進化するIoT、深化する脅威
激変する事業環境で勝ち抜くためのサイバーフィジカルセキュリティ最前線を展望する
「IoTセキュリティフォーラム」はIoT(Internet of Things)の実用化が叫ばれ始めた2015年9月に初回が実施されました。横浜国立大学先端科学高等研究院と民間企業群が協力し、IoT技術の飛躍的な進歩に伴い複雑化するサイバーフィジカルセキュリティ脅威に関する様々な事例や最新技術、関連制度の動向などを共有し、セキュアで健全なIoT社会の実現を目指す産学官連携のフォーラムとして定着しております。
社会の様相や技術動向は本フォーラム開始初期の状況から大きく変化してまいりました。技術環境の変化の面では、ソフトウェア・ハードウェア・通信技術・そして量子情報技術が継続的に発展を続け、更には高度な生成AI技術の急速の立ちあがりもきっかけとなり、IoTで収集したデータを分析し利活用するという方法はもはや常識となり、あらゆる産業においてその導入が加速しています。AI技術の急速な進展に加え、暗号解析に資する能力を有する量子コンピュータ(CRQC)の出現に備えた耐量子計算機暗号技術(PQC)の標準化や導入に向けた動きも目が離せません。足元では、サプライチェーンセキュリティの課題が重みを増しています。各国の政策面においても、「米国大統領令」、「欧州サイバーレジリエンス法(EU Cyber Resilience Act:CRA)」への対応、わが国の「経済安全保障重要技術育成プログラムK Program」におけるセキュリティ関連技術の研究開発成果の活用促進や、「IoT製品に対するセキュリティ適合性評価制度構築方針」に基づいて構築された「セキュリティ要件適合評価及びラベリング制度(JC-STAR)」の開始など、IoTに関わる各企業がビジネスを持続的に成長させる上で、信用を得るために適切な対応が求められる課題が沢山生じています。これは大きな好機であるとも捉えられます。
フィジカル世界とデジタル世界が緊密に連携されたサイバーフィジカルシステム(CPS)の利便性を最大限に活用する社会を構築していく上で、サイバーフィジカルセキュリティに係るリスクに対する適切な知識を獲得し対策を充実させていくことは、「信用」を得るために組織全体で取り組むべき「投資」だと考えられます。
本フォーラムは、これらのポイントを、経営者、開発者、システム構築者、サービス提供者、利用者などのあらゆる関係者の皆様に改めてご認識いただく機会となり、皆様の活動やビジネス発展の一助となりますことを期待しております。
ご参加を心よりお待ち申し上げます。
注目セッション
- 横浜国立大学 先端科学高等研究院
上席特別教授/ - 国立研究開発法人 産業技術総合研究所
フェロー - 松本 勉

~制度設計・運営、IoT機器製造販売・調達、適合性検証/評価、ラベル発行/認証の観点からセキュリティラベリング制度を展望~
- 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
- セキュリティセンター
- フェロー/技術評価部 部長
- 神田 雅透 氏

- NECプラットフォームズ株式会社
- セキュリティ・IT統括部
- 統括部長
- 澤田 利幸 氏

- 横浜市
- デジタル統括本部
- CIO補佐監
- 福田 次郎 氏

- 株式会社ECSEC Laboratory
- 評価センター
- 取締役
- 川岸 敏之 氏

- PwCコンサルティング合同会社
- テクノロジーコンサルティング
- ディレクター
- 奥山 謙 氏

- 横浜国立大学 先端科学高等研究院
上席特別教授/ - 国立研究開発法人 産業技術総合研究所
フェロー - 松本 勉

- 株式会社アルゴグラフィックス
- ALMビジネス推進統括部
- チーフ・テクニカル・アーキテクト
- 益 啓純 氏

- ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社
- イメージングシステム事業部
- シニアエンジニア
- 馬原 久美子 氏

- 株式会社東芝
- 総合研究所 AIデジタルR&Dセンター
セキュリティ基盤研究部 - シニアマネージャー
- 川端 健 氏

- 株式会社日立製作所
- 研究開発グループ
- 主任研究員
- 甲斐 賢 氏

- 三菱重工業株式会社
- 安西 史圭 氏

- ロボット革命・産業IoTイニシアティブ協議会
- 産業セキュリティアクショングループ
- 委員
- 古川 文路 氏

横浜国立大学 先端科学高等研究院とは
横浜国立大学 先端科学高等研究院は、“リスク共生”の理念に基づいて、安全・安心で持続可能な活力ある社会をグローバルに実現するために2014年に設立されました。
ITの進歩の一歩先を行くサイバーセキュリティ技術、光・量子を応用した次世代のデバイス技術により、安全・安心なリスク共生社会を実現する最先端研究の推進や開発技術の社会実装に取り組んでいます。

