システム内製化でデジタル変革――
ローコードで再びシステム構築を自らの手に取り戻す

ニューノーマルが企業に突きつける最たる課題は、「2025年の崖」を間近に待ったなしとなったデジタルトランスフォーメーション(DX)。コロナ禍で生まれる新たなビジネス需要や、変容する顧客の購買行動をいかに俊敏に捉えてアクションを起こせるか──。DXに資する業務システム/アプリケーションをすばやく構築するために、開発体制・手法の転換が急務になっています。

この課題に早くから着目した企業からは、システム開発現場における「内製化」への回帰の傾向が見てとれます。テレワーク、オンライン商談、電子決裁・契約と、組織のワークプレイスとワークフローのデジタル化が加速する中、システム開発においてもベンダーに委託・丸投げの体制を見直し、ニューノーマル時代にふさわしい内製開発のアプローチを模索するユーザーが急速に増えているのです。

そして、DXが求めるスピードとニューノーマルへの適応を目指し、内製化に着手した企業がこぞって採用するアプローチが、進境著しい「ローコード開発ツール/プラットフォーム」です。

  • 直感的なUIで、プログラミングスキルがなくても短期間で容易に開発できる
  • SoE/モード2のシステムが求める迅速かつ継続的な開発・デプロイに対応できる
  • チームが出社せずとも、在宅から開発に参加できる
  • 開発のみならず、運用保守やその先のデータ活用までカバー=プラットフォーム

ニーズの高まりを受けて、上記の要件を満たすツール/プラットフォームがこの数年で出揃い、今、ユーザーにとっての選択肢は充実しています。そこで今回、IT部門および事業部門でDXを推進する立場の皆様に向けて、ローコードが企業にもたらす価値や、主要ツール/プラットフォームそれぞれの特徴と実力を詳らかにすべく、ライブウェビナー「IT Leaders Tech Strategy LIVE─ローコードプラットフォーム」の実力と最適解を探る」を開催いたします。

システム内製化の基本方針から、ツール選定のポイント、先行事例/ユースケースまで、エキスパートの解説を通じて、ローコードの世界を“深掘り”で考察する本ウェビナーに是非ご参加ください。

株式会社インプレス IT Leaders編集部/編集長 河原 潤

開催概要

イベント名

ニューノーマル時代の迅速開発アプローチ
「ローコードプラットフォーム」の実力と最適解を探る

IT Leaders Tech Strategy LIVE

日時

2021年2月25日(木) 13:00~17:30

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開催形式

ライブ配信ウェビナー

※Zoomウェビナーによる配信を行います

主催

株式会社インプレス IT Leaders
株式会社インプレス

参加対象

  1. ユーザー企業 経営層、IT部門(開発&運用)、事業部門
  2. ユーザー企業の導入運用を支援するSIer、コンサルティングファーム

※応募多数で定員を超える場合、抽選によるご案内となります。
誠に勝手ながら、上記参加対象以外のお客様、当社およびスポンサー各社との競合関係にあるお客様、会社名のない個人でお申し込みのお客様におかれては、業種・職種などを含めた当社の判断により、参加ご希望に沿えない場合がございます。予めご了承ください。

定員

100名

受講料

無料(事前登録制 登録フォームはこちら

お問い合わせ先

IT Leaders Tech Strategy LIVE 運営事務局
E-mail:itl-tech@event-entry.net
受付時間:10:00~18:00(土・日・祝日を除く)

タイムテーブル

※プログラムは予告なく変更となる場合がありますので、ご了承ください。

13:0013:40(40分)

K-1

基調講演

ニューノーマルの企業経営におけるローコード開発プラットフォームの価値

舘野 真人

株式会社アイ・ティ・アール

シニア・アナリスト

舘野 真人

講演概要

新型コロナウイルス感染症(COVID−19)の世界的な感染拡大は、企業に対してデジタルを前提としたビジネス環境への対応を迫るとともに、システム開発に対する考え方にも変化を及ぼしています。本講演では、企業が自ら主導してシステムを開発する「内製化」を実現する有力な手段である「ローコード開発プラットフォーム」に焦点を当てて、その特徴や経営にもたらす効果、導入・活用のポイントについて解説します。また、すでに実用化を進めている先行企業に対する調査結果を基に、先行企業の適用分野や組織体制に関する実態も紹介します。

講師プロフィール
講師プロフィール

K-1 基調講演「ニューノーマルの企業経営におけるローコード開発プラットフォームの価値」

舘野 真人
舘野 真人

株式会社アイ・ティ・アール
シニア・アナリスト

IDGジャパンにおいて「月刊CIO Magazine」の編集に携わり、企業のCIO・情報システム部門長を相手に、経営/IT戦略立案、システム導入プロジェクトにかかわる取材・執筆を精力的に手がけ、2004~2008年には同誌編集長を務めた。2009年1月にITR入社。2017年3月より現職。現在は、IT投資戦略、働き方改革、ソーシャルメディア、スマートデバイスなどの分野を担当し、ユーザー企業のIT戦略策定や製品選定などの支援に取り組んでいる。また、ユーザー企業を対象とした各種調査も手がけている。

