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たくさんのお申込をいただきありがとうございました。

モデルベース開発とモデル流通を促進し、
国際的に強い自動車産業へ

 100年に一度の大変革期を迎えている自動車業界において、従来の実物ベースの開発から脱却し、デジタルモデルを活用した効率的かつ高品質な開発プロセスへの転換が進んでいます。その中核として注目されているモデルベース開発(MBD)は、環境規制や安全基準のグローバルな強化を背景に、さまざまなプレイヤーがモデルを通じてつながり、柔軟かつ迅速に研究開発を進めることが、競争力を維持するうえで欠かせない要素となっています。

 本イベントでは、自動車開発におけるMBDの最新動向や実践的な活用事例、さらにはモデル流通の将来展望を、第一線で活躍する専門家が講演やパネルディスカッションを通じてご紹介します。

 また、リアルとオンライン双方で最新ツールやソリューション事例を取得できるMBD/CAE最新技術展示会、リアル会場にお越しいただいた皆様同士の交流を促進する情報交換会など、知らなかった情報の取得や新たなパートナーシップ構築にもお役立ていただける多彩なプログラムをご用意しています。

 自動車設計の未来を共に創造する場として、多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。

開催概要

イベント名

Model-Based Engineering Summit

~SURIAWASE2.0時代の自動車開発プロセス変革最前線~

日時

  • 2025年9月11日(木)
    -リアル+オンライン講演会 10:00~17:40
    -リアル会場限定 MBD/CAE最新技術展示会 9:30~19:15
    -リアル会場限定 情報交換会 17:50~19:15
    [Googleカレンダーに登録する]

  • 2025年8月20日(水)~9月12日(金)
    -オンライン限定 MBD/CAE最新技術展示会

開催方式

リアル&オンラインハイブリッド開催

会場

丸の内ホール
〒100-6307 東京都千代田区丸の内2丁目4-1 丸ビル7F

JR 東京駅 丸の内南口 徒歩1分

地下鉄 丸ノ内線 東京駅 直結

地下鉄 千代田線 二重橋前駅 直結

主催

「Model-Based Engineering Summit」プログラム委員会/株式会社インプレス

共催

一般社団法人MBD推進センター

後援団体

公益社団法人自動車技術会(JSAE)
自動車用内燃機関技術研究組合(AICE)
一般財団法人日本自動車研究所(JARI)

参加対象

自動車業界はじめ製造業にお勤めの方(特に研究開発、生産技術、経営層、リーダー層)、研究機関、官公庁、地域振興団体など

参加方法

事前登録制

  • ※リアル会場でのご参加は席数の限りがあるため招待制といたします。オンライン視聴に関しては制限無くご参加いただけます。
    参加申込時のアンケートで参加方法のご希望をお伺いし、リアル参加をご希望の方にはお申込み受領後1週間以内に順次メールにてご案内可否をご連絡いたします。
  • ※リアル会場での参加をお断りさせていただく場合でも、オンラインでのご参加が可能です。

受講料

無料

お問い合わせ先

「MBEサミット」事務局
E-mail:mbe-summit@impress.co.jp

プログラム委員会

委員長
白坂 成功

白坂 成功

慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科
研究科委員長/教授

委員
筒井 洋

筒井 洋

株式会社アイシン 製品開発センター 技術開発本部長/
カーボンニュートラル・環境推進センター 技術開発領域担当

米山 博

米山 博

アルプスアルパイン株式会社 執行役員 モビリティ事業本部
デジタルキャビン2・モジュール事業担当

龍田 浩

龍田 浩

ジヤトコ株式会社 開発部門 シニアエキスパート

藤貫 哲朗

藤貫 哲朗

株式会社SUBARU 取締役専務執行役員 CTO

武内 裕嗣

武内 裕嗣

株式会社デンソー CDO/IT デジタル本部長/
研究開発センター長/社会イノベーション事業推進統括部担当

石島 崇弘

石島 崇弘

トヨタ自動車株式会社 クルマ開発センター センター長

藤本 直也

日産自動車株式会社 執行職/
カスタマーパフォーマンス&車両性能技術開発本部

水山 正重

水山 正重

パナソニックオートモーティブシステムズ株式会社 代表取締役/副社長執行役/CTO/
チーフ・インフォメーション・セキュリティ・オフィサー(CISO)/知的財産担当