- 横浜国立大学 先端科学高等研究院
- Webサイト:https://ias.ynu.ac.jp/
講演&オンライン展示への協賛募集について
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本フォーラム内で講演やソリューションの展示をいただけるご協賛企業・団体を募集しております。
ご希望・ご検討の方は下記の事務局までお問い合わせください。
協賛プログラムに関する詳細資料やお申込書等をご案内いたします。「IoTセキュリティフォーラム」事務局
E-mail:iotsecurity-forum@impress.co.jp
受付時間 10:00〜18:00(土・日・祝を除く)
開催概要
イベント名 |
第10回 IoTセキュリティフォーラム 2025
(横浜国立大学先端科学高等研究院シンポジウム・シリーズ第67回) ~テクノロジーに信用を実装し新たな競争力を生みだす時代へ~
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開催日程 | リアル&オンライン講演会:2025年9月3日(水)-4日(木) オンライン展示会:2025年8月25日(月)~9月26日(金) |
開催方式 | ハイブリッド開催(リアル会場&オンライン配信) |
リアル会場 | KABUTO ONE HALL & CONFERENCE (東京都中央区日本橋兜町7番1号) GoogleMap |
参加料 | 無料 |
参加方法 |
事前登録制
※リアル会場でのご参加は席数の限りがあるため招待制といたします。オンライン視聴に関しては制限無くご参加いただけます。リアル参加をご希望の方にはお申込み受領後1週間以内に順次メールにてご案内可否をご連絡いたします。
※残念ながらリアル会場での参加はご招待できない場合でも、オンラインでのご参加は可能です。 |
参加対象 | IoT機器の企画・設計/デザイン/生産などに関わる責任者や開発者、IoT機器の運用/導入に関わる責任者・担当者、IoT機器を活用した業務やサービス提供の責任者や開発者、現場のネットワーク管理者、研究開発部門、事業企画部門、情報セキュリティ管理部門、企業の経営層、経営管理部門、総務・法務部門、CSIRT(Computer Security Incident Response Team/シーサート)、PSIRT (Product Security Incident Response Team/プロダクトサート)、CIO/CISO/CSO、大学・研究機関、省庁・自治体管理部門 |
主催 | 横浜国立大学 先端科学高等研究院 |
企画 | 「IoTセキュリティフォーラム」プログラム委員会 |
後援 |
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事務局 | 株式会社インプレス |
お問い合わせ先 | 「IoTセキュリティフォーラム」事務局 E-mail:iotsecurity-forum@impress.co.jp 受付時間 10:00~18:00(土・日・祝を除く) ※8/13-15は夏期休暇となります |
プログラム委員会
委員長 |
松本 勉
横浜国立大学 先端科学高等研究院 上席特別教授
および 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 フェロー ![]() |
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副委員長 |
吉岡 克成
横浜国立大学 大学院環境情報研究院
および先端科学高等研究院 教授 ![]() |
委員 |
井上 大介
国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT) サイバーセキュリティ研究所 研究所長
サイバーセキュリティネクサス ネクサス長 ![]() |
池田 誠
東京大学 大学院工学系研究科附属システムデザイン研究センター 教授
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松尾 正克
デロイト トーマツ サイバー合同会社
サイバーアドバイザリー マネージングディレクター ![]() |
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木下 和紀エドワルド
株式会社日本HP ワークフォースソリューション事業本部
ソリューションアーキテクト・セキュリティエバンジェリスト ![]() |
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扇 健一
株式会社日立ソリューションズ セキュリティソリューション事業部 企画本部
シニアセキュリティエバンジェリスト OTセキュリティ推進センタ センタ長 早稲田大学グローバルエデュケーションセンター 非常勤講師 ![]() |
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奥山 謙
PwCコンサルティング合同会社 テクノロジーコンサルティング ディレクター
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松岡 正人
ブラック・ダック・ソフトウェア合同会社
シニアテクニカルマーケティングマネージャー ![]() |
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長谷川 聡
株式会社ユビキタスAI 代表取締役社長
一般社団法人セキュアIoTプラットフォーム協議会 理事 国立大学法人 九州工業大学 客員教授 ![]() |