セキュリティのニューノーマル「ゼロトラスト」
その本質となすべきアクションを探る

マルチ/ハイブリッドクラウド利用の加速、データドリブン経営やテレワーク推進によるデータとユーザーの分散、組織より個人を狙うサイバー攻撃の蔓延……近年のIT環境のトレンドから、これまで企業情報セキュリティの拠り所にしてきた境界防御型モデルの限界が明らかになってきています。

そうした中、今後あらゆる組織で適用・移行がマストになると目されているのが「ゼロトラスト」。ユーザー、端末、ネットワーク、アプリケーション、データなど企業IT環境を形成する全リソースへの信用をゼロとしたうえで、通信・アクセスが正規であるかを各々のID権限に照らして逐一検証し可視化するモデルです。

ゼロトラストへの移行では、情報セキュリティにおける概念の転換を求められます。このモデルへの正しい理解と、それに基づいた適切な設計・計画なくしては、投資に見合う成果は得られないでしょう。着手にあたって明確にしておく項目として以下が挙げられます。

  • ゼロトラストの正しい捉え方は? よくある誤解は?
  • どの技術を基盤にしてネットワークとセキュリティを設計し直すのか?
  • 構築のステップは? 既存のソリューションとの併用はありえるのか?
  • ユーザーの業務環境、クラウド移行やデータドリブンなどのIT施策への影響は?
  • 求められる重要なネットワーク/セキュリティ担当者のスキルセットは?

そこで今回、 企業のITリーダーやセキュリティやネットワークの設計・運用管理に携わる担当者の皆様に向けて、ゼロトラストの本質ともたらす価値、主要なテクノロジー・製品・ソリューションの特徴と実力を詳らかにすべく、ライブウェビナー「IT Leaders Tech Strategy LIVE─ゼロトラストへのシフトを急げ!」を開催いたします。適用・移行の基本方針とロードマップ策定から、製品選定のポイント、先行事例/ユースケースまで、エキスパートの解説を通じて、ゼロトラストの本質となすべきアクションに詳らかにする本ウェビナーに是非ご参加ください。

株式会社インプレス IT Leaders編集部/編集長 河原 潤

開催概要

イベント名

企業ネットワーク/セキュリティの新原則
「ゼロトラスト」へのシフトを急げ!

IT Leaders Tech Strategy LIVE

日時

ライブ配信 2021年7月28日(水) 13:00~18:20
オンデマンド配信 2021年8月4日(水)~8月25日(水)

[Googleカレンダーに登録する]

開催形式

ライブ配信+オンデマンド配信ウェビナー

※Zoomウェビナーによる配信を行います

主催

株式会社インプレス IT Leaders
株式会社インプレス

参加対象

  1. 情報セキュリティの強化に取り組むユーザー企業
    (CISO、CIO 、 IT 部門長、 IT インフラ セキュリティ ネットワーク担当者、経営層、事業部門など)
  2. ユーザー企業の導入運用を支援するSIer、コンサルティングファーム

※応募多数で定員を超える場合、抽選によるご案内となります。
誠に勝手ながら、上記参加対象以外のお客様、当社およびスポンサー各社との競合関係にあるお客様、会社名のない個人でお申し込みのお客様におかれては、業種・職種などを含めた当社の判断により、参加ご希望に沿えない場合がございます。予めご了承ください。

定員

120名

受講料

無料(事前登録制 登録フォームはこちら

お問い合わせ先

IT Leaders Tech Strategy LIVE 運営事務局
E-mail:itl-tech@event-entry.net
受付時間:10:00~18:00(土・日・祝日を除く)

タイムテーブル

※プログラムは予告なく変更となる場合がありますので、ご了承ください。

13:0013:40(40分)

K-1

基調講演

「デジタルの歩き方 ─パスポートはゼロトラスト─」
DX推進の起点・基盤としてのゼロトラストの捉え方と必要なアクション

西本 逸郎

株式会社ラック

代表取締役社長

西本 逸郎

講演概要

世界、社会、そしてすべての企業がクラウド/デジタルに向かう中、サイバー攻撃/犯罪の脅威は増大する一方です。セキュリティ/マルウェア対策や境界防御を中心とした従来の対策ではもはや対処不能になりつつあります。
ゼロトラストモデルは、デジタル時代のセキュリティの新たな標準であるだけでなく、企業・組織がデジタルトランスフォーメーションを推進するにあたっての基盤として位置づけられます。ゆえに、経営層のコミットの下、全社で取り組む必要があります。基調講演では、企業情報セキュリティの研究と対策に長年携わるラック 代表取締役の西本逸郎氏が登壇。ゼロトラストの本質を紐解き、ITリーダー、デジタルリーダーがなすべき実践を解説します。

