欧州から製造DXについての実践者・有識者が多数登壇!

シュテファン・クルーグ(Dr. Stefan Krug)氏(博士)
独シーメンス
シュテファン・
クルーグ博士
ダニエル・ラポ 氏
ボルボ・カーズ
ダニエル・ラポ
王 樹華 氏
FOXCONN TECHNOLOGY GROUP
王 樹華
ティム・マルソ 氏
米AGCO(アグコ)
ティム・マルソ
柴田 康徳 氏
株式会社SUBARU
柴田 康徳
山口 収 氏
JFEスチール株式会社
山口 収
中澤 剛太 氏
株式会社バルカー
中澤 剛太

本配信は、2025年3月11日(火)−12日(水)に配信した講演に加えて
新たに独シーメンス、スウェーデンのボルボ・カーズの特別講演を加えた期間限定のオンデマンド配信です

製造業を強くするDXの実践と事例。
持続的成長のためのシナリオ

製造業では、AI(人工知能)や生成AI、ロボットをはじめとしたデジタル技術の活用が本格化しつつあります。少子高齢化による労働人口の減少や、それに伴う深刻な人手不足、ベテラン層の退職に伴う技能継承などの課題に加え、ソフトウェアによる付加価値創出や、サプライチェーンの強靱化、地球温暖化対策としてのCO2排出量の削減など、避けて通れない重要テーマが山積しているためです。これらの解決策として、AIや生成AIの活用、デジタルツインの構築とシミュレーション、製品の開発から生産、販売、アフターサービスまでのデータ連携などが製造業の競争力を左右する重要な要素になりました。

本イベントでは、デジタル技術を活用するDX(デジタルトランスフォーメーション)への取り組みにおいて、国内外の先行事例を中心に、製造業が直面する複雑な課題をどう捉え、どのように対応していけば良いのかなど、具体的な実践内容をお伝えします。変化の激しい製造業における競争力を維持・拡大するための知見を、DX推進担当者をはじめとする皆さまと共有することが、日本の製造業におけるDXを後押しになると考えます。

2025年3月11日(火)−12日(水)に配信した「Industrial Transformation Day 2025」には多くの方にご参加頂きました。オンデマンド配信のご要望を多くの方よりいただき、その声にお答えし、事例講演の一部と新たに独シーメンス、スウェーデンのボルボ・カーズの特別講演を加えた期間限定のオンデマンド配信を実施いたします。ぜひ多くの方にご覧いただけましたら幸いです。

オンデマンド講演一覧

講演は全て日本語同時通訳でも聴講いただけます

オンデマンド配信限定講演

シュテファン・クルーグ(Dr. Stefan Krug)氏(博士)

デジタルトランスフォーメーションにより生産性が向上し、シーメンス自社工場への投資が可能に

シュテファン・クルーグ(Dr. Stefan Krug)博士

独シーメンス

グローバル製造モーションコントロール部門

責任者

講師プロフィール
講師プロフィール

デジタルトランスフォーメーションにより生産性が向上し、シーメンス自社工場への投資が可能に

シュテファン・クルーグ(Dr. Stefan Krug)博士
シュテファン・クルーグ(Dr. Stefan Krug)博士

独シーメンス
グローバル製造モーションコントロール部門
責任者

シュテファン・クルーグ博士は、20年にわたる製造の専門知識とTUM(ミュンヘン工科大学)での生産工学博士号を持ち、現在シーメンス・モーション・コントロールのグローバル戦略製造ネットワークを率いている。リーン生産、オートメーション、デジタル化及び、生産性とパフォーマンスの持続可能な改善を実現したキャリアを持つ。研究、コンサルタント、戦略的導入の職務を経て、あらゆる規模の組織でオペレーションを変革してきた。国際的な経験には、中国と米国での重要な業績が含まれ、特に中国南京のデジタル・ネイティブ・グリーンフィールド・シーメンス工場(SNC)の陣頭指揮を執った。そのリーダーシップは、シーメンスのグローバルな事業全体で卓越した製造を推進し続けている。

講演概要

シーメンスの工場におけるデジタルトランスフォーメーションは、グリーンフィールド(未開拓の領域)とブラウンフィールド(再開発の領域)の両方の施設において、スマート製造ソリューションの強力な効果を実証しています。包括的なデジタルツイン、IoTコネクティビティ、AI主導のアナリティクスを実装することで、シーメンスのテクノロジーは、運用効率の向上、予知保全、リアルタイムの最適化を可能にします。インダストリアル・メタバースに向けて前進する中で、これらのデジタル基盤は、製造システムの設計、運用、保守の方法に革命をもたらす没入型の協働環境を生み出し、インダストリー4.0の新たな基準を打ち立てます。

