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(期間:2022/6/21~7/12)

なぜ、DXジャーニーの初手で「プロセスマイニング」を実践すべきなのか
──その本質と価値を知り、導入活用に動くための専門コンファレンス

 “2025年の崖”を目前に、喫緊の経営課題となったデジタルトランスフォーメーション(DX)。バズワードに捉えられがちですが、DXはIT活用の今風な言い換えでも、AIなど先端技術の導入でもありません。「DXとは業務、組織文化や働き方、意思決定、顧客・取引先との関係など、企業経営を形成する各要素を、デジタルの時代に適用させる形で形質転換を図ること」──その取り組みはDXジャーニーと呼ばれる長期的・継続的な活動となります。

 最初になすべきことは何でしょうか? この考え方が浸透している欧米大手企業の間での共通見解は「ビジネスプロセスの見直しと進化」です。拡張と経年で肥大化・複雑化が進んだビジネスプロセスは、ビジネスの実態把握を困難にし、サプライチェーンの停滞や不正処理リスクの増大を生みます。そんな状態のままDXジャーニーを始めても、先に待つのは“崖落ち”。そこで先進企業が注目したのが、ビジネスプロセスをマイニング技術で精査して実態を可視化・分析する「プロセスマイニング」です。

 人手では到底把握できないビジネスプロセスのリアルな実態を可視化し、その改善と進化に向かう──プロセスマイニングの手法は、医療現場でX線やCT、MRIを用いて、触診ではわからない疾患を発見し治療方針を確立するさまに例えられます(Process Hygiene:プロセス衛生)。つまり、「導入すれば効果がある」施策ではなく「導入が必須で“導入しないリスク”がある」施策と言えます。

 DXジャーニーで必須の初手として実践するプロセスマイニング。基本方針と適用範囲の決定から、ツールの選定、構築の進め方、活用方法に至る一連のポイントをエキスパートや先行ユーザーの解説を通じて明らかにしていきます。

書籍プレゼント

プロセスマイニングの衝撃
本コンファレンスを最後の「クロージングQ&Aセッション」までご聴講いただき、かつ、マイページの「アンケート」にご回答いただいた方の中から、抽選で30名様に、先進企業11社の事例を解説した書籍『プロセスマイニングの衝撃』(インプレス刊)をプレゼントいたします!

開催概要

イベント名

プロセスマイニング コンファレンス 2021 LIVE

「業務プロセスの見直しと進化」から始まるDXジャーニー、その要諦と実践

日時

ライブ配信 2021年6月29日(火) 13:00~18:10
オンデマンド配信 2021年7月6日(火)~7月27日(火)

[Googleカレンダーに登録する]

開催形式

ライブ配信+オンデマンド配信ウェビナー

※Zoomのウェビナーシステムによる配信を行います。

主催

株式会社インプレス IT Leaders
株式会社インプレス

後援

参加対象

  1. ユーザー企業:経営層・IT部門(開発&運用)・事業部門、中堅~大企業向け
  2. SIer、コンサルティングファーム、監査法人

※応募多数で定員を超える場合、抽選によるご案内となります。
誠に勝手ながら、上記参加対象以外のお客様、当社およびスポンサー各社との競合関係にあるお客様、会社名のない個人でお申し込みのお客様におかれては、業種・職種などを含めた当社の判断により、参加ご希望に沿えない場合がございます。予めご了承ください。

定員

300名

受講料

無料(事前登録制)

お問い合わせ先

プロセスマイニング コンファレンス 2021 LIVE 運営事務局
E-mail:pmc2021@event-entry.net
TEL:03-5510-4515
受付時間:10:00~18:00(土・日・祝日を除く)

タイムテーブル

※プログラムは予告なく変更となる場合がありますので、ご了承ください。

13:0013:50(50分)

K-1

基調講演

プロセスマイニングから始まるDXジャーニー
─「ビジネスプロセスの見直しと進化」の本質と目的、そして未来

百瀬 公朗

一般社団法人プロセスマイニング協会 代表理事

上智大学 特任教授

百瀬 公朗

Wil van der Aalst

[Special Guest]

独アーヘン工科大学 教授

ウィル・ファン・デル・アールスト(Wil van der Aalst)