13:4514:15(30分)

S-1

セッション1

ローコードプラットフォーム「kintone」による内製化で業務改革を実現! 〜IT部門の戦略から事例まで徹底解説〜

木地谷 健介 氏

サイボウズ株式会社

営業戦略部 副部長

木地谷 健介

講演概要

ビジネス環境の急激な変化に対応するため、新たなテクノロジーの活用が期待される一方、 IT部門は既存システムの運用・保守にリソースを割かれ、余裕がないといった現状もみられます。こうした大きな期待とリソース不足に直面しているIT部門が、ビジネスに貢献していくために、今後どうあるべきなのか。IT部門と業務部門の目指すべき姿と、実際にkintoneを利用して業務改革を行った事例を紹介します。

14:2514:55(30分)

S-2

セッション2

~ビジネス部門が主体となれるシステム開発でDXを実現~
利用者自ら作りたくなるシステム開発

宮崎 陽子 氏

キヤノンITソリューションズ株式会社

ソリューション推進部 担当課長

宮崎 陽子

講演概要

DX推進も加速する昨今、それに対応したシステムのスピーディな開発が求められています。
SPAやマテリアルデザイン、レスポンシブデザインに対応した操作性・表現力の高い本格的な業務Webシステムを、システムの利用者が自らアイディアから形にする「画面ファースト開発」が実現できる国内シェアNo.1ローコード開発プラットフォームの活用法をご紹介します。

15:0515:35(30分)

K-2

ユーザー講演1

ノーコード開発環境で「事業部門が自ら創るシステム」へ
――日清食品グループの内製化プロジェクトの特徴とIT部門の役割

講演概要

経営理念の「EARTH FOOD CREATOR」に基づいてデジタルトランスフォーメーションを推進する日清食品グループ。時流をとらえたスピード経営や業務生産性向上を目的に、2020年4月より内製プロジェクトが始動し、紙ベースの決裁・申請承認や工場内の業務報告書の回覧など広範な業務をデジタル化しています。本セッションでは、取り組みの背景から、事業部門自らがシステム構築に携わるノーコード開発環境の特徴、事業部門の活用を支えるIT部門の役割などについて紹介します。

成田 敏博 氏

日清食品ホールディングス株式会社

情報企画部 次長

成田 敏博

植松 麻子 氏

日清食品ホールディングス株式会社

情報企画部 ガバナンスチームリーダー

植松 麻子

15:4516:15(30分)

S-3

セッション3

DX推進と業務改善を加速させる内製化とノーコード開発
~シームレスなデータ活用のカギを握るデータ連携~

東出 武也 氏

アステリア株式会社

エンタープライズ本部 マーケティング部 部長

東出 武也

講演概要

DX推進とそれに伴う業務改善が避けられない中、ポイントとなるのは"内製化"と内製化を強力に支援する"ノーコード開発"です。また、DXを推進する上でデータ活用を行うためには、シームレスなデータ連携が重要となります。
本セッションでは、国内シェアNo.1のデータ連携ツール「ASTERIA Warp」を活用して、DXに欠かせないシステム間連携と業務改善をノーコードで実現する手法を事例を交えてご紹介します。

16:2516:55(30分)

S-4

セッション4

『顧客接点としてのローコード』

岩永 宙 氏

株式会社セールスフォース・ドットコム

マーケティング本部 プロダクトマーケティングマネージャー

岩永 宙

講演概要

コロナ禍において、社内業務プロセス・顧客接点のかつてない迅速な変化に柔軟に対応する必要性が求められ、一躍注目を集めた「ノーコード・ローコード」。Salesforceは2008年のDreamforceにForce.comを発表して以来、この分野をリードしてきました。AI・最高レベルの堅牢なセキュリティが組み込まれたプラットフォームで、必要なアプリをあらゆるビジネスパーソンがノーコード・ローコードで開発できる仕組みをデモ・事例を交えてご紹介します。

17:0517:35(30分)

K-3

ユーザー講演2

工場の改善活動を支えるシステムを「現場視点」で自社開発
――ローコードを選んだウシオ電機の戦略と実践

講演概要

ランプやレーザーなどの産業用光源をはじめ、世界トップシェアの光製品を多数提供しているウシオ電機。同社は、製品品質や生産性の向上を図る取り組みの中で、データ収集・管理プラットフォーム「EagleEye」を自社開発。工場の改善活動を支える同システムを、工場作業者による「現場視点」を開発し、すでにさまざまな成果を実現しています。本セッションでは、根底にあるデジタルトランスフォーメーション(DX)推進から、システム/アプリケーションの開発運用方針やプロジェクトの進め方、EagleEyeの特徴と成果、今後の展開まで、本領域におけるウシオ電機の戦略とアクションを紹介します。

須山 正隆 氏

ウシオ電機株式会社

IT戦略部門 部門長

須山 正隆