ダニエル・ラポ(Daniel Rapo)氏

3DEXPERIENCEの広範な評価と実施戦略の詳細な分析

ダニエル・ラポ(Daniel Rapo)

スウェーデンのボルボ・カーズ

機械エンジニアリングソリューション

エンジニアリングマネージャー 兼 PLMデジタル戦略責任者

講師プロフィール
講師プロフィール

3DEXPERIENCEの広範な評価と実施戦略の詳細な分析

ダニエル・ラポ(Daniel Rapo)氏

ダニエル・ラポ(Daniel Rapo)氏
スウェーデンのボルボ・カーズ
機械エンジニアリングソリューション
エンジニアリングマネージャー 兼 PLMデジタル戦略責任者

自動車業界において、ビジネス開発とリーダーシップを発揮し、IT分野で豊富な経験を有する戦略的リーダー。戦略的イニシアチブの推進、クロスファンクショナルチームの管理、複雑な変革のリーダーシップにおいて実績を有する。市場調査、財務分析、経営戦略の策定に関する専門知識を有し、経営層の意思決定を支援している。イノベーションの促進、継続的な改善、持続可能なビジネスソリューションの実現に情熱を注いでいる。デジタル化とテクノロジーのトレンドを企業戦略と整合させ、効率性とビジネスアジリティの向上を実現する能力に長けている。

講演概要

本セッションでは、ボルボ・カーズにおける製造業向けクラウド「3DEXPERIENCEプラットフォーム」の包括的な評価と、そのコア機能、メリット、および潜在的な課題について分析します。この評価では、3DXが、ボルボ・カーズのエンジニアリング部門における主要なビジネスプロセスにおいて、効率性、協業、品質、持続可能性、イノベーションをどのように向上させるかを探求します。バランスの取れた包括的な視点を提供することで、この評価は、ボルボ・カーズにおける3DXの採用と戦略的導入に関する意思決定を支援することを目的としています。

オンデマンド講演再放送(3/11-12に配信した講演のオンデマンド配信です)

王 樹華 氏

鴻海グループEMS製造の自動化・DX化・スマート化戦略

王 樹華

FOXCONN TECHNOLOGY GROUP(鴻海科技集団)

中央自動化技術センター

講師プロフィール
講師プロフィール

鴻海グループEMS製造の自動化・DX化・スマート化戦略

王 樹華 氏
王 樹華 氏

FOXCONN TECHNOLOGY GROUP(鴻海科技集団)
中央自動化技術センター

中国生まれ。1990年、日本の山梨大学に留学し、業界で最も普及しているスカラロボットの発明者である牧野 洋 教授の指導を受け、1996年に博士号を取得。その後、安川電機グループの安川情報システム株式会社に入社し、組み込みシステム開発のエンジニアとして勤務(1999年~2015年)。2015年6月にフォックスコングループ(鴻海)に入社。現在はフォックスコングループ中央自動化技術センターの技術長を務める。

講演概要

EMS(Electronics Manufacturing Services:電子機器の製造受託)製造業において、自動化、デジタル化、IoT+AIによる製造スマート化はモノづくり技術発展の必然的な傾向となります。本講演では、鴻海グループ(Foxconn Group)が近年、これらの先進技術でEMS製造業のレベルを向上してきた戦略、方法、経験および成果を紹介します。

ティム・マルソ(Tim Mulso)氏

AGCOのサービス確立に向けたデジタルスレッド ジャーニー

ティム・マルソ(Tim Mulso)

米AGCO(アグコ)

AGCOパーツ

グローバルPLM - アフターセールスパーツ担当マネージャー

講師プロフィール
講師プロフィール

AGCOのサービス確立に向けたデジタルスレッド ジャーニー

ティム・マルソ(Tim Mulso)氏
ティム・マルソ(Tim Mulso)氏

米AGCO(アグコ)
AGCOパーツ
グローバルPLM - アフターセールスパーツ担当マネージャー

AGCOで10年間、製造エンジニアリング、新製品導入、アフターセールス・パーツ・サプライチェーンなどの職務を歴任。現在は、グローバルPLM - アフターセールスパーツ担当マネージャーとして、AGCOにおけるデジタルトレッドとデジタルツインを確立するためのPLM開発とビジネスプロセス定義の指導を担当している。

講演概要

世界第3位の農業機械メーカー米AGCOは、数多くの買収を経て成長し、多様なブランドと複合的なデータモデルを生み出しました。PLMを通じ、設計エンジニアリング、製造、アフターサービス部品、技術サービスまでの製品データを一貫するデジタルスレッドの確立をグローバルで目指しています。本講演ではそのジャーニーをたどり、AGCOのサービスを実現したEPLM(Extended PLM)の全容と、課題や成功事例を紹介します。