講師プロフィール
講師プロフィール

K-1 基調講演「デジタルの歩き方 ─パスポートはゼロトラスト─」
DX推進の起点・基盤としてのゼロトラストの捉え方と必要なアクション

西本 逸郎
西本 逸郎

株式会社ラック
代表取締役社長

1958年、福岡県北九州市生まれ。熊本大学工学部土木工学科中退。1986年、株式会社ラック入社。通信系ソフトウェアやミドルウェアの開発に従事した後、1993年、シーメンスニクスドルフとの提携に際して、オープンPOSのWindowsPOSを世界に先駆けて開発。2000年よりセキュリティ事業に身を転じ、国内最大級のセキュリティ監視センター(現JSOC)の構築・立ち上げを主導。以降、企業経営を支える情報セキュリティの研究・実践に取り組み続ける。著書に『ビジネスパーソンのためのセキュリティ対策』(共著、税務経理協会)、『国・企業・メディアが決して語らないサイバー戦争の真実』(共著、中経出版)。官公庁、大学、企業、コンファレンス/セミナーなどでの講演、新聞・雑誌などへの寄稿多数。

13:5014:20(30分)

S-1

セッション1

ハイブリッド・ゼロトラストから始めよう ~既存環境とゼロトラストを共存させ、次のステップへ~

浅子 良太 氏

株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)

サービスプロダクト推進本部 営業推進部

DWPソリューション課 課長代行

浅子 良太

講演概要

ゼロトラストというと従来の境界型防御やVPNが悪のように捉えられがちですが、多くの企業にとってそれらを完全に捨て去ることは困難です。何を守るべきアプローチなのかを見極め、現実的な目線で徐々にゼロトラストの考え方を取り入れていくことが重要となります。ゼロトラストのコンセプトをどう理解し、どのようなステップで理想的な形にシフトしていくべきか、IIJのアプローチをご紹介します。

14:3015:00(30分)

S-2

セッション2

最新の攻撃からデータ侵害を防ぐ
平時に備えるべきサイバーセキュリティ対策と運用とは

菊川 悠一 氏

サイバーリーズン・ジャパン株式会社

マーケティング本部 プロダクトマーケティングマネージャー

菊川 悠一

講演概要

有事に備えたサイバー脅威対策と体制作りは多くの組織において悩ましい課題ですが、被害を最小限に抑えるためには平時の備えが重要です。ゼロトラストの第一歩としてエンドポイントセキュリティから始めることにより効果的に情報資産を保護することができます。この講演は最新の攻撃事例から浮かび上がる課題をもとに、万が一に備えるべきサイバー脅威対策と専門家の知見を活用した運用の勘所についてご紹介します。

15:1015:50(40分)

K-2

ユーザー講演

従来の常識を廃して臨んだ、デジタル時代のセキュリティ
―ゼロトラスト移行でauカブコム証券が実践したこと

石川 陽一

auカブコム証券株式会社

システム統括役員補佐

石川 陽一

講演概要

サイバー攻撃・犯罪リスクが一層増大し、また、テレワークの常態化をはじめ企業システムのクラウドシフトが加速する中、従来の境界防御モデルの限界が明らかになっています。国内の先進ユーザーは、どのようなビジョンを持ってゼロトラストへの移行を敢行したのでしょうか。本セッションには、auカブコム証券 システム統括役員補佐の石川陽一氏が登壇。デジタルトランスフォーメーションを推進し、コロナ禍に対応する過程で臨んだゼロトラスト環境構築プロジェクトの実際を紹介します。

講師プロフィール
講師プロフィール
石川 陽一
石川 陽一

auカブコム証券株式会社
システム統括役員補佐

日立製作所子会社SEを経て、1999年にカブドットコム証券(現auカブコム証券)の立ち上げに参画、日本初のフルWindows等オープン系金融機関のITを担当。2004年 執行役(2012年まで)、2013年 システム監査・内部監査統括、2017年 サイバー等情報セキュリティ統括、2020年 システム統括役員補佐(現職)。デジタルトランスフォーメーション、ゼロトラストセキュリティなどの取り組みを主導している。

