実装フェーズのメディカルDX
~日本が目指す医療DXのグランドビジョンと現場への落とし込み~

医療DXを取り巻く環境は、技術の進化や制度改革によって日々目まぐるしく変化しています。生成AIの急速な普及は診療支援や業務効率化、医療データの解析などの現場にも広がりを見せ、またその一方で、それに伴うAIの信頼性や安全性に対する疑念や、サイバーセキュリティ強化の必要性の高まっています。またIT人材不足や導入体制の整備等が課題に上がり、医療分野はまさに大きな転換期にあります。

今回で第5回を迎える「メディカルDX・ヘルステックフォーラム」では、こうした変化の本質を捉え直すべく、制度・技術・現場の各視点から問題を多角的に論じます。産官学の有識者による講演を通じて、最新かつ実践的な取り組みを共有し、医療・ヘルスケア分野の持続的な進化に向けたヒントをお届けするべくプログラムを組んでまいりました。

最新の知見と実務のヒントを得る貴重な機会に、ぜひご参加いただき、本イベントが医療DXを推進する皆様の一助となれば幸いです。

注目のプログラムをPick Up

  • 松本 尚 氏

    特別基調講演

    『医療DXとサイバーセキュリティ』

    デジタル庁

    大臣

    松本 尚

  • 奥野 恭史 氏

    基調講演

    『AI駆動型ヘルスケア実現に向けて』

    京都大学大学院

    奥野 恭史

  • 康永 秀生 氏

    特別招待講演

    『リアルワールドデータを用いた臨床疫学・医療経済研究』

    東京大学大学院

    康永 秀生

開催概要

イベント名

メディカルDX・ヘルステックフォーラム2026

日時

2026年9月26日(土)
カンファレンス 10:00~16:00

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開催形式

オンラインLIVE配信(Zoom)

  • ※対面でのご参加はできませんのでご注意ください

主催

メディカルDX・ヘルステックフォーラム実行委員会

共催

一般社団法人日本デジタル医学会

事務局

株式会社インプレス

後援

  • 一般社団法人日本医療情報学会
  • 一般社団法人日本遠隔医療学会
  • NPO法人 医療福祉クラウド協会
  • 一般社団法人日本インターネット医療協議会
  • 一般財団法人医療情報システム開発センター
  • 一般社団法人PHR普及推進協議会
  • 一般社団法人 SDGs デジタル社会推進機構
  • 医療AIプラットフォーム技術研究組合
  • 一般社団法人医療情報標準化推進協議会
  • 一般社団法人保健医療福祉情報システム工業会
  • 一般社団法人日本IHE協会
  • 一般社団法人日本医用画像情報専門技師共同認定育成機構
  • 一般社団法人保健医療福祉情報安全管理適合性評価協会
  • GS1ヘルスケアジャパン協議会
  • 一般社団法人 電子情報通信学会 ICB研究会

参加対象

医療機関・医療従事者、医療関連企業、官公庁、医療・健康・福祉分野におけるハード・ソフトのユーザ

  • ※本フォーラムは原則、医療従事者や研究者、自治体、医療・健康分野に関わる業務をされている方を参加対象としております。

受講料

無料(事前登録制)

お問い合わせ先

「メディカルDX・ヘルステックフォーラム」運営事務局
E-mail:medi-dx-secretariat@impress.co.jp
受付時間:10:00~18:00 (土・日・祝日を除く)

「メディカルDX・ヘルステックフォーラム」実行委員会

委員長

石見 拓

一般社団法人PHR普及推進協議会 代表理事/
京都大学 大学院医学研究科 社会健康医学系専攻 予防医療学分野 教授

副委員長

宮田 俊男

一般社団法人日本デジタル医学会 代表理事

水島 洋

一般社団法人日本デジタル医学会 理事

委員

上田 悠理

一般社団法人日本デジタル医学会 理事/Healthtech Summit 統括ディレクター(メドピア・アルフレッサ共催)/
株式会社Confie代 表取締役社長

木村 映善

愛媛大学大学 院医学系研究科 医療情報学 教授

木暮 祐一

名桜大学 人間健康学部 健康情報学科 教授

竹之下 千尋

一般社団法人国際ヘルステック協会 代表理事/Healthtech Women Japan 代表
一般社団法人ヘルス・アンド・ウェルビーイング・アライアンス 理事/
Womb Business Incubator Co-founder/日本臓器製薬株式会社 海外事業本部 企画部部長

