも少なくありません。現在のデジタルの世界では、いわゆる「データ駆動型」で、データを中心として必要なアクションを考えていくことが主流となっています。ユーザーが自身の業務範囲で知っていることだけからプロセスを起こすのではなく、実際の業務プロセス自体をデータで解析し、業務プロセス全体でどういう動きがあって、何を変えていくべきかを判断することが重要となっています。プロセスマイニングによる可視化から業務の自動化による改善までのエンドツーエンドのソリューションを展開するUiPathより、その価値をご紹介いたします。
K-2
ユーザー事例講演
プロセスマイニング導入から3年、KDDIの“現場主体型プロセス改善”の軌跡と効果
KDDI株式会社
技術統括本部 次世代自動化開発本部
オペレーション基盤開発部 副部長
近藤 裕司
講演概要
KDDIは、2018年からプロセスマイニングがもたらす機能・効果に着目し、同技術を軸に業務プロセス改善を推し進めてきたアーリーアダプターの1社です。事業部門による、事業部門のための業務/プロセス改善を目指して、種々の課題にぶつかりながら、現場主体でプロセスの管理・分析・活用に取り組んできました。
本講演には、プロジェクトを主導してきたKDDI 技術統括本部 次世代自動化開発本部 オペレーション基盤開発部 副部長の近藤裕司氏が登壇。取り組みのロードマップから、事業部門発のプロジェクト始動、プロセス管理/業務適用のサイクルを基にデジタルツイン実現まで、“現場主体型プロセス改善”の軌跡と得られた効果について紹介します。
K-3
ユーザー事例講演
データに基づく業務改革と品質改善で選んだ“次の一手”
─三井住友信託銀行のプロセスマイニング活用戦略
三井住友トラスト・ホールディングス
三井住友信託銀行
経営企画部デジタル企画部
デジタル企画部長
平方 壽人
講演概要
新たなテクノロジーやデータサイエンスを軸に、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する三井住友信託銀行。業務の効率化/自動化やサービス品質改善などの取り組みの過程で、同行は業務をデータで可視化してくれるプロセスマイニングの有用性に着目。コールセンターにおける業務フローを対象にしたトライアルを手始めに、マイニングで導出される業務プロセス/フローの可視化・分析・改善のロードマップを描き、アクションを本格化させようとしています。
本講演には、三井住友トラスト・ホールディングス 三井住友信託銀行で経営企画部 デジタル企画部長を務める平方壽人氏が登壇。同行のDX/データ戦略とさまざまな施策、その延長線上に見据えたプロセスマイニングの捉え方や活用方針を紹介します。
S-5
セッション5
待ったなし、ポストコロナにおける新しいビジネスオペレーションとは?
~プロセスマイニングとData Executionでビジネス変革を実現する~
Celonis株式会社
営業統括本部
執行役員
山下 一将
Celonis株式会社
ソリューションエンジニアリング
マネージャー
寺田 有汰
講演概要
ポストコロナでビジネスオペレーションの強靭化が求められる中、多くの企業でDXはデジタイゼーションやデジタライゼーションに留まっており、データを活用したビジネスモデルの変革の実現が求められています。
プロセスマイニングのパイオニアでマーケットリーダーであるCelonisは、「プロセスマイニングとData Executionにより、人々の働き方を変え、持続可能性を担保し、人々と社会のパフォーマンスを無限大に開放」をテーマに、複数部門、複数のシステムにわたるプロセスの可視化及び業務の自動実行管理を支援することで、お客様のビジネス戦略に基づいたプロセス改善を実現します。
Celonisが提供する次世代のプロセスマイニングプラットフォームであるCelonis EMSを導入し、個別最適にとどまらず全体最適を実現している最先端のお客様事例をもとに、DXの可能性についてお話いたします。
S-6
セッション6
MeeCapが再定義する現場起点でのDX
株式会社MeeCap
代表取締役社長