16:0016:30(30分)

S-3

セッション3

失敗しないゼロトラストとその屋台骨を担うSplunk

矢崎 誠二

Splunk Services Japan合同会社

スペシャライゼーション・グループ

セキュリティ・スペシャリスト

矢崎 誠二

講演概要

概念としてのゼロトラスト・アーキテクチャは様々な理解と独自の展開が始まりつつあります。今まで展開・実装されてきた認証基盤の強化をベースに、クラウド、リモートワークに如何に迅速に対応するかが重要と言えます。
私達Splunkは各種セキュリティ問題を一網打尽に集約することにするこが、ゼロトラストの大きな価値であると考えており、今回は特にその屋台骨を支えるSplunkの基盤としての役割についてご紹介いたします。

16:4017:10(30分)

S-4

セッション4

Prisma Cloud
パブリッククラウドセキュリティの必要性について

パロアルトネットワークス株式会社

Prisma Cloud営業本部 本部長

横山 耕典

講演概要

政府によるデジタル庁創設の動き等、日本においても今後ますますクラウドシフトの加速が予想されます。
本セッションでは、パブリッククラウドを安全かつ効率的に活用するために必要不可欠なクラウドセキュリティについて、パロアルトネットワークスが提供するクラウドセキュリティソリューション”Prisma Cloud"の機能とともに事例を交えてご紹介します。

17:2018:20(60分)

K-3

パネルディスカッション

ゼロトラストの導入・移行を実際どう進めるか?――課題整理と有効なアクション

講演概要

ゼロトラストモデルの重要性を理解した後、自社環境への導入・移行にあたっては、どのようなことに留意しながらプロジェクトを進める必要があるのでしょうか。本セッションでは、ここまでのセッションで紹介された内容を踏まえつつ、ユーザーの実践にフォーカスしたパネルディスカッションを行います。特に、導入・移行時の障壁や陥りがちな点などの課題整理に重点を置きながら有効なアクションを探ります。

パネリスト
石川 陽一

auカブコム証券株式会社

システム統括役員補佐

石川 陽一

喜多羅 滋夫

喜多羅株式会社 Chief Evangelist

元 日清食品ホールディングス株式会社 執行役員 CIO グループ情報責任者

喜多羅 滋夫

講師プロフィール
講師プロフィール
喜多羅 滋夫
喜多羅 滋夫

喜多羅株式会社 Chief Evangelist
元 日清食品ホールディングス株式会社 執行役員 CIO グループ情報責任者

P&G、フィリップモリス ジャパンなど外資系企業のIT部門で情報システムの企画・開発・運用に携わる。2013年4月に日清食品ホールディングスに入社し初代CIOに就任。グローバル化と標準化を軸にグループ全社のIT戦略・施策を推進する。2021年4月に独立、喜多羅株式会社 Chief Evangelistとして、IT活用/業務改革に取り組む企業の支援を行う。同年6月、株式会社ラック 執行役員 IT戦略・社内DX領域担当CIOに就任(兼務)。

西本 逸郎

株式会社ラック

代表取締役社長

西本 逸郎

講師プロフィール
講師プロフィール
西本 逸郎
西本 逸郎

株式会社ラック
代表取締役社長

1958年、福岡県北九州市生まれ。熊本大学工学部土木工学科中退。1986年、株式会社ラック入社。通信系ソフトウェアやミドルウェアの開発に従事した後、1993年、シーメンスニクスドルフとの提携に際して、オープンPOSのWindowsPOSを世界に先駆けて開発。2000年よりセキュリティ事業に身を転じ、国内最大級のセキュリティ監視センター(現JSOC)の構築・立ち上げを主導。以降、企業経営を支える情報セキュリティの研究・実践に取り組み続ける。著書に『ビジネスパーソンのためのセキュリティ対策』(共著、税務経理協会)、『国・企業・メディアが決して語らないサイバー戦争の真実』(共著、中経出版)。官公庁、大学、企業、コンファレンス/セミナーなどでの講演、新聞・雑誌などへの寄稿多数。

モデレーター
河原 潤

株式会社インプレス

IT Leaders 編集部/編集長

河原 潤