鳥飼 幸太

群馬大学医学部附属病院 システム統合センタ― 副センター長、准教授/
防衛省 防衛医科大学校 デジタル化推進本部 推進補佐官

タイムテーブル

※プログラムは予告なく変更となる場合がありますので、ご了承ください。

10:0010:15(15分)

特別基調講演

医療DXとサイバーセキュリティ

松本 尚 氏

デジタル庁

大臣/衆議院議員、日本医科大学 特任教授

松本 尚

プロフィール

プロフィール

略歴

石川県金沢市出身。金沢大学医学部医学科卒業後、救急・災害医療の分野に長年携わり、日本医科大学教授、千葉県医師会理事等を歴任。またフジテレビドラマ『コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命』の医療監修や、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』等にも出演。東日本大震災ではDMATの一員として被災地支援に従事し、2021年の第49回衆議院議員総選挙において初当選後、防衛大臣政務官、外務大臣政務官を歴任し、2025年よりデジタル大臣、デジタル行財政改革担当大臣、サイバー安全保障担当大臣等を務める。

講演概要

本講演では、マイナ保険証の普及を契機として本格化する日本の医療DXの現状と課題、そして今後の展望について解説する。まず電子カルテ導入の停滞や医療現場における運用負荷など、医療DX推進の障壁を整理したうえで、「業務をシステムに合わせる」という発想転換の必要性を提起する。また、オンライン診療やAI活用、自動運転技術など、人口減少社会における医療提供体制を支えるDXの可能性についても展望し、さらに、全国医療情報プラットフォームの整備に伴い重要性が増すサイバーセキュリティや経済安全保障の観点にも触れ、医療機関が今後求められる対応について考察する。

10:1510:45(30分)

K-1

基調講演

Coming Soon

10:4511:15(30分)

S-1

特別講演

Coming Soon

11:2511:50(25分)

SP

特別招待講演

リアルワールドデータを用いた臨床疫学・医療経済研究

康永 秀生 氏

東京大学大学院

医学系研究科 臨床疫学・経済学

教授

康永 秀生

プロフィール

プロフィール

略歴

1994年、東京大学医学部医学科卒。卒後6年間、東京大学医学部附属病院、竹田綜合病院外科、旭中央病院で外科臨床に従事。2000年、東京大学大学院医学系研究科公衆衛生学。2003年、東京大学医学部附属病院企画情報運営部(助教)。2006年、東京大学大学院医学系研究科医療経営政策学(特任准教授)。2013年より東京大学大学院医学系研究科臨床疫学・経済学(教授)。

講演概要

近年、医療DXの技術進歩も相俟って、多施設の大規模なリアルワールドデータを用いた研究が隆盛している。リアルワールドデータを活用することにより、治療効果の判定、疾病のリスク因子の同定、予後予測といった臨床疫学研究が可能である。さらに、医療サービスの費用分析・費用効果分析などの医療経済評価も可能である。本講演では、リアルワールドデータの分析結果に基づき、費用効果分析に沿った医療費適正化、低価値治療の実態把握とその対策、持続可能な医療制度の実現に向けたデータ利活用の在り方について論じる。

13:0013:25(25分)

A-1

招待講演

生体信号によるデジタルバイオマーカー構築と認知症予兆検出

満倉 靖恵 氏

慶応義塾大学

理工学部 システムデザイン工学科

教授

満倉 靖恵

プロフィール

プロフィール

略歴

慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科教授、慶應義塾大学医学部精神神経科学教室兼担教授、博士(工学)、博士(医学)。生体信号処理、脳波解析などをキーワードに、脳神経メカニズム・感情・睡眠・うつ病・認知症などに関する研究に従事。特に医工連携型研究に注力。世界初の脳波によるリアルタイム感情認識ツール「感性アナライザ」を開発。リサーチ、商品開発など世界中で活用されている。心拍のみを用いた自律神経の動きに注目した睡眠の5段階解析、非侵襲ホルモン解析などの専門家。

講演概要

脳波(EEG)や脈波(PPG)などの生体信号を用いたデジタルバイオマーカーの構築と、その医療応用について紹介します。感情、睡眠、ストレス、ホルモン、認知機能など、目に見えない心身の状態を非侵襲・非接触で可視化する技術を基盤に、工学と医学を融合した研究を進めてきました。本講演では、”感性アナライザ”の開発をはじめ、認知症の発症前段階を捉える予兆検知バイオマーカーや、AIを活用した生体信号解析の最新成果を紹介します。また、信頼できるデジタルバイオマーカーを実現するためには、単なるビッグデータではなく、高品質で統合されたデータが重要であることについても解説し、未来の予防医療や未病対策への展望をお話しします。