柴田 康徳 氏

プレス生産のデジタル革新とゲームエンジンの活用

柴田 康徳

株式会社SUBARU

モノづくり本部 車体生産技術部 車体企画課

講師プロフィール
講師プロフィール

プレス生産のデジタル革新とゲームエンジンの活用

柴田 康徳 氏
柴田 康徳 氏

株式会社SUBARU
モノづくり本部 車体生産技術部 車体企画課

1992年入社。金型製作現場の管理業務の後、金型設計のCAD/CAMシステム開発と運用に従事。金型設計データの3次元化を推進し、構造部自動加工や図面レス、搬送シミュレーション、スクラップ落下シミュレーション等のシステム開発、導入に携わってきた。2022,23,24年度SUBARUスペシャリスト認定。

講演概要

DXは、SUBARUが全社で取り組んでいる「モノづくり革新」と「価値づくり」のキーテクノロジーです。当社では、プレス製品の量産現場へデジタル技術を適用することで技術革新を起こし、DXへとつなげてきました。実際の生産現場とデジタルの世界には乖離があり、それを埋めることができた時に技術革新は起こります。本講演では、現場と一体となった取り組みや、発想の転換を元に展開したゲームエンジンの活用事例について紹介します。

山口 収 氏

JFEスチールのDX戦略とDX事例、人材育成戦略

山口 収

JFEスチール株式会社

DX戦略本部DX企画部

グループリーダー

講師プロフィール
講師プロフィール

JFEスチールのDX戦略とDX事例、人材育成戦略

山口 収 氏
山口 収 氏

JFEスチール株式会社
DX戦略本部DX企画部
グループリーダー

1992年  NKK入社、計測制御研究部
2003年  川崎製鉄と合併し、JFEスチールに統合
2015年  研究企画部
2017年  計測制御研究部
2019年  サイバーフィジカルシステム研究開発部
2023年  本社 データサイエンスプロジェクト部
       DS技術をより広めるためのサポート、研究開発フォロー,人材育成等
2024年~ 本社 DX戦略本部 DX企画部

講演概要

JFEスチールにおけるDX戦略と24年4月のDX戦略本部設置の主旨、インテリジェント製鉄所実現に向けたサイバーフィジカルシステム(CPS)やロボティクスを活用した具体的なDX事例、DXを担うデータサイエンティストおよびデジタルデザイナー養成プログラムを中心とする育成システムを紹介します。

中澤 剛太 氏

老舗メーカーのソリューション企業への進化と国内製造業DXに向けたマクロ的提言

中澤 剛太

株式会社バルカー

取締役 副社長 CDO 兼 デジタル戦略本部長 兼 経営全般補佐 兼 リサイクルウエハー事業担当

講師プロフィール
講師プロフィール

老舗メーカーのソリューション企業への進化と国内製造業DXに向けたマクロ的提言

中澤 剛太 氏
中澤 剛太 氏

株式会社バルカー
取締役 副社長 CDO 兼 デジタル戦略本部長 兼 経営全般補佐 兼 リサイクルウエハー事業担当

8年間の財務省での勤務を経て(2年間の海外留学期間を含む)、日系コンサルティングファームに転職。その後、2016年より創業メンバーとしてフィンテックベンチャーの経営に携わる。ベンチャーでのイノベーション創出の経験を製造業に活かすべく2021年に㈱バルカーにチーフデジタルオフィサーとして入社。

講演概要

4年前、エンジニア0人だった老舗製造メーカーが、ソリューション企業へ進化を遂げました。当社では現在、4つの大きなソリューションを展開し、2024年に日本DX大賞を受賞しています。本講演では、既存事業と新たな取り組みからシナジー(相乗効果)をどう生み出しているか、これまで多くのチャレンジをどう乗り越えてきたか。4年間の歩みを解説します。また、私自身がフィンテックを創業・経営してきた経験に照らし、企業がDXを進めるために、また製造業全体がDXを達成するためには、何が必要となるかを考えます。

開催概要

イベント名

Industrial Transformation Day 2025 オンデマンド

~AI協働時代の製造DXの次なる打ち手~

日時

2025年6月16日(月)11:00~7月15日(火)17:00

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開催形式

オンデマンド配信

主催

株式会社インプレス DIGITAL X

株式会社インプレス DIGITAL X(デジタルクロス)

参加対象

製造業のDXを推進している方、事業変革を担っている方、経営者層、経営企画部門、事業部門、DX推進担当システム部門などの責任者・マネジャーなど

受講料

視聴無料(登録制)

お問い合わせ先

DIGITAL X イベント 運営事務局
E-mail:dxday@event-entry.net
受付時間:10:00~18:00(土・日・祝日を除く)

参加登録する(視聴無料)