注目・必聴のセッション
- AIエージェントの可能性と
IT部門に求められる自己変革
舘野 真人
アイ・ティ・アール - 生成AIで切り拓く
「AI産業革命」を見据えた
DXビジョンの実現
上田 晃穂
関西電力 - 現場発→全社展開のダイハツ流で
臨むAIの本格活用、
その要に人材育成
太古 無限
ダイハツ工業
AIエージェント、RAG、業務システム連携、
AIガバナンス......生成AIの業務活用は「情シスの本領」
“PoC止まり”を脱し、全社で成果を得るためになすべきことは?
生成AIが注目の先端技術という段階を超えて、企業・組織のビジネス変革に資するキーテクノロジーと目されるようになりました。業種・規模を問わず、多くの企業で自社でどう活用し、成果を創出するかの議論・検討が進んでいます。
一方で、国内企業の生成AIの導入率は現状25.8%程度にとどまり(矢野経済研究所、2025年4月発表)、二の足を踏む企業もまだ多く見受けます。利用を始めた企業からは、「使うのは社員の2割程度」「ライセンス費用に成果が見合わない」「セキュリティ/コンプライアンスに懸念」「PoC止まり」など声が聞かれ、本格的な活用と定着への打ち手に苦慮している状況がうかがえます。
そんな中でここ1、2年、AI活用の本命的存在としてAIエージェントが急速な進展を続けています。これまで人間が行っていた定型業務や反復作業を自動化するだけでなく、より高度な判断や意思決定を自律的にサポートする“エージェンティックな業務遂行能力”に多大な期待が寄せられています。
ただし、AIエージェントが単なるツールを超えて本領を発揮するには、自社業務に特化した形での適切な導入・構築が前提となります。生成AIの業務活用で以前から取り組まれるRAG(検索拡張生成)や業務システム連携などと同様、企業競争力につながる高度な活用を推進できるのは、横串で組織全体のITインフラ、業務プロセス、データ管理に携わるIT部門にほかなりません。
本ウェビナーでは、IT部門が主導する、自組織における生成AI活用のレベルアップ(適用対象の拡大や施策の高度化)にフォーカスして、大元の戦略・方針から計画策定、製品選定、活用深化のロードマップまで、IT部門の責任者・担当者がなすべきアクションを深掘りで考察します。
株式会社インプレス
IT Leaders編集部/編集長
河原 潤
開催概要
イベント名
AIエージェントの戦力化はIT部門の仕事
自社特化の生成AI活用基盤を築く
![]()
日時
2025年11月12日(水) 13:00~18:00
開催形式
ライブ配信ウェビナー
- ※Zoomウェビナーによる配信を行います
主催
参加対象
- ユーザー企業のCIO/CDO/IT部門長/システム・アプリケーション担当者、事業部門IT担当者
- ユーザー企業の導入運用を支援するSIer、コンサルティングファームなど
- ※誠に勝手ながら、上記参加対象以外のお客様、当社およびスポンサー各社との競合関係にあるお客様、会社名のない個人でお申し込みのお客様におかれては、業種・職種などを含めた当社の判断により、参加ご希望に沿えない場合がございます。あらかじめご了承ください。
受講料
無料(事前登録制)
お問い合わせ先
IT Leaders Tech Strategy LIVE 運営事務局
E-mail:itl-tech@event-entry.net
受付時間:10:00~18:00(土・日・祝日を除く)
タイムテーブル
※プログラムは予告なく変更となる場合があります。ご了承ください。
K-1
基調講演
AIエージェントの可能性とIT部門に求められる自己変革

株式会社アイ・ティ・アール
プリンシパル・アナリスト
舘野 真人
講演概要
生成AI技術を活用した自律型のAIエージェントは、過剰に喧伝されている面はあるものの、企業のビジネス環境に多大なインパクトをもたらす可能性を秘めた有望なテクノロジーです。また、この技術は、IT部門自身が、これからのAIネイティブ時代に対応できる組織となれるか否かを分ける試金石でもあります。本講演では、生成AIとAIエージェントの市場動向とその特性をあらためて整理するとともに、その戦略的な活用を進めるうえで求められるIT部門変革の道筋を提示します。
S-1
セッション1
本当に企業グレードで活用を進めるために、AIエージェント基盤が満たすべき要件とは?