林 賢一郎

林 賢一郎

本田技研工業株式会社 四輪開発本部 開発改革統括部 統括部長

人見 光夫

人見 光夫

マツダ株式会社 シニアフェロー イノベーション

タイムテーブル

※プログラムは予告なく変更となる場合がありますので、ご了承ください。

10:0010:05(5分)

OP1

オープニングリマークス

開会のご挨拶

武内 裕嗣 氏

一般社団法人 MBD推進センター

理事

株式会社デンソー

CDO(Chief Digital Officer)
IT デジタル本部長、研究開発センター長、社会イノベーション事業推進統括部担当

武内 裕嗣

10:0510:45(40分)

K1

基調講演

SDV×MBD

水山 正重 氏

一般社団法人 MBD推進センター

理事

パナソニック オートモーティブシステムズ 株式会社

代表取締役 副社長執行役員 CTO(チーフ・テクノロジー・オフィサー)、
CISO(チ ーフ・インフォメーション・セキュリティ・オフィサ ー)、知的財産担当

水山 正重

プロフィール

プロフィール

略歴

パナソニック オートモーティブシステムズ(株)の代表取締役 副社長執行役員
CTOおよびCISOを務め、知的財産分野も担当。
1988年に松下電器産業(株)に入社し、オペレーティングシステム(OS)技術開発や携帯電話・スマートフォンの商品・要素技術開発などを幅広く経験。
その後、オートモーティブ事業部門でのインフォテインメント事業技術責任者や先行技術開発責任者を経て、現在の役職に至る。

講演概要

自動車業界では現在、さまざまな変化が起きており、それらはSDV化を目指す一
連の流れとして捉えることができる。パナソニック オートモーティブにおいても、SDV化を先導する取り組みを進めている。
そして、一般社団法人MBD推進センター(JAMBE)は、モデルを活用し、システム開発初期からのデジタルすり合わせを目指して活動している。この考え方はSDV開発にも有効である。
本講演では、SDVがもたらす価値や技術変革、そしてSDV時代に求められるソフトウェア開発の革新とMBD活用について紹介する。

10:4511:10(25分)

S1

特別講演

MBSEとMBDをつなぐツール間の情報連携環境

内藤 悠太 氏

株式会社IDAJ

MBDソリューション開発部

内藤 悠太

プロフィール

プロフィール

略歴

2021年に株式会社IDAJへ入社。xEVを対象としたシミュレーションのコンサルティング営業を経て、要素試験や3D CFD、1D CAE、最適化技術などを用いたMBDプロセスの設計に関わるプロジェクトに従事。あわせて現在は、SEやMBSEの考え方を取り入れつつ、プロセスの運用を視野にデジタルスレッドの必要性を伝える活動を開始。

講演概要

CASEトレンドや環境規制、国際規格準拠への対応要求が高まる中、設計開発の効率化手段としてMBSE/MBDに期待が寄せられている。一方で、組織や人・ツールで役割分担する場合に、担当者間でやり取りするモデルや情報が曖昧なまま、また出所不明なまま流通している等の課題が散見される。
本セッションでは、要求定義、テストケース、設計情報等のMBSEの設計全体情報と、MBDの定量的な検証情報とをつなぎ、ツールを跨いでも必要な情報を追跡可能な状態にする開発環境を提案する。

11:3011:55(25分)

A1

主催講演

エネマネ提案モデル活動のご紹介

講演概要

もっといいクルマ開発のため、複数社間で共通して利用可能なエネルギーマネジメント技術検討用のシミュレーションモデルを構築した。本モデルは、JAMBEのWebページから入手できるジェネリックモデルをベースに冷却・空調の機能を追加したもので、軽量・高速かつ改造が容易であり、開発上流での柔軟な検討を迅速に実施できる事を確認した。また、トヨタグループ内での本モデルの運用体制案を立案し、運用試行を実施中である。