講演概要

プロセスマイニングの研究が始まって20余年。以降、ツールや導入手法の洗練と共に、企業がDXジャーニーの第1歩として必須で取り組むアクションとして定着しています。実際、その革新性と有用性に着目した先進企業が続々と成果を挙げています。
「プロセスマイニングは日本企業にこそ不可欠な取り組みである」──この認識の下で、2020年6月に一般社団法人プロセスマイニング協会(APMJ)が発足、国内企業の関心の高まりと共に活動を本格化させています。本講演では、同協会の代表理事で、日本におけるプロセスマイニングの第一人者である百瀬公朗・上智大学教授が、技術/概念の本質、目的、ユーザー活用動向を紹介します。
スペシャルゲストとして、“プロセスマイニングの父”と呼ばれる独アーヘン工科大学のウィル・ファン・デル・アールスト博士を迎え、プロセスマイニングの最前線と将来展望を語ります。

講師プロフィール
講師プロフィール

K-1 基調講演「プロセスマイニングから始まるDXジャーニー
─「ビジネスプロセスの見直しと進化」の本質と目的、そして未来」

百瀬 公朗
百瀬 公朗

一般社団法人プロセスマイニング協会 代表理事

上智大学 特任教授

中央大学で会計を学び、1983年にアーサーアンダーセン共同会計士事務所に入所。事業分離後のアンダーセンコンサルティングでパートナーを務めた。その後、SAS Institute Japan筆頭副社長、電通マーチファースト社長、三菱総合研究所 コンサルティング部門副部門長などを歴任。2020年4月、上智大学 特任教授に就任し、プロセスマイニングを含むデータサイエンス領域を担当。同年6月、一般社団法人プロセスマイニング協会(APMJ)を立ち上げて、国内でのプロセスマイニングの普及活動に携わっている。

Wil van der Aalst
ウィル・ファン・デル・アールスト(Wil van der Aalst)

[Special Guest]

独アーヘン工科大学 教授

Wil van der Aalst博士は、オランダ・エールセル出身のコンピューターサイエンティスト。プロセスマイニングの生みの親であり、その世界的権威として多くの学術論文を発表している。研究分野はプロセスマイニングの他、ビジネスプロセス管理(BPM)、ワークフロー管理、プロセスモデリング、プロセス分析、ペトリネットなど広範にわたる。220以上のジャーナル論文、20冊の書籍、500の査読付き論文などを発表・出版。10以上の科学雑誌の編集委員を務める。

14:0014:40(40分)

Track A

S-1

セッション1

DXは従来型のシステム開発では実現しない
業務要件定義における「あるべき姿の策定」がキー

中山 義人 氏

株式会社NTTデータ イントラマート

代表取締役社長

中山 義人

Thomas Zimmermann

シグナビオ・ジャパン株式会社

Managing Director

トーマス・ツィママン(Thomas Zimmermann)

講演概要

システム要件定義からスタートし、開発工程を人月山積みするウォータフォール開発。従来のこのようなスタイルは「現状業務をそのままIT化する」ことを前提としており、DXのシステム開発では通用しません。
当セッションでは、業務要件定義で「DXの目標に向けてあるべき業務を策定する」ための手法を解説します。プロセスマイニング(Signavio)による現状業務の正確な可視化と、それに基づく精緻なシミュレーションにより、IT投資の効果をファクトベースで経営陣と共有できます。

Track B

S-2

セッション2

MeeCapが実現する定型業務とバックオフィスのDX
─データドリブンかつ継続的な生産性向上にむけて─

是澤 優和 氏

株式会社MeeCap

代表取締役社長

是澤 優和

講演概要

テレワークの普及、派遣社員、BPOなどの外部リソースの利用拡大、SaaSの活用などが進み、定型業務でも業務はより複雑かつブラックボックス化し、属人化も進んでいます。一方で投資対効果が見出しづらい領域であるバックオフィスは、「システムを入れて終わり」など、DXなどの投資対象とならないケースが多いです。本セッションでは、定型業務やバックオフィスに焦点を当て、いかに継続的な生産性向上が実現できるかをお話いたします。

14:5015:30(40分)

Track A

S-3

セッション3

プロセスマイニングは次のステージへ!
~業務可視化から実行支援へ~

小林 裕亨 氏

Celonis株式会社

代表取締役社長

小林 裕亨

講演概要

Celonisが主催するプロセスマイニングのグローバルイベントCelosphereが今年も開催され、1万5千人以上の参加者を集め、講演では多数のお客様事例が紹介されました。その気づきとして、プロセスマイニングは従来の欧州中心から米国など世界中に活用が拡大していること、そして業務プロセスを可視化し分析することに主眼が置かれていた初期の状況から進化し、従業員の日常業務の自動化や、次にとるべきアクションについてのアドバイス、さらに企業のKPIのモニタリングやその向上に向けた提言など、業務プロセスをend to endで支援する仕組みへと発展しています。プロセスマイニングのマーケットリーダーであるCelonisがEMS(Execution Management System)と名付け提唱しているその進化型について、我々が目指すプロセスマイニングのこれからの姿をお話しするとともに、その具体的な先進企業事例についてお話を致します。