13:2513:45(20分)

B-1

企業講演

Coming Soon

14:0014:30(30分)

K-2

基調講演

AI駆動型ヘルスケア実現に向けて

奥野 恭史 氏

京都大学大学院

医学研究科 人間健康科学系専攻 ビッグデータ医科学分野

教授

奥野 恭史

プロフィール

プロフィール

略歴

1993年 京都大学薬学部卒業、同大学院薬学研究科にて博士(薬学)取得。
同大学院医学研究科・特定教授を経て2016年 京都大学大学院医学研究科 ビッグデータ医科学分野・教授、現在に至る。
理化学研究所計算科学研究センター・部門長、一般社団法人ライフインテリジェンスコンソーシアム・代表理事を併任。

講演概要

超高齢社会を迎えた我が国では、発症後の治療に加え、生活習慣や健診データに基づき疾患を未然に防ぐヘルスケアへの転換が求められている。一方、健康状態はゲノム、生活習慣、社会環境、検査値が複雑に関与するため、将来リスクや有効な介入を個人ごとに見極めるにはAIの活用が不可欠である。本講演では、ビッグデータとAIにより疾患発症を予測し、個人ごとの発症要因を推定し、最適な健康改善プランを提示する研究を紹介する。さらに、PHR、ライフログ、大規模リアルワールドデータを活用した健康医療基盤モデルの構想を示し、AI駆動型ヘルスケアの実現に向けた展望を述べる。

14:3015:00(30分)

S-2

特別講演

『現場を変えないAI』が、日本の医療・介護を救う

一岡 亮大 氏

株式会社クラシテク

代表取締役

一岡 亮大

プロフィール

プロフィール

略歴

三井住友銀行入行後、株式会社MUGENUP設立、株式会社NTTドコモへ売却。その後、医療法人北翔会理事/社会福祉法人翔陽会社理事長に就任し、医療・介護・福祉向けAIエージェントShishi コンテキストレイヤーのデータ基盤CAIVA Shishiを使ったAIBPO「AIオペ」の提供する株式会社クラシテクを設立し代表取締役就任。「現場に寄り添うAIインフラ」を掲げ、人手不足に苦しむ病院・介護現場のAIを活用した業務効率化を支援している。

講演概要

医療・介護・福祉の現場では、良いケアを提供することと事業として収益を適切に回収することが一致しない構造的な課題がある。加算の算定要件を満たしているか、行政に通る記載になっているかという判断は各事業所の事務担当者ひとりの暗黙知に依存し、組織にもシステムにも蓄積されてこない。本講演では、現場のオペレーションを変えることなく、請求・記録・行政対応といった事務業務をAIが代行する仕組みを、訪問看護・病院・介護施設における取り組みを交えて紹介する。人手不足が深刻化する医療・介護の現場を、AIがどのように支えられるかを具体的に語る。

15:1515:40(25分)

A-2

招待講演

「高血圧」を通じてみる、日本のメディカルDXの現状と課題

苅尾 七臣 氏

自治医科大学

医学部 内科学講座 循環器内科学部門 教授・科長/
附属病院 循環器センター長

苅尾 七臣

プロフィール

プロフィール

略歴

自治医科大学医学部内科学講座主任教授・循環器内科学部門教授・科長であり、附属病院循環器センター長を務める。日本高血圧学会理事長、国際高血圧学会(ISH)次期会長、Hypertension Research編集長、HOPE Asia Network代表である。家庭血圧、早朝・夜間高血圧、血圧変動、デジタル高血圧学の研究を主導し、J-HOPなどの大規模臨床研究を推進してきた。血圧を起点とする個別化医療と社会実装を目指し、国内外で研究、ガイドライン策定、人材育成に取り組んでいる。

講演概要

高血圧は、診察室だけでなく家庭・夜間・早朝に繰り返し測定できるため、メディカルDXの価値を最も明確に示す疾患領域である。家庭血圧、ウェアラブル、電子カルテ、PHR、生活・環境情報を連結し、AIで解析することで、平均値に基づく画一的管理から、個人の血圧変動を捉えた予測・先制介入へ移行できる。しかし、データ標準化、機器の精度検証、医療機関間の連携、診療報酬、個人情報保護、デジタル格差、臨床現場への実装に向けて、まだまだやるべきことが山積している。本講演では、デジタル治療、遠隔モニタリング、AI活用の実例を紹介し、血圧を「行動可能な循環器バイオシグナル」として活用する次世代医療の方向性を提示する。

15:4016:00(20分)

B-2

企業講演

Coming Soon