興梠 洋一 氏

株式会社デンソー

基幹システム推進部

担当係長

興梠 洋一

プロフィール

プロフィール

略歴

2014年名古屋大学大学院にて修士課程修了。同年、株式会社デンソーに入社。シミュレーション技術の活用による自社製品のQCD向上、およびトヨタグループ連携強化活動に従事。

近藤 益生 氏

株式会社アイシン

解析技術部

主任

近藤 益生

プロフィール

プロフィール

略歴

株式会社アイシンで20年以上CAEによる自社製品の技術開発を担当。近年は車両システムのMBDおよびトヨタグループ連携強化活動に従事。

伊藤 貴章 氏

トヨタ自動車株式会社

車両デジタル開発部

主任

伊藤 貴章

プロフィール

プロフィール

略歴

完成車メーカーでの勤務を経て、2020年トヨタ自動車株式会社に中途入社。シミュレーション実行環境の基盤整備業務に従事。2024年より本活動へ参画し、活動中。

12:0012:10(10分)

Aw1

イベント

JAMBE MBD活用実践事例大賞 表彰式

プレゼンター
人見 光夫 氏

一般社団法人 MBD推進センター

代表理事

マツダ株式会社

シニアフェロー イノベーション

人見 光夫

講演概要

JAMBEでは毎月、OEMやサプライヤー会員によるMBD活用実践事例報告会を開催しています。
MBD適用の成果だけでなく、技術・人材・ツール・組織面などの適用上の課題とその克服方法まで共有されるのが特徴です。報告後には双方向での活発な議論の時間も設けており、毎回400名・70社以上が参加する非常に人気の高い会となっています。
昨年度は16件の報告があり、その中から特に「MBDの効能理解が深まった」「自社の課題解決に役立った」と評価された2件について、表彰を行います。

13:0013:25(25分)

K2

基調講演

自動車業界における知能化領域の拡大に伴う政府の取組

染谷 智之 氏

経済産業省

製造産業局自動車課 モビリティDX室

課長補佐

染谷 智之

プロフィール

プロフィール

略歴

東京大学法学部卒業、2018年経済産業省入省。
5Gやデジタル庁創設、キャッシュレス推進、バイオ産業、中小企業支援等を担当し、25年1月より現職。SDV・自動運転・MaaS・データ連携を含めた自動車のDX領域における全体戦略・企画立案を担当するとともに、米国関税対応や自動車業界横断のイシューも担当。

講演概要

自動車産業ではソフトウェアの重要性が増大し、SDV化の進展や自動運転技術の実装、新たなモビリティサービスの展開など、大きな変革期を迎えている。企業の組織構造や業界の在り方、アナログ対応の是正など、業界全体での対応も求められている。経済産業省では、本年6月に政府戦略である「モビリティDX戦略」をアップデートし、特にSDVのグローバルシェア3割獲得を目標に掲げ取組を進めている。こうした自動車産業の現状を踏まえた政府の課題認識や取組・方向性について概説する。

13:2513:50(25分)

S2

特別講演

組織を超えた協調開発を促進するデジタルアセットの利活用

荒井 葉月 氏

株式会社ネクスティ エレクトロニクス

ソフトウェアバリューチェーンカンパニー XaaSユニット プロダクト事業部 プランニンググループ

荒井 葉月

プロフィール

プロフィール

略歴

CAEベンダーで15年以上の経験を持ち、設計効率化の自社ソリューション立ち上げ、自動車業界への展開を推進。ネクスティエレクトロニクスに入社してからは、デジタルアセット流通プラットフォーム「moderix」を活用したソリューションエンジニアリングを担当。

講演概要

効率的な製品開発が求められる昨今、部門・会社などの組織を超えた協調開発が必要とされ始めている。弊社のmoderixはそのようなニーズにお応えし、モデル流通、秘匿分散連成シミュレーションを支えるプラットフォームとしてJAMBEでの各種活動を支援している。本日はJAMBEでの活用事例を紹介する。

14:1514:40(25分)