株式会社セールスフォース・ジャパン
製品統括本部
プロダクトマネジメント&マーケティング本部
プロダクトマーケティングシニアマネージャー
前野 秀彰
講演概要
"AIエージェントをノーコードで簡単に作れる" だけでは、企業活用において十分とは言えません。信頼性やガバナンス、多様な業務部門のニーズに応えるAIエージェント活用領域の多様さや、既に行われているIT投資や技術進化を活かすためのオープン性など、IT部門が考えるべきことはたくさんあります。本セッションでは、1年以上にわたりAIエージェントを本格展開してきたセールスフォースから、企業グレードのAIエージェント基盤に求められる要素について、分かりやすくお伝えします。
S-2
セッション2
AIエージェントを支える推論向けインフラ設計とは?

シュナイダーエレクトリック株式会社
セキュアパワー事業部 事業開発本部
ビジネス ディベロップメント プロフェッショナル
菊池 直樹
講演概要
AIエージェントの継続稼働を支えるために、推論処理に最適化された高密度・高信頼なインフラ設計が求められています。本セッションでは、AI Ready インフラの設計思想と、生成AI活用を支えるインフラ戦略について解説します。
K-2
ユーザー講演
挑み続ける、関西電力。
─生成AIで切り拓く、AI産業革命を見据えたDXビジョンの実現

関西電力株式会社
理事 IT戦略室長
上田 晃穂
講演概要
関西電力では、2030年に到来が予想されるAI産業革命を見据え、「AIをフル活用し、AIを前提とした業務」への再構築を図るべく、DXビジョン・ロードマップを策定しました。各事業部門ではエネルギー業界のバリューチェーンにおけるデジタル変革を訴求し、オフィス業務では「AIエージェントと創る新たな働き方」を強化。また、DXを支える基盤として、DX人財、データマネジメント、AIガバナンス、組織風土において、DX人財戦略やデータマネジメント通達、AI開発・利用ガイドライン策定と心理的安全性の向上によりDXの実効性を図っています。2025年度の単年DX効果は293億円、IRRは8.3%と順調に成果を上げる見通しで、今後も生成AIフル活用でDXを加速し、圧倒的な競争優位の確立と持続的成長に取り組みます。
S-3
セッション3
IT部門発 生成AIの活用による従業員エンゲージメントとは

Ridgelinez株式会社
Technology Group
上席執行役員 Partner
岩本 昌己
講演概要
従業員エンゲージメントの維持、向上に向けては、経営者などトップ層から絶え間ないメッセージを送り続けることが重要ですが、多くの経営課題の解決など多忙を極めるトップ層にとってハードルが高いことも事実です。本セッションでは、IT部門が主導し、トップ層のAIエージェントが常にメッセージを発信し続け、従業員エンゲージメントを維持、向上する様子をデモを交えてご覧いただきます。
S-4
セッション4
企業におけるエージェンティックAIの未来:SAS Viyaが実現する信頼性・説明可能性・人間との協調

SAS Institute Japan株式会社
カスタマーアドバイザリー事業本部
事業本部長
諏訪 達也
講演概要
企業の業務効率化や意思決定支援にAIの活用が進む中、従来のLLM(大規模言語モデル)では、企業特有のデータや業務ルールに対応できず、業務課題を解決するには限界があります。本セッションでは、SASが提唱するエージェンティックAIの概念と、それを支えるプラットフォームであるSAS Viyaによって、どのように企業が信頼性・説明可能性・ガバナンスを備えたAIエージェントを構築・運用できるのかをご紹介します。
K-3
ユーザー講演
現場発→全社展開のダイハツ流で臨むAIの本格活用、その要に人材育成の戦略と実践

ダイハツ工業株式会社
デジタル変革グループ長
兼 東京LABO・シニアデータサイエンティスト DX戦略担当・経営学修士
太古 無限
講演概要
現場の3人で始めた「仲間を増やし、テーマを集め、事例を作る」活動が、今では全社の「デジタル人材1000人」プロジェクトに──今、ダイハツ工業が製造DXやデータ活用と共に注力するのが、進化著しいAIの本格活用です。取り組みの基底には、早期から進めてきた人材育成・教育があります。例えば、工場の現場社員が自らの業務課題をAIで解決する「2カ月間のAI研修」では、AI物体検知システムを5万円で内製するなど、技術革新とコスト削減、マインドチェンジを同時に果たしています。本セッションでは、ダイハツが実践する現場主導型のAIへの取り組みと、そのカギを握る人材育成の戦略・アクションを紹介します。