Track B

S-4

セッション4

事例から探るプロセスマイニング導入アプローチと展開

近井 英樹 氏

ABBYYジャパン株式会社

ソリューションコンサルティング
シニア プリセールスエンジニア

近井 英樹

講演概要

本セッションでは、ほぼ設定無しですぐに利用できる、プロセスマイニング製品(ABBYY Timeline)を利用した、お客様の鉄板導入(評価)アプローチをご紹介すると共に、標準アプローチとは異なる少し斜めからの課題・取組による導入アプローチやご評価頂いた基準等紹介させて頂きます。
皆様のプロセスマイニングご導入+ご検討基準の参考や、既製品の拡張・横展開取組の一助になれば幸いです。

15:4016:20(40分)

Track A

K-2

ユーザー事例講演

IHIグループが推進する、データを活用した事業変革
─プロセスマイニングによる業務可視化の実際

高田 謙一 氏

株式会社IHI

高度情報マネジメント統括本部

ICT基盤システム部 共通データマネジメントグループ 主幹

高田 謙一

講演概要

日本を代表する総合重工業グループとしてグローバルでビジネスを展開するIHI。同社は、2020年度からの中期経営計画「プロジェクトChange」の中で、コロナ禍以降の急激な環境変化に即した事業変革の本格化を掲げ、グループのデジタルトランスフォーメーション(DX)に向けた取り組みを加速させています。具体的なアクションとして、コスト構造の強化や事業構造の改革を目指しデータマネジメント基盤の強化などに注力する同社が、2019年度から推進するのがプロセスマイニングを活用した業務改革です。国内では前例のない状態ながら、実践・知見獲得・改善を重ねて大きな成果を生み出しています。
本講演では、IHI 高度情報マネジメント統括本部 ICT基盤システム部 共通データマネジメントグループ 主幹の高田謙一氏が、同社のプロセスマイニング活用について、事業環境の背景、導入の経緯、DXやデータマネジメントにおける位置づけなどを紹介します。

講師プロフィール
講師プロフィール
高田 謙一
高田 謙一

株式会社IHI

高度情報マネジメント統括本部

ICT基盤システム部 共通データマネジメントグループ 主幹

1991年4月石川島播磨重工業株式会社(現・株式会社IHI)入社。情報システム部門および研究開発部門にて、情報通信技術を活用した開発などに従事。2008年4月からは経営企画部にて、経営会議や組織改定等の業務に加え、リスク管理制度の設計と構築および運用実績により特設注意市場銘柄の指定解除に貢献。2012年10月からは技術企画部にて、グループ技術戦略の策定およびその達成に向けた戦略の展開、進捗状況把握、経営幹部報告など、戦略達成のためのPDCAサイクルを回す制度の設計と構築および運用を主導。2016年4月からは業務改革部門にて、ICTを活用した業務改革の取り組みを推進。また、コロナ禍を受け、新しい働き方改革について、目指す姿と現状の課題および諸施策案を整理し、社長に提言。2021年4月から現職。技術経営修士(専門職)。

Track B

K-3

ユーザー事例講演

成長のカギは「プロセスマネジメントスキル」の向上
─日立システムズのプロセスマイニング実践と成果

吉田 浩美 氏

株式会社日立システムズ

IT本部 本部長

吉田 浩美

講演概要

日立グループで情報通信事業の中核を担う日立システムズ。「自らITを使いこなすユーザーこそが、最良のITベンダーとなり得る」という考えの下、自社のIT施策を司るIT本部では、全社効率向上には社内業務プロセスを俯瞰し、全体最適化を図る必要があり、そのためには、自らが業務プロセスを可視化してプロセス標準化設計を行い、実行プロセスを分析して改善するプロセスマネジメントスキルの獲得が重要と判断。2019年よりSE事業部門と連携して、自社の重要プロセスである、販売プロセスとフィールドサービスプロセスへのプロセスマイニング導入に取り組みました。
本講演では、同社 IT本部 IT本部長の吉田浩美氏が、同社の事業環境や人材育成方針やこれまでの業務プロセスへの取り組み、POVから始まるプロセスマイニング導入プロジェクトの経緯、得られた成果などについて紹介します。