A2

主催講演

これからの自動車開発の姿と中小企業へのMBD/CAE普及に向けた最新取組みのご紹介

青木 剛 氏

一般社団法人MBD推進センター

MBD普及推進委員会/SURIAWASE2.0 中小連携WG

リーダー

本田技研工業株式会社

四輪開発本部 開発改革統括部 開発プロセス改革部 開発プロセス課

エキスパートエンジニア

青木 剛

プロフィール

プロフィール

略歴

本田技研工業株式会社 四輪開発本部 開発改革統括部 開発プロセス改革部所属。
MBD推進センターでは、SURIAWASE2.0中小連携ワーキンググループリーダーとして、中小ものつくり企業様への製造系のモデルベース開発やCAEの普及に向けて、全国で講演や人材育成事業を推進している。

講演概要

現在、自動車業界はCN・CASE・SDV対応、新興OEMとの開発競争、トランプ関税対応などの課題に直面している。
これらを限られたリソースで対応するには開発効率化が課題であり、その一手法が構想・機能設計での1D モデルや部品・製造設計での3Dモデルを活用したモデルベース開発である。
JAMBEは製造設計段階の効率化を目的に、日本の中小ものつくり企業への製造CAE普及を取組んでおり、啓蒙講演会の開催、成功事例の紹介、デジタルものづくり塾の推進などを行っているので、本報告でご紹介をする。

14:4015:05(25分)

S3

特別講演

AIと物理ベースモデルで進化するMBSE:Digital Twinへの展望

相原 ロドリゴ 氏

Gamma Technologies社

Technical Business Development

Principal Engineer

相原 ロドリゴ

プロフィール

プロフィール

略歴

米国イリノイ工科大学機械工学科卒業(学士)。2010年にGamma Technologies社入社。GT-SUITEの開発と技術サポートに従事し、潤滑・油圧系、ポンプ・コンプレッサーなどの熱流体解析を担当。2024年よりSolutions Consulting部所属、GT-SUITE`が提供する統合システムシミュレーションの提案を行う。

講演概要

MBSEは、複雑化するシステム開発に対応する中核的手法として広まりつつあります。本講演では、MBSEをさらに進化させる要素として、高忠実度な物理ベースモデルと、AI/機械学習の活用に着目します。これらの技術を統合することで、シミュレーション精度の向上やモデルの自動化・最適化が可能となり、Digital Twinの実現に直結する新たなアプローチが見えてきます。こうした技術統合の実際と、それがもたらす設計・開発プロセスへの影響、将来的な展望について具体例を交えて解説します。

15:2515:50(25分)

A3

招待講演

NEDO GI基金事業での車両モデル構築に関するJARIとJAMBEの連携及びその成果について

高山 晋一 氏

一般財団法人 日本自動車研究所

自動走行研究部

主管

高山 晋一

プロフィール

プロフィール

略歴

2005年 財団法人日本自動車研究所に入所し、安全研究部衝突安全Grに所属。シミュレーションを用いた、歩行者×自動車、側面衝突時の乗員傷害に関する研究に従事。現在は自動走行研究部にてADASを含む自動運転に関する研究に従事しながら、NEDOグリーンイノベーション基金事業におけるJARI担当テーマのプロジェクトチーフを担当。

講演概要

「グリーンイノベーション基金事業/電動車等省エネのための車載コンピューティング・シミュレーション技術の開発/電動車両シミュレーション基盤の構築」において、車両開発の効率化のためにOEM、サプライヤーが共通で利用可能な電動・自動運転車のモデル化を進めている。車両挙動を評価するシナリオで実験とシミュレーションの比較検討を実施している。現在、JAMBEにも協力いただき、昨年度成果である車両モデルのJAMBE会員向けのトライアル評価を計画しており、今後のモデル構築の参考にする。

15:5016:15(25分)

A4

主催講演

JAMBEの活動成果と今後の展望

足立 智彦 氏

一般社団法人MBD推進センター

企画統括委員会

委員長

マツダ株式会社

R&D戦略企画本部 兼 MDI&IT本部

Supreme Principal Engineer(技監)

足立 智彦

プロフィール

プロフィール

略歴

1990年にマツダの技術研究所でキャリアをスタートし、マツダのMBD(Model-Based Development)戦略立案とその推進に取り組んできた。特に企画から生産までの一貫したプロセス構築に注力した。2021年に設立されたモデル流通によるSURIAWASE2.0を実現するJAMBE(Japan Automotive Model-Based Engineering center)において企画と国際連携をリードしている。