是澤 優和
講演概要
トップダウンで推進されてきたDXの限界に多くの企業がぶつかってきました。現場のニーズや問題を捉えていないバズワードとしてのDXでは、データドリブンな意思決定ができる組織体に変革できません。現場に散らばる様々なデータを集め、可視化することで問題を特定し、現場の業務遂行能力を継続的に向上させることこそDXの最重要テーマの1つです。DXを正しく現場に定着させ、継続させるために必要なことは何か、本セッションではお話いたします。
S-7
セッション7
NTTが挑むデジタルトランスフォーメーション(DX)プロセス変革と価値について
日本電信電話株式会社
技術企画部門
IT 推進室
次長
駒沢 健
SAPジャパン株式会社
ソリューション事業推進部
シニアビジネスデベロップメント
森中 美弥
講演概要
DXではデジタルによる変化が重要であり、その結果として何らかの価値を提供することを求められます。
ビジネス・業務の変化は必ずプロセスの見直しを伴うが、どこに向かうのか、そして今どの状態にあるのかを定義・可視化しなければ価値が図れません。本セッションでNTTがそれら手法をグローバル標準フレームワークを使った実践をお話したいとおもいます。また、NTTがDX実践で活用しているSAP Signavio ソリューションの概要をご紹介します。
S-8
セッション8
プロセスインテリジェンスから実現するエンドツーエンドの業務効率化とは
オートメーション・エニウェア・ジャパン株式会社
セールスエンジニアリング本部
シニアコンサルタント
黒部 宏昌
講演概要
この度、プロセスインテリジェンスの先駆け的存在である「FortressIQ」がオートメーション・エニウェアの一員に加わりました。本セッションでは、コンピュータビジョン・AIを活用したクラウド型サービス「FortressIQ」が“業務変革の起点”として業務プロセスの網羅的且つタイムリーな把握をどのように実現するかを、プロセスマイニングとの違いやデモも含めてご紹介します。あわせて、把握したプロセスを踏まえて業務全体を効率化するオートメーション サクセス プラットフォームについてご説明いたします。
K-4
クロージングQ&Aセッション
ユーザーの疑問点・不明点にすべて答えます!
Ask the Experts:プロセスマイニングの導入・実践・活用に必要なこと
講演概要
プロセスマイニングは、ツールを導入すれば何らかの効果が出るようなITソリューションではなく、継続的なビジネスプロセス刷新プロジェクトとして取り組む必要があります。「では、社内のだれが主導すべきか?」「マイニング対象にできるシステムの種類は?」「担当者にはどんな知識・スキルが必要か?」「活動の定着化を図る上でのコツは?」……クロージングQ&Aセッションでは、聴講者の皆様から寄せられた種々の疑問に対し、本日講演したエキスパートとユーザーが、それぞれの立場・知見から回答し、重要なトピックについてはディスカッションを行います。Zoomの「Q&A」機能から遠慮なく質問してください!
パネリスト
一般社団法人プロセスマイニング協会 代表理事
上智大学 特任教授
百瀬 公朗
KDDI株式会社
技術統括本部 次世代自動化開発本部
オペレーション基盤開発部 副部長
近藤 裕司
SAPジャパン株式会社
バイスプレジデント
SAP Signavio事業部長
関原 弘隆
オートメーション・エニウェア・ジャパン株式会社
セールスエンジニアリング本部
シニアコンサルタント
黒部 宏昌
Celonis株式会社
営業統括本部
執行役員
山下 一将
日本アイ・ビー・エム株式会社
テクノロジー事業本部
データ・AI・オートメーション事業部
オートメーション・テクニカル・セールス
齋藤 英夫
ハートコア株式会社
DX本部
コンサルタント
三宅 立悟
プロティビティ LLC
Digital BPI
マネージングディレクタ
佐渡友 裕之
株式会社MeeCap
代表取締役社長
是澤 優和
UiPath株式会社
ソリューション本部 エバンジェリスト
夏目 健
モデレーター
株式会社インプレス
編集主幹
田口 潤