DXジャーニーはプロセスの洗練から
─ 最新手法を手にして、刷新のアクションに動く!

 企業におけるあらゆる活動の集合体にして、業務遂行のあるべき順序、筋道を定めたものである「ビジネスプロセス」。それは企業経営の源であるにもかかわらず、見直しや刷新を半ば放置している企業が少なくありません。現在のビジネスや業務の実態とはかけ離れたビジネスプロセスが残り、それがボトルネックとなって社内の業務効率を停滞させ、サプライチェーンの遅延までにも及ぶ ── 命題のデジタルトランスフォーメーション( DX )を進めようにも、旧態依然としたビジネスプロセスが文字どおりの足かせになっているわけです。

 そんな状況に陥った主要因に、ビジネスプロセスに対する取り組みが、クラウドやデジタル以前の情報システムのセオリーや手法に基づいていることが考えられます。従来のやり方では、今日求められる事業スピードや業務環境に呼応し同期するビジネスプロセスの実現は困難であり、手法やアプローチ自体のアップデートが不可欠と言えます。検討に際しての主な観点として以下が挙げられます。

  • ビジネスプロセス刷新の目的と方針
  • 最新手法・アプローチの分類、主要な関連技術とそれらとの連携
  • IT 部門に必要なスキルとベンダー選定 パートナーシップ
  • 刷新プロジェクトの体制、全体ロードマップと各ステップ

 今回の「IT Leaders Tech Strategy LIVE」では、改めて、ビジネスプロセスの刷新と洗練をテーマに取り上げます。取り組みの方針と設計、従来手法の課題をクリアし今日の要件を満たす最新の手法を取り入れることで、自社の業務活動全体を顕わにし、業務実態に合わせて改善できる、俊敏・動的なビジネスプロセスを実現する──そのために IT 部門がなすべきことを、この分野の最前線に立つエキスパートの解説や先行事例を通じて考察します。戦略となすべきアクションを詳らかにする本ウェビナーに是非、ご参加ください。

株式会社インプレス IT Leaders編集部/編集長
河原 潤

開催概要

イベント名

IT Leaders Tech Strategy LIVE

DXジャーニーの前提[ビジネスプロセス刷新]
その最新手法と先行事例

日時

2022年11月25日(金) 13:00~17:20

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開催形式

ライブ配信ウェビナー

※Zoomウェビナーによる配信を行います。

主催

株式会社インプレス IT Leaders
株式会社インプレス

参加対象

  1. ビジネスプロセスの刷新・強化に取り組むユーザー企業
    (CIO、CDO、IT部門長、IT部門スタッフ、経営層・経営企画、事業部門責任者)
  2. ユーザー企業のビジネスプロセス設計・導入・運用を支援するSIer、コンサルティングファーム

※応募多数で定員を超える場合、抽選によるご案内となります。
誠に勝手ながら、上記参加対象以外のお客様、当社およびスポンサー各社との競合関係にあるお客様、会社名のない個人でお申し込みのお客様におかれては、業種・職種などを含めた当社の判断により、参加ご希望に沿えない場合がございます。あらかじめご了承ください。

定員

120名

受講料

無料(事前登録制)

お問い合わせ先

IT Leaders Tech Strategy LIVE 運営事務局
E-mail:itl-tech@event-entry.net
受付時間:10:00~18:00(土・日・祝日を除く)

タイムテーブル

※プログラムは予告なく変更となる場合がありますので、ご了承ください。

13:0013:40(40分)

K-1

基調講演

「正確性と迅速性」から「共感性と柔軟性」へ
―ビジネスプロセスマネジメントの本質と進化

山本 政樹

株式会社エル・ティー・エス

執行役員

山本 政樹

講演概要

経営環境が大きく変化する中で、改めてビジネスプロセスマネジメント(BPM)が注目されています。かつて、BPMの主な役割は現場の業務品質を改善し、コストを削減することでした。このときの基本的な価値観は「正確性と迅速性」の獲得です。
今、BPMはこれらに加えて「共感性と柔軟性」という新たな価値観が加わり、その世界を大きく拡げています。そこにはビジネスプロセスが「製品を届ける」だけでなく、「顧客の体験をプロデュースする」役割を担うようになったこと、そしてBPMが「決められたことを正しく実行する」ために必要なだけでなく、「企業が変化に柔軟に適応する」ためにも必要になったことがあります。本講演ではBPMの基本をおさらいした上で、現在の経営環境の変化を踏まえて、ビジネスプロセスの本質と進化を考察します。

講師プロフィール
講師プロフィール

「「正確性と迅速性」から「共感性と柔軟性」へ
―ビジネスプロセスマネジメントの本質と進化」

山本 政樹
山本 政樹

株式会社アイ・ティ・アール
執行役員

立命館大学政策科学部卒業後、アクセンチュアを経てエル・ティー・エスに入社。システム開発案件における企画・要件定義、業務の集約・統合、業務改善活動の立ち上げ支援など、ビジネスプロセス変革プロジェクトを中心に手がけ、現在はビジネスプロセスマネジメント及びビジネスアナリシスの手法や人材育成に関する啓発を中心に活動している。ビジネス・ブレークスルーチャンネル ビジネスプロセスマネジメント 講師、公益社団法人企業情報化協会 BPM研修 講師、著書に『サービスサイエンスによる顧客共創型ITビジネス』(共著)、『Process Visionary』(共著)、『ビジネスプロセスの教科書』、『Business Agility』。2022年11月18日に『ビジネスプロセスの教科書 第2版』を上梓予定。

13:5014:20(30分)