講演概要

モデル流通によるSURIAWASE2.0を実現を目指すJAMBE(Japan Automotive Model-Based Engineering center)は2021年僅か30社程度の任意団体として発足。その後2023年には一般社団法人化され、現在200社を超えるOEM,Tire1,2,ESP、ツール/ITベンダ、研究組合、地域振興団体といったSURIAWASE実現に必要な広い範囲の企業/団体が加盟している。主な成果物として、機能系モデルのインターフェースガイドラインやモデルを授受する際の手続きに関するガイドライン、それらを活用する上でバウンダリモデルとなる車の各機能をモデル化したモデル群がある。SURIAWASE2.0実現に向け、現在STEP2に入っている。そこでは、OEM/大手部品メーカーのみならず中小部品メーカーでのMBDの普及/流通が加速し効率化が実現され、アカデミアにもMBRが普及している状態を目指している。施策決定はジャーニーを設定してアンケートを行い、参加企業/団体がつまずくところをロードブロックとして特定し、それを乗り越える施策をローリングしている。これにより会員の満足度は向上し、産業界全体をドライブしている。今後は、より上流工程でのルール/ガイド策定、下流工程でのTier2,3のディジタル化が課題であり、経産省とも連携しながらこれら課題を解決し、日本のモノづくり企業の強靭化を支援していく。

16:3517:35(60分)

P1

パネルディスカッション

MBDからMBSEへの展望

パネリスト
石野 智子 氏

独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)

デジタルアーキテクチャ・デザインセンター(DADC)

特命担当部長(産業戦略)、技術士(経営工学部門)

石野 智子

プロフィール

プロフィール

略歴

株式会社日立製作所入社。国連/EDIFACT作業部会の日本代表を務めた経験を持つ。製造業の全社規模の業務改革を行いながら手法を確立し、業務改革コンサルティング組織を立ち上げる。ものづくりサービス事業を考案し、事業立ち上げの陣頭指揮を本部長職として執り、日立製作所の社長賞を受賞。2023年より、独立行政法人 情報処理推進機構の特命担当部長として、Society5.0を実現するためのビジネスアーキテクチャデザインに携わっている。

菅井 貴夫 氏

トヨタ自動車株式会社

車両デジタル開発部 XILS開発推進室

主査

菅井 貴夫

プロフィール

プロフィール

略歴

2000年入社、車両運動実験部署配属。若いうちにCAEを学ぶため2002年からNastranを用いた車体構造解析に取組み始め、12年間のうちに様々な車体Platform開発を経験。その後2014年からMBDの世界に足を踏み入れ、2015~19年にToyota Motor Europeで欧州MBD技術を学びながら実践展開。そこでMBSEの重要性に気づき、帰国後MBD/MBSEの車両開発実践に取組み中。

石橋 金徳 氏

イノベーティブ・デザインLLC

Founder

CEO

石橋 金徳

プロフィール

プロフィール

略歴

株式会社本田技術研究所にて量産二輪自動車エンジン開発、電気駆動パーソナルモビリティ技術の先行研究開発に従事。その後、東京大学工学系研究科航空宇宙工学専攻中須賀研究室において、50kg級超小型衛星システム開発のプロジェクトマネージャ兼システムズエンジニアを務めた。現在はイノベーティブ・デザインLLCの創業者/CEOとしてシステムズエンジニアリング、MBSEを応用したプロフェッショナルサービスを行う。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科にて特任助教も務めており、システムズエンジニアリング/MBSE科目などを担当。

末冨 隆雅 氏

一般社団法人 MBD推進センター/マツダ株式会社

統合制御システム開発本部

首席研究員

末冨 隆雅

プロフィール

プロフィール

略歴

1987年マツダ株式会社入社、技術研究所にてマン・マシン・システム、先進安全車(ASV/AHS)の研究、2003年技術研究所主幹研究員として、デジタルヒューマン、次世代電池等エネルギーシステムの研究統括、2012年電気駆動システム開発室にてデミオEVの量産開発、2015年以降は、統合制御システム開発本部で制御モデル開発基盤(システム/機能安全/サイバーセキュリティ/ソフトウェア開発)を担当。