16:3017:10(40分)

Track A

S-5

セッション5

先進デジタル企業になるためのプロセスマイニングの活用の仕方

西垣 智裕 氏

日本アイ・ビー・エム株式会社

グローバル・ビジネス・サービス事業本部

コグニティブ・プロセス・オートメーション部長

アソシエイト・パートナー 公認会計士

西垣 智裕

斎藤 英夫 氏

日本アイ・ビー・エム株式会社

テクノロジー事業本部

データ・AI・オートメーション事業部

オートメーション・テクニカル・セールス

斎藤 英夫

講演概要

グローバル5,000社を対象にした「IBMデジタル化成熟度アセスメント」では「トライアル中(実験段階)」と回答した企業が一番多い結果となりました。DXを定着させている先進デジタル企業とのデジタル・デバイドは増々広がっていくものと予想されます。先進デジタル企業は何が違うのかを明確にした上で、先進デジタル企業になるためにはどうしたら良いか、その中でプロセスマイニングをどう活用するかを先進事例も交えて説明します。あわせて、市場をリードする自動化ソフトウエアを統合したプラットフォームである、IBM Cloud Pak for Business Automation の全体像とプロセスマイニング製品をご紹介します。

Track B

S-6

セッション6

ズバリ見せます!日本国内プロセスマイニング事例
<サプライズも同時公開>

神野 純孝 氏

ハートコア株式会社

代表取締役社長

神野 純孝

講演概要

3年前から、日本のプロセスマイニングのリーディングカンパニーとして導入を進めてきたハートコアが、実際のお客様であった問題点、解決した内容、利用方法、デジタルな双子の組織におけるプロセスマイングの有効性を、実際の顧客事例に基づいてお話をします。また、導入時の問題点をいかに解決したかという観点でもご説明いたします。
これから導入を進めたい方、導入を行っているが問題点がある方など、必見の内容です。また、重大なサプライズもご用意しています。

17:2018:10(50分)

K-4

クロージングQ&Aセッション

ユーザーの疑問点・不明点にすべて答えます!
Ask the Experts:プロセスマイニングの導入・実践・活用に必要なこと

講演概要

プロセスマイニングは、ツールを導入すれば何らかの効果が出るようなITソリューションではなく、継続的なビジネスプロセス刷新プロジェクトとして取り組む必要があります。「では、社内のだれが主導すべきか?」「マイニング対象にできるシステムの種類は?」「担当者にはどんな知識・スキルが必要か?」「活動の定着化を図る上でのコツは?」……クロージングQ&Aセッションでは、聴講者の皆様から寄せられた種々の疑問に対し、本日講演したエキスパートとユーザーが、それぞれの立場・知見から回答し、重要なトピックについてはディスカッションを行います。Zoomの「Q&A」機能から遠慮なく質問してください!

パネリスト
百瀬 公朗 氏

一般社団法人プロセスマイニング協会 代表理事

上智大学 特任教授

百瀬 公朗

近藤 裕司 氏

KDDI株式会社

次世代自動化開発本部 オペレーション基盤開発部

プロセス統合開発グループ グループリーダー

近藤 裕司

高田 謙一 氏

株式会社IHI

高度情報マネジメント統括本部

ICT基盤システム部 共通データマネジメントグループ 主幹

高田 謙一

吉田 浩美 氏

株式会社日立システムズ

IT本部 本部長

吉田 浩美

中山 義人 氏

株式会社NTTデータ イントラマート

代表取締役社長

中山 義人

是澤 優和 氏

株式会社MeeCap

代表取締役社長

是澤 優和

小林 裕亨 氏

Celonis株式会社

代表取締役社長

小林 裕亨

近井 英樹 氏

ABBYYジャパン株式会社

ソリューションコンサルティング

シニア プリセールスエンジニア

近井 英樹

西垣 智裕 氏

日本アイ・ビー・エム株式会社

グローバル・ビジネス・サービス事業本部

コグニティブ・プロセス・オートメーション部長

アソシエイト・パートナー 公認会計士

西垣 智裕

斎藤 英夫 氏

日本アイ・ビー・エム株式会社

テクノロジー事業本部

データ・AI・オートメーション事業部

オートメーション・テクニカル・セールス

斎藤 英夫

神野 純孝 氏

ハートコア株式会社

代表取締役社長

神野 純孝

モデレーター
田口 潤

株式会社インプレス

編集主幹

田口 潤