S-1

セッション1

“ローコード開発×業務プロセス改善” で、DX実現に向けたベストプラクティス

大西 直樹 氏

株式会社NTTデータ イントラマート

セールス&マーケティング本部

本部長

大西 直樹

講演概要

DXを重要な経営課題として位置付けながらも、想定していた効果を得られず頓挫してしまったという企業も多いのではないでしょうか。 潜在的な課題を探知し、最適な業務プロセスを設計していく業務の要件定義は、DX成功に欠かせないステップであり、さらに、ローコード、業務プロセス管理、プロセスマイニングの手法を活用したクイックな改善サイクルの確立こそ、企業の競争力を左右すると考えています。本セッションを通じて、内製でのDXの進め方、業務改善サイクルのイメージをご紹介します。

14:3015:00(30分)

S-2

セッション2

「ビジネスプロセス刷新」の効果を最大化する手段と準備
~継続的なビジネスプロセス変革を推進するSAP Signavio ソリューション~

森中 美弥 氏

SAPジャパン株式会社

ソリューション事業推進部

シニアビジネスデベロップメント

森中 美弥

講演概要

ビジネスプロセスを刷新するには、刷新施策の費用対効果を事前にシュミレーションして最適なプロセスを選択する手段と、刷新後も効果を継続的にモニタリングできる環境準備が重要な事に異論はないはずです。SAP Signavioソリューションは、オールインワンプラットホームで、エンドツーエンドの業務プロセスの整理・見える化から、分析、改善、展開、モニタリングのビジネスプロセス管理サイクルを実現します。今回のセッションでは、当ソリューションが継続的なビジネスプロセス刷新をいかに実現し・効果を生むのかをデモを交えながらご紹介します。

15:1015:50(40分)

K-2

ユーザー講演

トラスコ中山の独創経営を駆動するビジネスプロセス、戦略と実践

数見 篤

トラスコ中山株式会社

取締役 経営管理本部 本部長 兼 デジタル戦略本部 本部長

数見 篤

講演概要

1959年創業、日本のモノづくり現場で必要とされる、工具、作業用品、消耗品、機器類などといったプロツール(工場用副資材)を取扱うトラスコ中山。ドライバー1本から必要なモノを、必要な時に、必要なだけ顧客に届ける“究極の問屋”を掲げた独創経営で知られる大手卸売会社です。顧客やニーズに根ざした数々の施策の根底に、広範な事業とサプライチェーンを駆動するビジネスプロセスがあり、デジタルトランスフォーメーションの推進と共に、最適化と洗練に取り組み続けています。本講演では、同社のデジタルリーダーである取締役 経営管理本部 本部長 兼 デジタル戦略本部 本部長の数見篤氏が登壇。DX/データドリブン経営に資する主な施策と、それらを駆動するビジネスプロセスへの取り組みについて紹介します。

講師プロフィール
講師プロフィール

K-2 ユーザー講演「トラスコ中山の独創経営を駆動するビジネスプロセス、戦略と実践」

数見 篤
数見 篤

トラスコ中山株式会社
取締役 経営管理本部 本部長 兼 デジタル戦略本部 本部長

1993年トラスコ中山株式会社入社。約13年、営業畑を一貫して歩み、2006年大阪支店 支店長に就く。2010年にカタログ・メディア課 課長、2014年にeビジネス営業部 部長などを経て、2017年から執行役員 情報システム部 部長として、システム部門を率いる。2021年には取締役 経営管理本部 本部長 兼 デジタル戦略本部 本部長に就任

16:0016:30(30分)

S-3

セッション3

業務効率の最大化を実現するDX推進術:ARISが導くオペレーショナル・エクセレンス

龍澤 昭悟 氏

ソフトウェア・エー・ジー株式会社

ARIS プリセールス

シニアソリューションアーキテクト

龍澤 昭悟

講演概要

あらゆる業種と地域でグローバル化、DXが求められる現在、不安定かつ複雑な市場に対応するためには、様々な課題へ対応し、変革を推進して組織の競争力を高めることが重要です。
DXの推進には効果的な手法、効率的な進め方を取るかどうかによって成果が変わります。当社が推奨するオペレーショナル・エクセレンスを生み出す9つの手法を、Software AGのBPMツール「ARIS」の特徴と活用を交えてご紹介します。

16:4017:20(40分)

K-3

ユーザー講演

デジタル時代に向けたサッポロビールのBPR─取り組みの概要と事例紹介

サッポロビール株式会社

改革推進部 BPR推進グループ アシスタントマネージャー

唐津 恵子

講演概要

2016年、サッポログループはグループ創業150周年となる2026年までに進むべき方向性として、スピードを持って経営改革と事業成長に取り組むことを示したビジョンを策定しました。その中でグループを横断的に構造改革・コスト改革に取り組むミッションを持って生まれたのが「改革推進部」です。本講演では、サッポロビール 改革推進部 BPR推進グループ アシスタントマネージャーの唐津恵子氏が登壇。同社が取り組む、全社DX推進に向けた土台としてのBPRを、これまでどのように取り組み、また今後どう繋げていくか、その活動の経緯と事例を今後の方向性も交えて紹介します。

講師プロフィール
講師プロフィール

K-3 ユーザー講演「デジタル時代に向けたサッポロビールのBPR─取り組みの概要と事例紹介」

唐津 恵子
唐津 恵子

サッポロビール株式会社
改革推進部 BPR推進グループ アシスタントマネージャー

2011年にサッポロビール株式会社入社(中途採用)。約3年、近畿圏にて家庭用営業を担当。産休・育休を経て、2015年復職後、本社お客様センターにて約7年、コールセンター業務に従事。消費者対応、バックオフィス業務を担当し、2021年に改革推進部に異動。現在は社内BPRプロジェクトの推進やDX推進業務に携わっている。