モデレーター
白坂 成功 氏

「Model-Based Engineering Summit」プログラム委員長/
一般社団法人 MBD推進センター 顧問/
慶應義塾大学大学院

システムデザイン・マネジメント研究科

研究科委員長/教授

白坂 成功

プロフィール

プロフィール

略歴

東京大学大学院修士課程修了(航空宇宙工学)、慶應義塾大学大学院後期博士課程修了(システムエンジニアリング学)。大学院修士課程修了後、三菱電機にて15年間、宇宙開発に従事。HTV、準天頂衛星などの開発に参画。2010 年より慶應義塾大学大学院SDM研究科准教授。2017年より同教授。2023年10月〜同研究科 委員長に就任。大学では大規模複雑・高信頼性システム構築からイノベーション創出方法論にいたるまで、幅広い方法論構築の研究に取組む。内閣府宇宙政策委員会委員、経済産業省グリーンイノベーションプロジェクト部会WG3座長等、政府の各種委員を務める。

17:3517:40(5分)

CL1

クロージングリマークス

閉会のご挨拶

藤本 直也 氏

一般社団法人MBD推進センター

理事

日産自動車株式会社

執行職
カスタマーパフォーマンス&車両性能技術開発本部

藤本 直也

17:5019:15(85分)

MBD/CAE最新技術展示会

テーブル展示 9月11日(木) & オンライン 展示8月20日(水)~9月12日(金)

アンシス・ジャパン株式会社

設計プロセス効率化のため、シミュレーションに加え、AIの活用が広まっています。Ansys SimAIはクラウド上で物理シミュレーションと同等の予測を数分で実施可能にし、生産性と設計評価数を飛躍的に向上させます。また、Ansysのソフトウェアは、SysMLv2準拠のSAMとModelCenterを核にMBSE環境を構築します。要件・設計・検証を一貫したモデルで管理、品質向上と開発効率化を可能にします。CAEツール群と連携し、設計変更の影響解析やトレーサビリティを確保。システム全体の整合性を保ちながら、早期の意思決定を支援します。

展示品目/サービス
  • 技術開発を加速させるAnsys SimAI
  • AnsysによるMBSE環境の実現
企業情報
https://www.ansys.com/ja-jp

株式会社IDAJ(MBSE・MBD開発プロセス構築)

自動車分野でのデファクトスタンダードであるGT-SUITEをはじめとする世界的シェアの高い強力なシミュレーションツールを多数有し、国内随一の実績を誇るコンサルティングで培った技術力でMBDプロセス実現を支援。MBSE/MBDプロセス構築、各種モデル構築、3DCAE活用、AIによる縮退化,MIL/SIL/HIL等の検証環境構築支援までVプロセス全体の課題に幅広く対応します。
またMBD推進において発生する膨大なデジタルデータの管理問題をデータ処理技術を統合したPLM/SPDM環境の構築によって解決。将来を見据えた製品開発において付加価値を生むIDAJのデジタルエンジニアリング技術をご紹介します。

展示品目/サービス
  • MBD/MBSE 開発プロセスコンサル
  • プラント/制御モデル構築・連携サービス
  • ツールも技術支援も~3D/1D CAE~
  • PLM・SPDM~データ管理環境構築支援
企業情報
〒220-8137
横浜市西区みなとみらい2-2-1-1
横浜ランドマークタワー37F
営業本部 営業推進部
マーケティンググループ
045-683-1990
https://www.idaj.co.jp/

株式会社IDAJ(マルチフィジックス・システムシミュレーション)

Gamma Technologies社のGT-SUITEを核とした、0D/1D-3DマルチフィジックスシミュレーションとAI活用によるモデル自動化・最適化を統合し、MBSE/Digital Twin実現を支援するシステムシミュレーションプラットフォームをご紹介します。単一環境で熱・流体・構造・電気現象を高忠実度物理モデルで連成解析でき、制御設計やHIL/MIL/SIL環境ともシームレスに連携可能。電動化・エネルギーマネジメント・パワートレイン開発などの幅広い分野で開発効率化とシミュレーション精度向上を実現し、お客様のモデルベース開発を加速します。

展示品目/サービス
  • 0D/1D-3Dマルチフィジックス解析
  • 電動化システム開発支援
  • AI活用によるモデル自動化・最適化
  • MBSE統合・Digital Twin構築
企業情報
〒220-8137
横浜市西区みなとみらい2-2-1-1
横浜ランドマークタワー37F
営業本部 営業推進部
マーケティンググループ
045-683-1990
https://www.idaj.co.jp/

株式会社図研

複雑化・巨大化するシステムが増える中、設計プロセスの効率化や品質向上を実現する手法としてMBSEに注目が集まっています。図研は、MBSEのワークショップやアセスメント、PoC、生成AIの活用など、状況に合わせて教育・コンサル・ツール提供を行い様々な角度からお客様をサポートしています。
MBSEツール「GENESYS」の特徴は、SysMLに依存せずに製品の要求や機能、実現方法、その他検討に関連する情報などを構造的に整理できる点です。これにより要求との整合性チェックや設計の経緯確認、レビュー作業がスムーズになります。
実際の設計現場を知るエンジニアが伴走し、お客様の成功をサポートいたします。

展示品目/サービス
  • MBSEツール「GENESYS」
  • GENESYS活用例-仕様の検討経緯蓄積
  • GENESYS活用例-仕様の検討経緯蓄積
企業情報
神奈川県 横浜市 都筑区 荏田東 2-25-1
https://www.zuken.co.jp/

株式会社 東芝

東芝は、MBDにおける車両システム企画/開発時の課題に対応したソリューションを提案します。
従来、開発車両に最適かつ実現可能なモータの要求仕様を策定するには、モータ設計の専門知識を必要としていました。
東芝は、多数の製品ライフサイクルの経験によって培ったノウハウを活かし、複数定格(体格・特性)のモデルを纏めたパワートレイン向け『標準モータモデルパッケージ』を提案します。
このパッケージの活用により、システム企画フェーズにおいて、モータ開発者に対し短期間に的確な要求仕様を提示できるようになります。
開発の初期段階から精度の高い仕様策定が可能となり、開発効率と燃費/電費の向上に貢献します。

展示品目/サービス
  • パワートレイン向けモータモデルパッケージ
企業情報
神奈川県川崎市幸区堀川町72番地34
https://www.global.toshiba/jp/top.html

株式会社ネクスティ エレクトロニクス

ネクスティ エレクトロニクスは、豊田通商グループのエレクトロニクス商社として、車載分野ではトップクラスの規模を誇ります。自動運転などの最先端技術を、他の産業分野に積極的に展開することで、技術・商材を中心に、幅広い分野でお客さまや社会のニーズに応え、社会課題の解決に貢献しています。また、豊田通商グループのグローバルネットワークを活用し、地域や分野を超えた最適なソリューションを提供しています。
本展示では、デジタル空間での協調開発を促進するプラットフォーム『moderix』を展示しています。

展示品目/サービス
  • moderix
企業情報
https://www.nexty-ele.com/

パーソルクロステクノロジー株式会社

パーソルクロステクノロジーの強みは、多様な業界に対応できるエンジニアの技術課題解決力にあります。
研究開発・ものづくりの領域において、自動車・航空宇宙関連機器・家電・ロボットの設計・開発・実験におけるモデルベース開発(MBD)などを提供し、IT領域においては情報通信、IT/インターネット、EC分野を中心にシステム開発・インフラ設計・評価検証業務などを提供しています。
特にモデルベース開発(MBD)では、今後ますます重要となってくる自動車関連のモデルベース開発領域において、製品を熟知していて製品設計もできるMBD技術者が、お客さまのご要望に沿ったサービスを提供いたします。

展示品目/サービス
  • MBDの導入・環境構築・モデル化・検証
  • MBSEで次世代開発を総合サポート
  • バーチャル環境でのHILSエンジニア育成
  • 設計・開発・実験の請負・派遣サービス
企業情報
東京都新宿区西新宿2-1-1
新宿三井ビルディング51F
事業支援部 テクノロジー紹介G
03-6370-6840
https://persol-xtech.co.jp/

株式会社ライトウェル

本ブースでは、ものづくりの未来を形にする、Generative設計と最適化技術の最新動向をお届けします。
トポロジー最適化やラティス構造設計、流体流路の高度最適化を通じ、製品の競争力強化に直結するソリューションをご紹介。
開発現場の変革を目指す皆様に、具体的なイメージと気づきをお持ち帰りいただけます。
株式会社ライトウェルは、住友重機械グループの一員で、ITソリューションとサービスを提供する会社です。企業における開発、生産から販売、サービスのシステム構築で培った技術力と豊富なユーザ経験を背景に、最適な実践的ソリューションを提供します。

展示品目/サービス
  • 構造トポロジー最適化は次のフェーズへ!
  • ラティスで拓く、未来のものづくり
  • 配管・冷却路を“最適流路”へ進化させよう
企業情報
https://www.lightwell.co.jp/

Rescale Japan株式会社/株式会社電通総研

Rescaleは、クラウドHPC、AI、データ管理を統合したデジタルエンジニアリングプラットフォームを提供します。世界中の主要な解析ソフトと計算インフラをネットワーク化し、イノベーションと科学的発見を加速させ、モデリングとシミュレーションを加速させます。

電通総研は、「HUMANOLOGY for the future~人とテクノロジーで、その先をつくる。~」という企業ビジョンの下、「システムインテグレーション」「コンサルティング」「シンクタンク」という3つの機能の連携により、課題の提言からテクノロジーによる解決までの循環を生み出し、より良い社会への進化を支援・実装することを目指しています。

展示品目/サービス
  • Rescale Compute
  • Rescale Data
  • Rescale AI
  • セキュリティ&コンプライアンス管理
企業情報
■Rescale Japan
東京都千代田区大手町1丁目6番1号 大手町ビル6F Inspired Lab.
マーケティング
03-6427-2800
https://rescale.com/ja

■電通総研
東京都港区港南2-17-1
03-6713-6111
https://www.dentsusoken.com/

株式会社両毛システムズ

株式会社両毛システムズは、自動車業界で20年以上の実績を持つエンジニアリングサービスプロバイダーです。MBD(モデルベース開発)におけるシミュレーション技術をコア技術として、生成AIなどの最新技術も積極的に取り入れながら、自動車メーカーや部品サプライヤーの技術革新を支援しています。

ソフトウェア定義車両(SDV)時代の到来に向け、自動車の価値がハードウェアからソフトウェアへとシフトする中、開発効率と品質の両立が求められています。当社は長年培った専門知識と豊富なプロジェクト経験を活かし、お客様のSDV開発における課題解決に貢献します。

展示品目/サービス
  • SDV Total Solution
  • 生成AIによるソフトウェア開発効率化
  • 統合シミュレーション環境構築支援
  • Model Dr. MDiA
企業情報
https://www.ryomo.co.jp/MBD

一般社団法人 MBD推進センター(JAMBE)

JAMBE(ジャンビー)は、日本の自動車産業におけるモデルベース開発(MBD)の普及と高度化を目的に2023年に設立された一般社団法人です。
仮想空間上での「すり合わせ(Suriawase)」を通じて、OEMとサプライヤー間の開発連携を効率化し、品質向上と手戻りの削減を図ります。これにより、カーボンニュートラルやCASEなど、次世代技術への迅速な対応を可能とし、日本のものづくりの競争力強化に貢献します。こうした目的の実現に向けて、JAMBEはMBD人材育成、モデル流通のガイドライン整備、国際連携、共通課題の解決支援などを推進しています。

運営会員(50音順):アルプスアルパイン株式会社、株式会社アイシン、ジヤトコ株式会社、株式会社SUBARU、株式会社デンソー、トヨタ自動車株式会社、日産自動車株式会社、パナソニックオートモーティブシステムズ株式会社、本田技研工業株式会社、マツダ株式会社。
このほか、正会員、パートナー会員、一般会員、準会員、アカデミア会員、モデル流通連携団体、MBD普及連携団体など、多様な会員構成により運営されており、2025年6月末時点で合計201の企業・団体が参画しています。

企業情報
https://www.jambe.jp/